ビジネスゲーム「The 財務諸表」体験会

ビジネスゲーム「The 財務諸表」は、管理職(マネージャー)や財務知識を学ぶフェーズにある社員の財務研修に適したビジネスゲームです。

財務諸表を読み解く力の構成要素となる「コストとリターンの視点」「B/SとP/Lの関連性」「分析力」を身に付ける機会を提供します。

※本ページ下部の「体験会の開催概要​」に遷移します。

プロジェクトデザインについて

プロジェクトデザインは、人と組織・社会の課題をビジネスゲームで解決する会社です。

ビジネスゲームとは、現実世界(ビジネスや社会)の仕組みをゲームロジックに組み込むことで、現実の出来事をシミュレーションする研修ツールです。

2010年の創業以来、私たちの開発するビジネスゲームは200種類を超え、ビジネスゲームを活用した研修は企業・官公庁・学校などの様々な組織で実施されています(20カ国・20万人以上がビジネスゲームを体験されています)。

ビジネスゲームを活用した研修は、様々な組織で実施されています

ここからは、具体的にビジネスゲームを研修に活用すると、一般的な研修と違ってどのような研修を実現できるのかについてご説明します。

盛り上がる研修。

ビジネスゲームはチーム戦で実施します(数十名の研修受講者が一堂に会し、数名単位のチームに分かれて競い合います)。

誰でも楽しく取り組むことができるゲームというフォーマットに、チーム戦という要素が加わることで、研修の場は大きく盛り上がります。

事実、ビジネスゲームの中でチームメンバー同士が協力し合いながら勝利を目指す過程においては、まるで小学校の運動会のような白熱した盛り上がりを見せます。

そして、この盛り上がりがチームの一体感を生み出し、チームビルディングや関係構築に大きく作用します(研修受講者同士の距離を縮め、結束を強めます)。

ビジネスゲームを活用した研修の様子

“その人らしさ” が見える研修。

研修の場が盛り上がるということは、一人ひとりが研修を楽しんでいる証拠です。そして、人は誰しも、楽しいことに取り組んでいる時に “その人らしさ(本来の性格や強み)” が表出します。

「いつもは厳しい顔をして仕事をしていて近寄りがたいあの人にも、こんなチャーミングな一面があったんだ(これまでは相談しづらかったけど、今度話しかけてみようかな)」。

「部下のAさんには、寡黙でコツコツ指示された仕事に取り組むイメージをもっていたけれど、実は、主体的に動けるタイプだったんだな(今後はもっと仕事を任せるように接してみよう)」。

このように、ビジネスゲームでは普段の業務では知ることのできない上司や部下、同僚の内面を見える化することで業務におけるコミュニケーションを改善する機会にもご活用いただけます。

ゲームが盛り上がる中で、その人らしさが引き出されていきます。

学びになる研修。

「確かに、ゲームは盛り上がるかもしれないし、コミュニケーション改善に繋がるかもしれないけれど、学びを得づらいから研修には使いづらい」。

ゲーム型研修に対して、このように考えていらっしゃる方は少なくありませんが、私たちプロジェクトデザインのビジネスゲームでは、きちんと学びを得られるような工夫が施されています。

その工夫とは “ビジネス構造の再現” です。

ビジネスゲームでは、全ての研修受講者の考えや行動が相互に影響し合う中で、結果が変化します。それはステークホルダー(競合他社や顧客、取引先など)の思惑や動きが相互に影響し合うビジネスの構造そのものです。

ゆえに、ビジネスゲームの中で良い結果を導くために必要なことは、

  • 戦略や戦術を考えること
  • 周囲と情報共有をすること
  • 提案や交渉を行うこと
  • リーダーシップを発揮すること
  • リスクを取ること

など、まさに現実世界のビジネスと同様です。だからこそ、誰もがリアルの自分(普段の仕事をしている時の思考や行動の癖)をゲームの世界に投影します。

  • 根回しが得意な人は、積極的に他チームとのコミュニケーションを取る
  • 頭脳タイプの人は、状況分析や計画にじっくりと時間をかける
  • 行動タイプの人は、とにかく自分が動くことで何とかしようとする

このように、リアルの自分の状態でゲームに取り組むことで、ゲーム中にできたこと・できなかったことにリアリティを感じ、 ゲームの世界の学びを現実世界の学びとして自然と受け入れやすくなります 。

学習意欲が高まる研修。

現実世界のビジネスにおいて、活動の結果を得るには時間も労力もかかるものですが、ビジネスゲームでは短時間で結果(成功や失敗)が判明します。

ビジネスゲームの中で一生懸命に考え、行動した結果、成功することもあれば失敗することもありますが成否は重要ではありません。大切なことは、結果から自分のレベル(何ができて、何ができなかったのか)を認識できるということです。

自分の頭の中では既知のこと(すでに知っていること)でも、いざ実践してみると、想像以上にできない自分に気付くものです。

この自己認知が研修受講者本人の学習意欲を引き出し、研修後の自己学習・スキルアップに取り組む意欲が高まると同時に、日々の業務に取り組む態度や行動が変容していきます。

日常の業務に忙殺される中で自己学習の機会をつくれずに、自身のビジネス知識やスキルの自己認知が歪みがちな(知っている・できるという思いこみがある)ビジネスパーソンに、ビジネスゲームはお勧めです。

行動を変える研修。

ビジネスゲームでは、自分のレベルの自己認知を促す以外に、行動を変容させるためのアプローチとして、ゲーム実施後に、メンタルモデル(自身の行動の前提となる価値観や考え方)を発見するワークを実施します。

ゲーム終了後の順位や売上利益等の【結果】をもとに、研修受講者のゲーム中の【行動】を振り返りながら【メンタルモデル】を発見します。

また、プロジェクトデザインの開発するビジネスゲームは “ある仕掛け” が施されています。

それは、ゲーム体験を通じて「自分の行動が小さな波紋を生み出し、波紋が重なり合い、やがて周囲を巻き込み変化を促す大きな渦となる感覚」を掴む機会を得られるという仕掛けです。

実際に、どのビジネスゲームにおいても、一人の行動が起点となって、その行動が周囲に影響を与え、状況が変化するように(ビジネスゲームを体験する研修受講者一人ひとりの小さな行動が結果に影響を及ぼすように)ゲームがつくられています。

つまり、ビジネスゲームを活用した研修を実施することで、多くの人が自分が行動することの意味や意義を実感することができるようになる。このエンパワーメント(自分は無力ではなくて周囲に影響を及ぼすことができるという意識の獲得)が人の行動を変える大きな力になります。

業務への橋渡しをする研修。

人が何かを学習する際には4つの学習スタイルがあり、人によって学びの効果が高い学習スタイルは異なると言われています。

  1. 講義:講義を通じて座学で学ぶ(知識を得る)
  2. 議論・対話:他の人との対話の中で学ぶ(発見や気づきを得る)
  3. 観察:他の人がどうやっているかを観察して学ぶ(真似る)
  4. 行動:自分が実際にやってみて学ぶ(経験する)

一般的な研修においては、

  • 知識習得型の研修は「講義」
  • ワークショップでは「議論・対話」
  • 営業のロープレ研修は「観察」と「行動」

といった具合に、学習スタイルが固定的(1つか2つの学習スタイルの組み合わせ)ですが、プロジェクトデザインのビジネスゲームを活用した研修では、

  1. 行動:ビジネスゲームを体験する
  2. 観察:ビジネスゲームを体験する&ビジネスゲーム体験を振り返る
  3. 議論・対話:ビジネスゲーム体験をチームで振り返る
  4. 講義:ビジネスゲームの学びを業務に活かすための知識を得る

という順番で4つの学習スタイルを組み合わせています。

ビジネスゲームという【経験】をした後に、振り返りの場で【省察】と【概念化】を行うことで【実践(業務)】への橋渡しを行う。

この一連の流れは、デービット・コルブの「経験学習モデル」そのものです。

ここまでは、ビジネスゲームを研修に活用すると、どのような研修を実現できるのかについてご説明してきました。

ここからはビジネスゲーム「The 財務諸表」についてご紹介します。

ビジネスゲーム「The 財務諸表」

ビジネスゲーム「The 財務諸表」では、研修受講者がカフェの経営者として3~6人のチームを組み、お客様に支持されるお店を2年間で作ることをゴールに掲げながら、他店舗との業績を競い合います。

ゲームは立地・什器・内装・外装などの設備、提供するメニューのタイプ(価格帯)、店舗コンセプトを決めてカフェをオープンするところから始まります。その後、広告キャンペーンや接客指導などの打ち手を通じてカフェの経営に取り組んでいきます。

全ての打ち手は効果が上がる一方でコストがかかるトレードオフの関係にある中、競合する他店の状況を踏まえながら自社のコンセプトに最適な打ち手を選ぶことで、利益を上げていく必要があります。

また、打ち手の意思決定はKKD(経験・勘・度胸)で行うのではなく、B/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)の数字を分析し、会社の課題に気付き、合理的で素早い意思決定に繋げることが問われます。

このように、カフェ経営という現実世界のシチュエーションをゲームの世界の中で体験することで、財務知識のインプットや実践練習を積むことが可能になります。

学びのコンセプト

ビジネスゲーム「The 財務諸表」は財務諸表を読み解く力を養うことを目的としており、具体的には次の3つの学びを得ることができます。

1つ目はコストとリターンの視点

経営の利益創出の観点では最小の投下コストに対して最大のリターン(売上)を狙う費用対効果が求められます。「The 財務諸表」を通して、このコストとリターンの視点を身に付けることができ、財務状況の変化を見越した経営計画に繋げます。

2つ目はB/SとP/Lの関連性

財務諸表の要素であるB/SとP/Lは別個のものでなく相互に関連しています。「The 財務諸表」では減価償却・在庫の資産計上・黒字倒産など、B/SとP/Lを繋がりを直感的に学ぶことができます。

3つ目は分析力

会社の経営戦略はB/Sに結果として表れます。例えば、店舗内外の設備・什器で儲けているパターンと在庫や品質・サービスで儲けているパターンとでB/Sの構造は全く違ったものになります。「The 財務諸表」では、自社や競合企業のB/Sから、その会社の戦略や強みを分析・考察できるようになるポイントをお伝えします。

体験会ファシリテーター紹介

岡安 裕一

埼玉大学工学部卒業。大学卒業後IT企業に就職。SEとしてシステム開発を経験し、営業職としてITコンサルティング企業へ転職。管理会計システムをはじめとしたデータ活用システムの導入に携わり、財務/非財務指標の見える化の仕組みについての経験を積む。その後、教育系ベンチャー企業に転職し、インターネットを通じた資格取得のための講座開発やマーケティングを担当。2015年中小企業診断士登録。現在は、研修講師・研修コンテンツ開発・企業向けのデータ活用やマーケティング活動の支援など、幅広く活動中。

体験会の開催概要​

開催日時
2023年 3月 10日(金)13:30~16:30

開催形式
オンライン開催(Zoomを使用) ※当日の参加用URLは申込後にお送りします

  • Web会議ツール「Zoom」はこちらから事前にダウンロードをお願いします
  • 本ゲームはインターネットブラウザを利用しますが、企業様のVPN環境やセキュリティの設定によってはシステムに接続できない場合があります。ゲームシステムに接続できるか、接続テスト用URL(こちら)から事前確認をお願いします。

<接続テストに関するお願い>

    • InternetExplorerからは接続いただけません
    • 体験会当日と同環境(PC環境とインターネット環境)にてご参加ください
    • 接続不可の場合はお申込みフォームにてお知らせください

<ご準備いただきたい環境とお持ち物>

  • PCからの参加を推奨します(スマートフォンの使用は非推奨です)
  • ブラウザは、OSがWindowsの場合は「Edge、Chrome、FireFox」、OSがMacの場合は「Safari、Chrome」の中から最新バージョンの準備をお願いします
  • WEBカメラ・マイク・イヤホンのご準備をお願いします

定員
24名

プログラム内容
・ビジネスゲーム体験
・質疑応答

※当日はゲーム体験からスタートします。事前の接続確認は必ず実施いただけますようお願いいします。また、開始時間に遅れた場合、ご参加いただけないことがございますこと予めご了承ください。

料金(参加費)
無料

申込方法
下記フォームからお申込みください。

※お申込み締切日 2023年3月 9日(木)9時

Official Site

公式サイト

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