社内イベントで盛り上がるゲーム特集

  • 会社全体の戦略や方針・事業の進捗を共有する全社会議
  • スキルアップやノウハウ共有のための社内研修・ワークショップ
  • 慰労目的で行う交流イベント(忘年会や新年会)
  • チームビルディングを意図するレクリエーション企画
  • 複合的な目的のもとに行われる宿泊イベント(合宿)

どのような社内イベントにおいても、企画する側はイベント参加者の一体感を高め、実り多い場にしたいと願い、イベントを盛り上げるための企画づくりに向き合っているものです。

そこで、本稿では「社内イベントで盛り上がるゲーム特集」と題して、社内イベントが盛り上がるゲーム・社内イベントで関係構築を図れるゲームをご紹介します。

社内イベントを成功させるコツについてもお伝えしますので、是非、最後までご覧ください。

Contents(目次)

社内イベントで盛り上がるゲーム

ルールが簡単(誰でも取り組めるもの)で、楽しみやすい(自然と笑顔が生まれやすい)ゲームをご紹介します。

<盛り上がるゲームのメリット>

  • 場の雰囲気を和らげ、参加者の緊張をほぐす
  • 自己紹介のネタになる(話すテーマ・内容を決めやすくなる)
  • 軽く体を動かすことでリラックス・リフレッシュできる

箱の中身はなんでしょう?

箱の中身はなんでしょう?とは、中身が見えない箱に手を入れ、感触だけで何が入っているかを当てるゲームです。チーム戦なので、相手チームの番に「そこを触ると痛いよ」「動くから気を付けて!」など不安を煽るようなコメントをすると、さらに盛り上がります。

基本情報

  • 実施形態  :対面
  • 準備するもの:大きめの箱、箱の入れるお題のグッズ(※)
  • プレイ人数 :4~20人(1チーム2~10人)
  • プレイ時間 :15~30分

※大きめの箱は、手を入れるための穴を開けます。そして、他の人から箱の中身が見えるように一面を透明な状態にします

※箱の入れるお題のグッズ例:こんにゃく、スライム、ぬいぐるみ、ウィッグ、ブラシ、たわし、おもちゃなど

ルール/ゲームの進め方

1箱と中に入れるグッズを見えないように準備します
2参加者は、AチームとBチームの2つに分かれ、チーム内で回答者を数人(最大5人程度)決めます
3Aチームの回答者が後ろを向いている間に、Bチームが箱の中にお題となるグッズをセットします
4Aチームの回答者は箱の横からそっと手を中に入れ、中身を触ります
5Aチームのメンバーは、ヒントや答えを言ってはいけません(言った場合はマイナス1ポイントとなります)
6Bチームは、回答者を惑わすことを言っても構いません
7制限時間を1分です。Bチームがカウントします
8時間内に回答者が答えを言い、正解なら1ポイントが入ります。時間内に正解できなかった場合は0ポイントです
9Aチームの回答が終わったらポイントを数えます
10回答者をBチームに交替し、3~9番を繰り返します
11ポイントの多いチームの勝利となります

ワンポイントアドバイス

  • 手にくっつく・冷たい・チクチクしている・毛があるなど、変わった感触があると恐怖心が生まれたり、生き物だと勘違いしたりして盛り上がります(パーティーや懇親会にもお勧めなゲームです)
     
  • グッズにバリエーションや意外性を持たせようとする程、準備には手間がかかります。「箱の中身はなんでしょう?」で使ったグッズは、当てた人への景品としてプレゼントできるものだとなお良いです

Good&New

Good&New(グッドアンドニュー)とは、最近自分の身の周りで起きた、新しい・良い出来事を話すゲームです。道具が不要で手軽に行えるため、多くの企業で取り入れられており、互いの価値観や考え方を知るきっかけになります。

基本情報

  • 実施形態:集合研修/オンライン集合研修
  • 準備するもの:なし(※)
  • プレイ人数:3~30人(1チーム3~4人)
  • プレイ時間:10〜30分

※オンラインで実施する場合は、パソコンとオンラインコミュニケーションツール(ZoomやMiro)をご準備ください

ルール/ゲームの進め方

1参加者は、3~4人のチームに分かれます(チームは事前に決めておくか、その場で抽選で決めます)
21人ずつ、最近(できれば24時間以内に)身の周りで起きた、良かったこと(Good)や新しい発見(New)を1分以内で発表していきます
3話し終わったら、聞き手の人が全員で拍手を送ります

ワンポイントアドバイス

  • このゲームは、アメリカの教育学者ピーター・クライン氏が、チームの活性化のために開発したゲームです
     
  • 短い時間にも関わらず、趣味や性格、価値観などが分かる良い機会になります
     
  • 何度も繰り返し行うことで物事の良い面を見る習慣づけができ、ポジティブ思考に繋がります
     
  • 集合研修で行う場合、発表する人は手にトーキングオブジェクト(小さなボールやぬいぐるみなど)を持って話すのもおすすめです。手に何かを持つことでリラックスして話すことができます。また、話し終わったら次の人に渡すことで、互いに心が開きやすくなります

人狼ゲーム

人狼ゲームとは、村人に紛れ込んだ人狼を推理し、処刑することで村の平和を守るゲームです。人狼役は巧みに嘘をつき、見破られないように村人のふりをしながら、夜になると村人を襲います。村人は、会話の駆け引きで上手く生き残ることができるでしょうか?

基本情報

  • 実施形態  :集合研修/オンライン集合研修
  • 準備するもの:役割を決めるカード
  • プレイ人数 :3~100人(推奨人数は5~18人程度)
  • プレイ時間 :10〜30分

※オンラインで実施する場合は、パソコンとオンラインコミュニケーションツール(ZoomやMiro)をご準備ください

ルール/ゲームの進め方

ワンポイントアドバイス

  • 会話がメインです。嘘をつくのが苦手な人や平気な人、論理的に説明できる人、騙されやすい人など、性格が表れるため、盛り上がります
     
  • 「ワンナイト人狼」という、10分程度で簡単にできるバージョンもあります(参考

バースデーライン

バースデーラインとは、誕生日の早い人から1列に並ぶゲームです。並ぶ順番を決める際に、会話や筆談はできません。使えるのはジェスチャーのみ。あなたのチームは正しい順番で並ぶことができるでしょうか?

基本情報

  • 実施形態  :集合研修
  • 準備するもの:なし
  • プレイ人数 :15~30人(1チーム5~10人目安)
  • プレイ時間 :10~15分

ルール/ゲームの進め方

1参加者は、5~10人のチームに分かれます(チームは事前に決めておくか、その場で抽選で決めます)
2ゲームの進行役が「1月1日が先頭で12月31日が最後尾となるよう、誕生日順に一列に並ぶこと」を共有します
3制限時間は5~10分間です
4ゲームの参加者全員が立ち、チームで円になります
5チームごとにジェスチャーで相談しながら、誕生日順に並びます
6ゲーム参加者は会話や筆談をしてはいけません
7制限時間になったら、ゲームの進行役が各チームの先頭の人から順に口頭で誕生日を聞いていき、答え合わせをします
8複数チームで行う場合は、正しい順番で最も早く並べたチームが優勝です

ワンポイントアドバイス

  • 1チームでなく、複数チームで競争すると盛り上がります

  • 道具が不要なので気軽にゲームを実施できる点や、軽く体を動かすことでリラックス・リフレッシュできる点も魅力です

  • 全員が自分の誕生日をほかの人にジェスチャーで伝えなければならないので、みんなが平等に参加できるメリットもあります

社内イベントで関係構築を図れるゲーム

参加者同士の交流要素が強く、互いをよく知ることができるゲームをご紹介します。

<グループワークで関係構築を図れるゲームのメリット>

  • 親睦を深め、仲良くなれる
  • コミュニケーションが円滑になる
  • 相互理解し、信頼関係を築ける
  • 既にある関係性を深められる

バケットリスト

バケットリストとは、死ぬまでにやりたいこと・人生で叶えたい夢のリストのことです。普段、どんなに長時間一緒に仕事をしていても、互いに人生でどんな願望や夢、目標を持っているのかを話し合う機会はそう多くありません。オフサイトミーティングという、業務から離れた場所だからこそ、自己開示し、じっくりと語り合うことができます。

基本情報

  • 実施形態  :対面
  • 準備するもの:A4サイズ用紙(人数分×2枚)、ペン(人数分)
  • プレイ人数 :2~50人(1チーム2~4人)
  • プレイ時間 :30分

ルール/ゲームの進め方

1参加者は、2~4人のチームに分かれます
2参加者に紙とペンを配ります
3参加者は、自分が死ぬまでにやりたいこと・人生で叶えたい夢を紙に書き出します
4時間は10分程度取り、自分との対話としてじっくり考えます
5最低10個は書き、書ける人は100個を目指します
6書いた紙をチーム内で見せ合います(見せたくない人は、言える範囲のことを口頭で共有します)
7書いてあることを見て、互いに質問し合い、深掘り・具体化します
8他の人の書いた項目で「自分もやりたい」と思ったことは、自分のリストに書き加えます
9自分のリストで、最も叶えたいことベスト3を選びます

ワンポイントアドバイス

  • バケットリストを作成する過程で、自分の人生について向き合い、深く考えることができます。また、メンバーにバケットリストを共有することで、互いに応援し、応援される関係性を築くきっかけにもなります
     
  • 夢ややりたいことが出てこない人には、「人生でやっておかないと後悔すること」「家族や友人にやってあげたいこと・残しておきたいもの」「余命1年と分かったらやりたいこと」「1か月後に地球が滅亡するとしたらどうするか」など、条件を付けてあげると発想が広がります

マシュマロ・チャレンジ​

マシュマロ・チャレンジとは、乾燥パスタやマシュマロ、マスキングテープなどを使って高いタワーを作るゲームです。世界記録の99㎝を目指し、チームで相談・協力しながら試行錯誤を繰り返します。

基本情報

  • 実施形態:集合研修
  • 準備するもの:乾燥パスタ(1.7mm推奨、20本×チーム数)、マスキングテープ(90cm×チーム数)、ひも(90cm×チーム数)、マシュマロ(頂点に載せるもの1つ×チーム数)、はさみ(1つ×チーム数)、メジャー(記録測定用1つ)
  • プレイ人数:4〜100人以上(1チーム4人)
  • プレイ時間:30分〜2時間

ルール/ゲームの進め方

1参加者は、4人のチームに分かれます(チームは事前に決めておくか、その場で抽選で決めます)
2各チームにパスタ、マスキングテープ、ひも、マシュマロ、はさみを配ります
3それぞれのチームで、作戦タイムも含めて18分間でタワー作りを行います
4自立可能なできるだけ高いタワーを立て、タワーの1番上にマシュマロを置きます(パスタに刺してもOKです)
5テープで足場を固定してはいけません
6パスタやテープ、ひもを切ったり貼ったりするのは構いません
7マシュマロは切ってはいけません
8計測し、最も高いタワーを作ったチームが優勝です
9計測タイム中もタワーが自立している必要があります

ワンポイントアドバイス

  • 「できるだけ高いタワーを作る」という共通目標に向かって力を合わせる過程で、自然と親睦が深まります 
     
  • どの道具を使ってどんな形のタワーを作るのか、それぞれが持つビジョンを互いに共有することが、チームとして機能する第一歩です
     
  • 一人一人が主体的に活動に関わることで、チームのパフォーマンスが上がります 
     
  • マシュマロもパスタも食べ物なので、研修後はみなさんで美味しくいただくか、学びを得られたことに感謝して処分します

ドミノチャレンジ

ドミノチャレンジとは、ドミノや身近な文房具などを使って、他のチームよりも長時間動き続ける仕掛けを作るゲームです。クリエイティブな発想が求められます。

基本情報

  • 実施形態  :集合研修
  • 準備するもの:ドミノのコマ(※)、ストロー、輪ゴム、画用紙、ビー玉、タイマー
  • プレイ人数 :4~50人(1チーム4~6人)
  • プレイ時間 :30分

※ドミノのコマの目安は「100ピース×チーム数」

ルール/ゲームの進め方

1参加者は、4~6人のチームに分かれます(チームは事前に決めておくか、その場で抽選で決めます)
21チームにつき、100ピースずつドミノを配布します
3参加者に「手持ちのアイテムや会議室にあるものは何を使っても構いません。ピタゴラ装置のようにドミノでドミノを倒す以外のトリックも可能です」と共有します
47分間でドミノを並べ、仕掛けを作ります
57分後にドミノを倒し、最初のドミノが倒れてから最後のドミノが倒れるまでの時間を計測します
6倒れるまでの時間が最も長いチームの優勝です
71チームのみで実施する場合は、30秒以上の記録を目指します

ワンポイントアドバイス

  • 「長い時間動き続けるドミノを含めた仕掛けを作る」という共通目標に向かってアイデアを出し合う中で相互理解が深まります
     
  • ドミノ作りには「ピタゴラ装置」のように工夫すれば何でも仕掛け装置の材料になり得ます。ホワイトボードのマーカーやイレイサーなどの備品に加えて、ペンや飲み物の容器などの手持ちのアイテムも出し合います。ただし、講師のパソコンやコードを使われると困るので、それは避けましょう

The 商社

The 商社とは、世界のビジネスマーケットを舞台にした事業設立を体験するカードゲームです。リアルなビジネスシミュレーションを通して、ビジネスパーソンがそれぞれの立場で活躍していくための能力を学ぶことができます。

基本情報

  • 実施形態:集合研修/オンライン集合研修
  • 準備するもの:ゲームのキット
  • プレイ人数:10~150人(1チーム2~5人目安)
  • プレイ時間:3~6時間

※ゲームのキットはこちらのサイト(株式会社プロジェクトデザイン)にお問い合わせの上、準備する必要があります

ルール/ゲームの進め方

「The 商社」は参加者が1つの会社のメンバーとして3~6人のチームを組み、 他のチームと様々な交渉を行いながら、自分たちの会社の事業を立ち上げて会社を大きくしていくビジネスゲームです。

ゲームは計画→行動→決算という3つのプロセスを1ターンとしてカウントし、合計4ターン実施します。参加者に問われる能力が各ターン毎に変化する中、参加者は自身の強みや弱み(伸ばしていくべき能力)に気付くことができます。

ワンポイントアドバイス

  • ビジネスゲームを通じて対人関係における情報や感情のやり取りをより良くするコミュニケーションを学びます。また、その過程でゲーム参加者間の関係の質を高めることができます
     
  • 自分のチーム内での話し合いはもちろん、他チームの交渉にも積極的なコミュニケーションが必要です
     
  • 相手の納得を得るにはどんな交渉材料が良いか、互いにWin-Winになる方法など、仕事上の人間関係に生かせる考え方を理解し、身に付けることができます

ビールゲーム Online

ビールゲーム Online とは、参加者がクラフトビールのサプライチェーン(製造から小売りまで)のうち1つの役割を担うビジネスゲームです。それぞれができることはビールの発注のみという、非常にシンプルなルール。ところが、プレイ中の自分の行動をふり返ると、コミュニケーションや報連相の不足によるチーム力の低下(テレワーク時代ならではの組織課題)が浮き彫りになってくる、非常に奥が深いゲームでもあります。

基本情報

  • 実施形態:オンライン
  • 準備するもの:ゲームのキット、パソコン、「Zoom」
  • プレイ人数:4~24人(1チーム4~8人)
  • プレイ時間:4時間

※ゲームのキットは、こちらのサイト(株式会社プロジェクトデザイン)にお問い合わせの上、準備する必要があります

ルール/ゲームの進め方

ビールゲーム Online は参加者がビールのサプライチェーンの4つの役割・工程(工場、一次卸、二次卸、小売店)に分かれて4~8人でチームを組みます。

消費者から小売店、小売店から二次卸、二次卸から一次卸、一次卸から工場へと週単位でビールを発注する中で、サプライチェーン全体のコスト最適化を実現したチームの勝利です。各役割・工程間での発注情報の共有が禁止されるルールがある中で在庫と受注残(欠品)のコスト増をいかに抑えるかが問われます。

ワンポイントアドバイス

  • ゲームを通して、オンラインでのコミュニケーションエラーなどテレワーク時代ならではの組織課題の解決について考え、自分自身のメンタルモデル・システム思考・対話の必要性について理解を深めることができます(それらの気づきが得られることで、組織のコミュニケーションを改善し、チーム力の強化に繋げられます)

健康経営ゲーム

健康経営ゲームとは、健康経営(社員が心身ともに健やかに働ける職場づくり)をしながら業績アップを目指すゲームです。参加者全員が1つの会社のメンバーとして、社長・管理職・人事部・一般社員などの役職に分かれて様々なプロジェクトを行います。関係の質を高めると組織が活性化し、メンバーが健康で働きやすい職場になることを体感できます。

基本情報

  • 実施形態  :対面/オンライン
  • 準備するもの:ゲームのキット(※)
  • プレイ人数 :6~50人(1チーム6人)
  • プレイ時間 :2~4時間

※ゲームのキットはこちらのサイト(株式会社プロジェクトデザイン)にお問い合わせの上、準備する必要があります

ルール/ゲームの進め方

“プロジェクトは、実行するたびに何らかの形でメンバーの心や体に影響を与えます。特定のメンバーに仕事が集中すると、現実世界同様に倒れてしまう(行動できなくなる)こともあります。自分たちの会社は、業績達成のために社員の心や体を犠牲にしてしまう会社なのか、あるいは心も体も健康な状態で業績を上げることのできる会社なのかを、シミュレーションすることが可能です”

参考:ビジネスゲーム「健康経営ゲーム」|株式会社プロジェクトデザイン

ワンポイントアドバイス

  • 同じチームでゲームを行うことで、初対面の人でも自然な形でコミュニケーションがとれるため、心の距離が縮まり、仲良くなることができます
     
  • 立場が異なれば視座(見えるもの)も異なり、話し合いでみんなが働きやすい職場づくりをすることが業績にも繋がるということに気づくことができます

社内イベントを成功させるコツ

イベント企画のコツ

イベント企画では、スベらない企画にすることが最低ラインの目標です。その上で、ウケる企画にするべく、やれることをやっていくことが求められます。

ニーズを探る

企画したイベントがスベる最大の原因は、ニーズのアンマッチです。

イベントが盛り上がりさえすればそれで良いのか。参加者同士の交流が生まれるイベントに仕立てる必要があるのか。イベントテーマに沿った学びや気づきを得られるような企画にするべきなのか。

まずは、ニーズを探ること。それが企画の出発点になります。

過去の社内イベントを調べる​

イベント企画において、過去の社内イベントは宝の山です。

過去に大成功を収めたイベントはどんなイベントだったのか。あるいは、過去に失敗したイベントはなぜ失敗したのか。先人たちの成功と失敗の事例を糧にすることで、スベらない企画・ウケる企画を実現しやすくなります。

観測気球を飛ばす

企画したイベントは、その反応を事前に確かめることが大切です。

身内(イベント運営メンバー間)では「これはウケる」と盛り上がっていた企画が、実際にはスベることは普通に起こります。ゆえに、観測気球を飛ばす(企画の反応を見てみる)ことを推奨します。

例えば、企画を具体化する前に、複数の企画案の中でどれが良いのかについてアンケート調査することで、スベらない企画・ウケる企画に当たりを付けることができます。

イベント準備のコツ

イベント準備のコツに共通するのは「こだわり」です。

一般的なイベント準備の手順に沿って淡々と進めるのではなくて、イベントを成功させる観点で徹底的にこだわることが大切です。こだわりの積み重ねが、イベントの成功確率を高めます。

運営メンバーにこだわる

運営メンバーは、主体性を発揮できる人材がベストです。

多くの社内イベントは通常業務とは切り離されているため、社内イベントの運営に対する意識が希薄化する傾向にあります(業務のような強制力や圧力が無いので、頼れるのは本人のやる気・主体性です)。

また、部門横断型のイベントにおいては、各部門からメンバーを募ることも重要です(運営メンバーは各自が所属する部門のハブになる役割があります)。

イベント日程にこだわる

社内イベントは強制力がないケースも多くあり、そのような場合においては、参加対象者が参加しやすい日程を見極める必要があります。

<例>

  • 参加対象者のスケジュールとの重複を避ける(どうしても重複することがあれば、最大公約数となる日程=できるだけ多くの方が参加できる日程にする)
      
  • 休日にイベントを実施する場合は、スケジュールがバッティングしないように、イベントは数か月先の日程に定める。また、お子さんがいらっしゃる家庭に配慮をした日程・時間帯を検討する

イベント告知にこだわる

告知内容は、その出来次第で参加率が大きく変わるものです。

読みやすい文章に仕立てることはもちろんですが、イベントの実施目的や背景・イベントプログラムを丁寧に説明することで、読み手への情報の伝わり方は様変わりします。また、社外の施設でのレクリエーション系のイベントを実施する場合は、現地への交通手段や地図情報をきちんと掲載しておくことも大切です。

つまり、普段の業務の中で作成する企画書やプレゼン資料と同じぐらいの熱量を込めて、相手に伝わる告知文に仕立てることをお勧めします。

リハーサルにこだわる

社内イベントは、ぶっつけ本番で実施するケースが少なくありません。

しかし、全社会議や社内勉強会のような業務と関連するイベントでリハーサルが行われているように、イベントを成功させる上でリハーサルは切っても切り離せません。

イベント内容によってリハーサルできることには制限がありつつも、出来る範囲でリハーサルを行うことが推奨されます(例:イベントの備品確認やイベント会場の設備確認など)。

まとめ

社内イベントで盛り上がるゲームはいかがでしたか?

盛り上がるゲーム、関係構築を図れるゲームという意味では、実は私たちプロジェクトデザインのビジネスゲームもお勧めです。

ビジネスゲームとは、飛行機のパイロットが訓練を積む「フライトシミュレーター」のようなものです。現実の世界における経済活動や社会活動のエッセンス(本質的要素)を抽出し、繰り返しトレーニングできるようにゲームとして表現しています。

現実の世界では、活動の結果と経験を得るためには多くの時間と労力が必要になりますが、ビジネスゲームでは、短時間で活動の結果と経験(成功体験や失敗体験)を得ることができます。

この「高速経験学習」を通じて、私たちプロジェクトデザインは人や組織のトランスフォーメーションを支援します。

ビジネスゲームについてご興味のある方は、是非ご覧ください。

この記事の著者について​

執筆者プロフィール

古野 知晴

富山県滑川市出身。ケーブルTV番組制作会社や雑誌ライター等を経て、2014年にプロジェクトデザインに入社。取材・キャスターの経験で培った「聴く力、伝える力」を活かして「はたらくらすコネクションin上市」事業を立ち上げから担当し、6年間で企業・店舗136社、県外からの移住者18組を取材。そのほか文章編集・校正を中心にビジネスゲーム制作に関わる。2021年6月に育休から復帰以降は、マーケティング部の一員としてWebサイトに掲載するコンテンツ作成に携わる。現在も地元・滑川市のケーブルTVでキャスターを務め、2022年からは個人的に子どもの夢を叶えるイベントを主催するなど、地域に根ざした活動を行っている。

監修者プロフィール

亀井 直人

鳥取県立鳥取東高等学校卒業、福岡工業大学情報工学部情報通信工学科卒業。SE(インフラエンジニア)として長く経験を積む。プロジェクト遂行におけるチームのパフォーマンスを引き出すためにファシリテーション技術の習得・実践を続ける。特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会では役員(2016年~2021年理事、2019年~2021年副会長)を務める。富士ゼロックス福岡在籍中にSDGsとビジネスゲーム「2030SDGs」に出会う。ビジネスゲームが持つ力の素晴らしさに触れ、2020年に研修部マネージャーとしてプロジェクトデザインに合流する。活動を通じて関わり合う方々との対話を楽しみにしている。鳥取県鳥取市出身。蟹と麦チョコが大好き。

  • 経済産業省認定情報セキュリティスペシャリスト
  • PMP(Project Management Professional)
  • NPO法人 SDGs Association 熊本 監事
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