金持ち父さん貧乏父さん「金持ち父さん貧乏父さん」

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⑤教え5:金持ちはお金を作り出す

これまで見てきたように、金持ちは仕事で稼いだお金を生活のために消費しようとせず、投資に回し資産運用していくことで儲けを出していく。ほとんど働かずしてお金を作り出していく。

では、資産運用で成功するために必要な要素とは何なのだろうか?

まず第一には、チャンスに飛びつく『度胸』だ。
もしかしたらこの投資により損をしてしまうかもしれない、という恐怖心を、きちんと勉強した自分の判断力に対する自信で打ち破るのだ。多くの人がお金に関しては、自分の資産運用能力へ疑いを抱くために安全策を取りたがり、ただ貯金しておくだけに留めている。そのために得られたかもしれない大金が眼前を通り過ぎていくのをみすみす指をくわえて見ている。だが、ここでリスクのある世界に挑戦しようという『度胸』があれば、金持ちへの道へと門戸が開かれる。

もちろん、きちんとした準備の無い『度胸』は無謀でしかない。
資産運用の海に飛び込んだならば、そこで泳いでいくために『専門知識』が必要となる。

お金を作り出すために必要なのは4つの力だ。

1.会計力
この能力があればどんなビジネスでもその強みと弱みが分かる。
貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を読んで理解できるようになること、つまりどこから収入があってどこに支出があるのかを定量的に把握する力だ。本書では『ファイナンシャル・リテラシー』と表現している。

2.投資力
投資とは、お金を元にさらなるお金を作る科学だ。投資には戦略と方式が必要とされる。あらかじめきちんと収益を得るまでの戦略を建てておかねばならない。

3.市場の理解力
つまりは需要と供給の理解だ。れこの理解力は2つの側面からなる。
一つは市場が人為的に動く、つまり「人間の感情により左右される」面を持つことを知ること。人々が何に対して心動かされるかを知っておき、予想できるようになりたい。
もう一つは基本的な投資のセンス。「今」投資するべきか、避けておくべきかの「感覚」だ。人々の感情や衝動が今後どう動くかを見定めて、今の資産運用を決めなくてはならない。

4.法律力
会計や会社に関する法律、国や自治体の法律に精通していること。前回の「ビジネスを会社にする」という考えは、まさに会社が受けられる法律上の優位や保護を知っているからこそ出てくるアイデアだ。このような優位を獲得するために法律をしっかり押さえておきたい。
それに、知らず知らずにでも法に背いてしまえば後から罰則を受けて儲けが吹き飛んでしまう。

これら4つの力を自分が持つことのできる分野でなら、資産運用は成功する。
反対に、よく分からないことがあるときには投機は避けるのが金持ち父さんのやり方だ。リスクはつきものだが、不必要な分、つまり知識により減らせる部分は減らしておくべきなのは間違いないから。

これらの『度胸』と4つの専門知識さえあれば、だれでも簡単に資産を殖やすためのアドベンチャーに成功できる。

逆に言えば、4つの専門知識が無いままに資産運用しているのはかなり危険だということ。例え一時的に利益を出していたとしても、予期しきれなかった市場の大きな揺れで儲けを一瞬で失うのが投資の世界だ。

今の私はFXに対してもっとリスクを感じているべきなのかもしれない。
法律と会計への理解の浅さもあるが、それ以上に最終的な目標が定まっておらず、ただ「小金を稼げそうだから」という理由で資産運用を行っている。
自分のビジネスを持つことまでもきちんと視野にいれた、より明確なライフプランの構築をしておかなくては、

待っているのは我が身の破滅なのではないか?

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ライター:竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインには新卒で入社し、主に制作するコンテンツのロジック開発および、開発したコンテンツのシステム化、webマーケティング等を中心に担当。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。