財務研修・入門編
ビジネスゲーム「The 財務諸表」を活用した、体験型研修。
ビジネスゲーム「The 財務諸表」を活用した体験型の研修です。財務三表の意味理解と数字への親しみやすさの獲得、カフェ経営の体験を通じた経営数字への慣れ親しみ、財務諸表への興味と今後の学習意欲の醸成を図ります。
研修のねらい
新入社員や若手社員が社会人として成長していく上で、財務諸表への理解は不可欠です。しかし、多くの若手社員は「数字は苦手」「会計は難しそう」という先入観を持ち、財務諸表を遠い存在として捉えがちです。
一方で、ビジネスの現場では日常的に売上、利益、コストといった数字が飛び交い、これらを理解せずには適切な判断や提案ができません。また、将来的なキャリアアップを考える際にも、企業の財務健全性を見極める力は必須のスキルとなります。
このようなギャップを埋めるため、「入門レベル」として以下のような課題に取り組む必要があります。
- 数字への苦手意識と財務諸表への敷居の高さ
-「数字は苦手」「会計は難しそう」という先入観で財務諸表に拒否反応を示す
-簿記や会計を学んだことがなく、専門用語(資産、負債、資本等)に馴染みがない
-電卓を使った計算や数式への苦手意識があり、数字を見ると思考停止してしまう
-財務三表(BS・PL・CF)という言葉は知っていても、具体的に何が分かるのかイメージできない
-「売上」と「利益」の違いすら曖昧で、基本的な経営数字の概念が理解できていない - ビジネス感覚の未熟さ
-自分の給料がどこから出ているのか、会社の収益構造を理解していない
-取引先の選定時に「なんとなく大きそうだから安心」といった感覚的判断しかできない
-コスト意識が低く、経費削減や投資効果という概念が身についていない
-営業成績や業務効率が会社全体の業績にどう影響するかが見えない - キャリア形成における財務リテラシー不足の課題
-将来管理職になった時に必要な数字に基づく意思決定ができない
-営業や企画職であっても、提案の財務的根拠を示すことができない
本研修では、これらの課題を解決していきます。
1. 財務三表の意味理解と数字への親しみやすさの獲得
- 財務諸表は難しいものではなく、会社の通信簿」であることを理解し、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書が何を表しているかを平易な言葉で説明できるようになる
- 数字への苦手意識を和らげ、「計算は苦手でも、数字が示す意味なら理解できる」という自信を身につける
2. カフェ経営の体験を通じた経営数字への慣れ親しみ
- 売上・利益・資産などの経営数字が自分たちの判断によってどう変化するかを体感する
- 「投資をすれば資産が増える」「お客さんが増えれば売上が上がる」という当たり前のことを財務諸表上で確認し、数字と実際の経営活動のつながりに慣れ親しむ
3. 財務諸表への興味と今後の学習意欲の醸成
- 研修終了後に「もっと財務のことを知りたい」「他社の決算書も見てみたい」という興味を持てるようになる
- 日常業務で数字が出てきたときに「逃げずに向き合ってみよう」という姿勢を身につけ、継続的な学習への第一歩を踏み出す動機を獲得する
研修の特長
ビジネスゲーム「The 財務諸表」を活用した、体験型研修。
「The 財務諸表」は、新規に立ち上げるカフェを舞台に店舗の経営方針(ビジョン・戦略)を定め、その実現に向けてカネを調達し、ヒトやモノに投資をしながら、店舗を育てていくビジネスゲームです。
ゲームでは、はじめに店舗タイプ(立地・設備・店舗面積)を選択し、その後、経営の意思決定を行います(経営の打ち手を示すカード20数種類の中から最大3枚まで選択します)。
経営の意思決定内容は毎ターン財務諸表(BS:貸借対照表、PL:損益計算書)に反映されるため、「仕入れ変更」「新商品開発」「広告キャンペーン」など、自分が行った経営の意思決定がどのように財務諸表を変化させるのかについて、目に見える形で具体的に学ぶことができます。


4つの学習スタイルを統合した経験学習プログラム
研修プログラムは、4つの学習スタイル(講義、議論・対話、行動、観察)を効果的に組み合わせて設計します。人によって得意な学習スタイルに異なりがあるからこそ、複数の学習スタイルを統合した経験学習プログラムがマインドやスキル、知識の定着につながります。




経験学習の流れ

名称 | 財務研修・入門編 |
対象 | 若手社員、財務知識をこれから学ぶ必要のある方 |
実施時間 | 4時間 |
受講人数 | 推奨人数:12~30名 推奨人数はゲーム用キット1セットで実施できる人数です。受講人数が推奨人数を越える場合は、キットの追加によって最大700名程度まで実施可能です。 |
実施形態 | 集合研修(講師派遣)、オンライン研修 |
料金 | サービス紹介資料の内容をご覧ください(本ページよりダウンロードいただけます) |
研修プログラム内容
導入
■オリエンテーション
研修を受講する体制を整え、受講者同士が話しやすい土壌をつくります。
■導入講義:財務諸表とは何か
財務諸表とは何で、どんな役に立つのかを知ることで興味関心を喚起する。
ビジネスゲーム体験
■ビジネスゲーム「The 財務諸表」のルール説明
ゲームのルール説明を行います(同時に、一度しか行われないルール説明に集中していただくことで、ゲームに参加する準備を行います)。
■ビジネスゲーム「The 財務諸表」のゲーム体験
複雑な計算や専門知識は一切不要な中で、自分たちの経営判断が売上や利益にどう反映されるかを「見える化」することで、財務数字を身近に感じられるようにします(カフェ経営という身近な体験を通じて財務諸表への敷居を下げることが最大の狙いです)。
ふり返り
■個人演習+グループワーク
個人でゲーム体験をふり返ります。その後に、グループでの対話を行い全体に共有することで多角的な視野からのふり返りを行います。
※ゲーム体験時の熱中から離れ、結果につながった行動と、その行動を導いたメンタルモデルを紐解いていきます。ゲームへの熱中が高いほどに「なぜうまくいった/いかなかったのか」といった内省・省察の質が上がり、経験学習サイクルが自然に機能します。
レクチャー(講義)
■講義:B/SとP/Lから分かること
B/SとP/Lの見方を復習し、読み取り方の基本をクイズを使って楽しく学習することで、会計について学ぶ楽しさを知っていただきます。
クロージング
■チェックアウト:学んだことの共有
学んだことを言語化して共有し合うことで、研修の学びや気づきを明日からの仕事にどう活かすのかをしっかりと認識し、行動変容の第一歩を踏み出します。
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