ビジネスゲーム「The 商社」体験会レポート(2025年6月8日開催)

私たちプロジェクトデザインは、ビジネスゲームの導入をご検討されている組織のご担当者様や、ビジネスゲームに興味をお持ちの方々を対象に、気軽に楽しくビジネスゲームを体験いただける場をご提供しています。

本稿では、2025年6月8日(日)に福岡で実施したビジネスゲーム「The 商社」の体験会の様子や参加者の感想(一部抜粋)をお届けします。

体験会の様子

ビジネスゲーム体験会の様子をスライド形式でお届けします(スライド内の左右の矢印ボタン(<>)より、自由にスクロールいただけます)。

体験会の感想

Q. 本日の体験会にご参加いただいた目的はどのようなことでしたか。

  • まずは「楽しそう」という理由です。また、最近組織開発、人材育成、ファシリテーションに興味があるので参加してみました
  • インターンシップや社内の人材開発の題材を探しており、参加してみようと思いました
  • 企業研修に使う商材の把握のために参加しましたが、大変いい経験となりました。ありがとうございました
  • 組織、運営に苦慮している若い方々に伝える何かを得たいと思い、参加しました。是非紹介し、体験してほしいと実感できました
  • 商業高校にどう取り入れられるかという期待で参加しましたが、グループワークやディスカッション、対話のツールなど様々な活用の仕方が考えられ、有意義な時間になりました

Q. 本日のゲーム体験会の感想を教えてください。

  • 実際にプレイすることで良さを体感できました。特に、「まず楽しんでやってみる」の後に振り返ることで気づきを得られた経験が良かったです
  • 分析力、正しい交渉力、戦略、チームビルディングなど、様々なことを学べると感じました。ルールを工夫すれば飽きが来ず、期間を空けながらできるなと思いました!
  • ビジネスゲームというコンテンツに触れることが初めてでしたが、楽しみと学びをこれほどのレベル感で両立していることに感動しました。本来ならば(体験ではなく)、より学びの時間をしっかりとることができ、更に意義深い内容になるのだろうと感じました
  • ゲームを純粋に楽しむことができ、また社外の方とも関われたことは良い学びの機会になりました。学校法人であるため、商社の業界ではありませんがチームビルディングなどに活用できそうだと思いました
  • 限られた時間の中でチームメンバーと自分自身の特性や持ち味を感じることができました

Q. その他ご感想などございましたら、自由にご記入ください

  • とても楽しく活動できました。なんだか童心に戻ったようでした。大人でも楽しいゲームなので、子どももきっと楽しく学ぶことができるなと感じました! ありがとうございました!
  • 改めて本日はこのような素敵な体験会の場を作っていただき、本当にありがとうございました! 念願の「The商社」が体験できて本当に良かったです。個人的にもっと多くのビジネスパーソン、学生たちに体験してほしいと思いました。ぜひ、機会があれば本校で実施させていただきたいですし、他のビジネスゲームも含めてファシリテーター養成講座等を受講させていただきたいです。今後ともよろしくお願いいたします

体験会の講師より

今回、弊社福岡オフィス(シェアオフィスMol.t オープンスペース)にて、ビジネスゲーム「The 商社」の体験会を実施しました。

ビジネスゲーム「The 商社」は、ビジネスの種(ビジネスカード)と資金、ビジネスの設立に必要な資源(資源カード)を組み合わせて、より多くの資金と固定資産を得ることを目標としたビジネスゲームです。

本ゲームは我々の数あるビジネスゲームの中で、最も多くのお客様にご利用いただいているツールです。

経営・戦略・交渉・創造・協働といったビジネスに必須のスキルを、カードと交渉を通じて体感的に学ぶことができます。経営資源の効率活用、戦略的思考、チームワーク、主体性・リーダーシップ、コミュニケーション、Win-winな交渉力、分析・意思決定力、創造性(クリエイティビティ)、メンタルモデル、心理的安全性、自分の強み・弱みの自己認識など、学びの要素は非常に多く、さまざまなキャリアステージのみなさまのニーズに合わせ、最適な学びをお届けすることが可能です。

今回は体験会としての実施でしたので、特に学びのテーマを設定せずに、参加者のみなさまにゲーム体験を堪能していただきました。非常に幅広い職種、事業所からのご参加があったのですが、オープンな情報交換が冒頭から行われ、史上まれに見る成果を生み出しました。

自チームの利益や優位性のみにフォーカスを当てた戦略や交渉をすると、途中で手詰まりになってしまうことがあるのですが、今回は皆さん主体的に情報収集のために行動され、Win-winな交渉が早い段階から実施されていました。

アンケートの感想からは、ふり返りを通じて様々な気づきを得ていただいたことが分かります。

ビジネスゲーム「The 商社」の体験はキャリア形成にもつなげることができます。特に若い頃、自分が何を成したいのか、いわゆるビジョンやパーパスを言葉にするのは簡単なことではありませんし、その必要性についても意識しないことが多いです。

ビジネスゲーム「The 商社」でチームの成果を出すためには、ゴールやビジョンのチームでの共有が欠かせません。それぞれがやりたいこと・実現したいことを自分の中に留めておくのではなく、組織やチームで共有し、支援し合うことで成果が出ることを、ゲーム体験を通じて腹落ちさせることができます。

その後で実施する、ビジョンやパーパスを言語化する取り組みは、組織や個人にとって非常に意義あるものになります。今回は学校業界からの参加者も多く、生徒のキャリア形成において、ビジネスゲーム「The 商社」を活用する意義を見出していただき、キャリア教育や総合的な探究の時間への導入を検討したいという声も頂戴しました。

ビジネスゲーム「The 商社」は、ゲームの構造が非常にシンプルであるがゆえに、参加者の創造的なアイデアや行動を生み出しやすいゲームです。多様なみなさんに、多様な目的でご体験いただけるツールですし、目的に応じてワークショップをデザインしています。ぜひ多くの方にご体験いただき、その可能性を感じてもらいたいと思っています。

柿原 寿人(かきはら ひさと)

福岡県立伝習館高等学校卒、鳴門教育大学言語系教育Ⅱ(英語)卒業。公立高校・私立高校の教員として、英語教育・キャリア教育に従事。学校における総合的な探究の時間のカリキュラムデザインの構築を通じてカードゲーム「2030SDGs」に出会う。SDGsの達成に対する熱意とゲーミフィケーション好きが相まって2023年にプロジェクトデザインにジョイン。ファシリテーションの裾野を広げるべくNPO法人日本ファシリテーション協会理事(2022年~) としても活動中。福岡県久留米市在住。

ビジネスゲーム「The 商社」とは

「The 商社」は、参加者が1つの会社のメンバーとしてチームを組み、 他のチームと交渉を行いながら、事業を立ち上げて自分たちの会社を大きくしていくビジネスゲームです。

ビジネスの種(ビジネスカード)と資金、ビジネスの設立に必要な資源(資源カード)を組み合わせて、より多くの資金と固定資産を得ることが目標になります。

ゲームは計画→行動→決算の3つのプロセスを1ターンとしてカウントし、合計4ターン実施します。参加者に問われる能力が各ターン毎に変化する中、参加者は自身の強みや弱み(伸ばしていくべき能力)に気付くことができます。

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