6月20日、富山県の次世代のリーダーを育成する「チャレンジリーダー研修」の第2回が開催されました。富山県中小起業家同友会さまが主催されたこの研修の一環として、ビジネスゲーム「The 商社」の研修も行われました。
参加者には第1回目でも体験していただいているので、全員が2回目の体験となります。
前回の研修で得られた自分自身とビジネスへの気づきから、どのような成長があったのでしょうか!?
 
前回の様子
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富山県中小企業家同友会さまのホームページで紹介されています!
http://toyama.doyu.jp/news/130529-133251.html
 
 
前回の研修では「組織を動かすリーダーシップ」として3つの要点があることをお伝えました。
 
1.組織を円滑に動かす3要素は「ビジョン」「戦略」「組織体制」
ビジネスの3要素として「ヒト・モノ・カネ」は良く知られていますが、これが充実していても失敗することがあります。その原因が、組織が一丸となり目指す目標「ビジョン」、ビジョンに到るための道筋「戦略」、メンバーが実力を十分に発揮できる「組織体制」、これらの欠如にあることを明らかにしました。
 
2.リーダーの描く「より良い未来」
リーダーがメンバーを一致団結させるためには、自分が思い描いている「より良い未来」を全員に知ってもらうことが大切です。「より良い未来」を目標とし、また希望としていくことで強力な団結力を得られることは、どの組織にも共通することです。
 
3.相手の立場になって考える
ビジネスを成立させようとするとき、利益を出そうとするあまり、思わず自分の都合ばかりを考えてしまいがちです。ですが、円滑かつ満足ができ、しかも次回のビジネスに繋げられる取引というのは、相手のことを思いやった「Win-Win」が成立した関係によって構築されるのです。
 
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2回目の今回は、リーダーへと進化するために「自分を磨き続ける」ことをテーマとしました。
「自分を磨き続ける」ための具体的な方法とは?
 
①マジックナンバー21
以前平木富山県議の講演「限界突破道場」でも紹介された、良い習慣を自分のものにし増やしていくためのコツです。習慣が日々の成長を作ります。
 
②本を読む
若手社員には圧倒的に経験が不足します。それを補うために、読書により他人の知識と経験を吸収していき、常に現場で活かそうとする。その経験を積んでいけば、傑出した活躍ができるようになります。
 
③小さなトライを続ける
研修や読書で学んだことを血肉に変えるたった一つの冴えた方法は、「すぐに実践に移す!」
PDCAサイクルを全ての仕事で意識し、それぞれのタスクで「さっき学んだことを試してみよう」「もっといい方法を探ってみよう」と心掛けることが大切です。
日々の漸進が、人生の大きな前進に繋がっていくのです!
 
 
さっそくビジネスゲーム「The 商社」で、「小さなトライ」を実践してもらいました!
 
ゲーム開始前に各チームで「今回の目標」を設定し、それをメンバーで共有してゲームに臨みます!
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前回よりもビジネスのコツが押さえられており、ゲームが素早く進みます!
学びと気づきをすぐにアクションに移せる、みなさん流石です!
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楽しいビジネスゲームも時間いっぱいとなり、最終結果がでました!
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ラストターンで大逆転したチーム②が印象的ですね。
また2ターン目で他を大きく引き離せたチーム⑤の動向も気になります。
研修後に「それぞれのトライ」と「結果への表れ」を発表してもらいました。
 
チーム⑤
トライ:役割分担をしっかり行う。ポイントが2倍になる総合商社の設立を目指す。
結果:メンバーがきちんと自分の役割に集中して結果をあげ、いち早く総合商社になれた。けれど、目標達成後に新しい戦略を打ち立てられず、動きが止まってしまった。特に、情報収集が不十分になり、相手の求めていることが分からず「Win-Win」の関係を築けなくなってしまったのが残念だった。
 
チーム②
トライ:総合商社を目指す。そのために、全チームがカードをたくさん保持している状態、いわば「市場が活性化している状態」を作る。
結果:欲しいカードが引き込めず、我慢の時期が長かった。だが、みんなで目標を共有できており、意思統一がされていたので、苦しい時期もしのぐことができた。4ターン目にはどのチームにも多くのカードが出回り、チャンスが巡ってきて、一気に動くことができ優勝できた。
 
どのチームでも前回の経験から「明確な目標設定と役割分担」を意識してトライしており、非常にレベルの高いゲームが展開されました。その中でもチーム②の戦略とチャンスタイミングの選別眼が光っての優勝でした。
何によりも感心させられたのは、「どのチームに優勝してほしいか」という質問を全チームにしたところ、普段は選ばれることのない優勝チームである、チーム②が選ばれた点です。この好感度の高さから、いかにチーム②が全体を見渡して、「Win-Win」を意識し続けていたのかが伺い知れます。利潤でも人望でもトップに立つ、素晴らしい勝利でした!
 
 
2回のビジネスゲーム「The 商社」の体験を通じて、参加者の皆様にはリーダーとして大きく成長してもらうことができたと実感できます。開催者である私たちも非常に楽しい研修となりました。
この機会をくださった富山県中小起業家同友会さま、誠にありがとうござました!
 
 
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チームビルディング「The 商社」ミニ

 


 
ライター:竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルのマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。