企業名 :株式会社リクルートキャリア
業界業種:人材サービス
事業内容:社員募集領域における人材採用広告事業/斡旋事業/選考支援事業
従業員数:3,508名(2017年4月1日時点)
研修の目的
- タテ・ヨコ・ナナメの関係の現在地(どのように捉え、実践しているか)を知る
- タテ・ヨコ・ナナメの強化ポイントを知る(未来の姿)
研修概要
研修実施日:2017年7月7日
研修参加者:70名
<研修内容>
ビジネスゲーム「The Team」の実施
ご担当者様インタビュー
今回の研修を企画された、株式会社リクルートキャリアの大橋様に話を伺いました。
ー 弊社の研修を導入しようと思ったきっかけや決め手は何ですか?
大橋様:きっかけは、以前所属していた部署でビジネスゲーム「The 商社」を受講したことです。
ゲームとなると「勝ち負け」を意識して対立してしまいがちですが、その時、あるチームが見事に対立構造を協調路線に変え、場を完全に支配しぶっちぎりで優勝しました。Win-Winの関係を作ることが、単純な損得の交渉よりも上位にある事が全員の前で証明されたのが印象的でした。
今回、我々の部署は70名を超える営業とマネジャーで構成される大所帯です。若手からベテランまで所属していますが、社歴が比較的浅いメンバーも多いため風土醸成のテーマを「タテ・ヨコ・ナナメの関係性構築」と置きました。
その実現のためのいくつか施策を走らせていく中で、協働推進型の研修コンテンツを探していた際に「The 商社」のことを思い出し、プロジェクトデザイン様に連絡させて頂きました。
ー 「The Team」での研修を実施してみての満足度はいかがでしょうか?
大橋様:以前実施した「The 商社」に対して「The Team」は上司役が動けないという制約条件があるため、より役割分担が重視された内容でした。タテヨコナナメの関係性強化というコンセプトに照らしてもピッタリだったため大変満足しています。
特に1回目と2回目の間の振返りが肝であったように思います。ゴールが「資産5,000万以上」というシンプルな内容であったため、2回目のゲームの際には「1つでも多くのチームが5,000万以上に達するのが大事では?」と皆が理解し始めました。
その時の市場全体・組織間の関係性の捉え方はメンバーにある種の気づきを与えたのでは、と思います。そのため、2回目の作戦立案や交渉は、1回目と比較してとても盛り上がりました。
ー 受講後、振り返りでの印象的な場面を教えてください。
大橋様:「会話が変わりましたよね」というメンバーの言葉が印象に残っています。
チーム間の取引を行う際に、1回目は「これが欲しいんだけどいくらで売ってくれる?」という会話がメインでしたが、2回目は「そちらは何がしたいの? ウチはこれがしたいから、互いに他で見つけたら声掛け合おう」など、まるで仲間内のやりとりのようなセリフに変化していきました。
結果、商談のレベルが短時間で加速度的に上がっていき、6社中4社が目標達成に至ったのが痛快でした。
また、今回は受講人数が多かったため、2つのグループ(6チームずつ計12チーム)に分かれてゲームを実施したのですが、もう1つのグループとのマーケット規模(ゲーム内における全体の資産額)の差が2倍以上にまで膨れあがっていたことも印象的でした。
ー 受講後、組織に現れた変化や、研修後に話題になっていた研修中のシーンなどあれば教えてください。
大橋様:数人のメンバーから「研修、とても面白かったです。日常業務にもスタンスとして応用できそうです!」と声を掛けられました。我々の仕事はwin-winの輪を広げていく仕事であるため、そう感じてもらえたことは嬉しい限りです。
しかしながら、タテヨコナナメの関係性は1回の研修だけで構築できるものではないため、今回を起点に部内、部外、社外にも広げていきたいと考えています。
ー 貴重なお話をありがとうございました!
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