様々な研修ノウハウがコモディティ化していき、研修の内製化が進むという話(ビジネスゲーム開発日誌 Vol.14)

先日、株式会社メルカリが、自社研修資料である「無意識バイアスワークショップ」の社内研修資料を無償公開しました。

メルカリ、「無意識(アンコンシャス)バイアス ワークショップ」の社内研修資料を無償公開

採用マーケティングの一貫で公開したとのことですが、スライドに加え、ファシリテーター向けのティーチングノートも完備しており、社内向けの「無意識バイアス」の研修として非常に使えるツールである印象を受けました。

コモディティ化と内製化の流れ

株式会社メルカリに限らず、最近は社内で様々な研修を内製化している事例が増えていると感じています。

私自身は大学を卒業して最初のキャリアを経営コンサルタントとして歩み始めたのですが、以前は秘中の秘だった「様々なコンサルティング手法」が書籍や卒業生の手によってコモディティ(一般)化していった歴史を、当事者として体験する機会に恵まれました。

その経験から、「様々な研修ノウハウ」もコンサルティング手法と同様に、徐々にコモディティ化していき、研修の内製化が進むのだろうと感じます。

この研修の内製化の流れの中で、人事部は「研修をどこまで内製化するのか、どこを外部に発注するのか」を定め、限りがある予算や時間の中で、最大限効果を上げる研修をコーディネートしていく役割を担うことになると感じます。

大まかな方針としては、

  • 新入社員研修~新任管理職研修等のコモディティ化されつつある研修は、可能なものから内製化を志向する
  • 最先端の事例や手法に関する研修は外部講師にお願いして、人事部や対象部署が積極的に受ける

このように研修全般の予算配分にメリハリをつけることが大切と感じます。

ただ、お客様の中には「とはいえ、社内のメンバーが講師を行うよりは社外のプロにお願いしたほうが良いのでは?(なので、当社は研修の内製化には消極的です)」と考える方もいらっしゃることと思います。

確かに、

  • 人事担当者が動くよりも費用面・時間面でリーズナブル
  • 人事担当が変わった後も安定した品質で伝えることができる
  • 外部講師のほうが、参加者が集中して聞く

等の理由から、社外のプロに研修をお願いした方が良い場合もありますが、

  • 社内のメンバーは社内の事情・事例に精通しているからこそ、具体的で実践的な学びを伝えやすい
  • 研修テーマについて、すでに実践して成果を出している社内のメンバーが講師に立つことで、受講者に対して非常に強い説得力を持たせられる

等の点から、社内のメンバーを講師に立てた方が学習効果が高いケースも多く存在するように私は思います。

さて、ここまでは「お客様視点」の話をさせていただきましたが、「研修会社」視点ではこの研修の内製化の流れをどう捉えるべきでしょうか?

私は2つの役割が求められていると考えています。

  1. ある程度コモディティ化された資料に関しては、利用を限定した上でお客様に提供していく「ツールの提供者」としての役割
  2. 研修の内製化を志向する企業に対してファシリテーションノウハウや効果的な学習の設計手法を伝える「社内の研修講師を育成するトレーナー」としての役割

このように、研修会社としても自社の役割を明確にし、お客様に提案していくことが大切です。

ご案内

今回は、研修の内製化に関する私の所感を述べさせていただきました。

私たちは、10種類を超えるビジネスゲーム(研修コンテンツ)の中から、貴社の研修ニーズに合致するビジネスゲームを研修内製化コンテンツとしてご利用いただくことができる「公認ファシリテーター養成講座」を提供しております。

公認ファシリテーター養成講座を受講いただくことで、対象のビジネスゲームを実施できるようになります。単にビジネスゲームのライセンスを付与するのではなく、ビジネスゲームを実施するためのノウハウをご提供し、社内研修講師を育成させていただきます。

研修の内製化をご検討の方は、是非、ご覧ください。

また、(研修の内製化に限らず)研修の見直しをお考えの方は、お気軽にご相談ください。

執筆者プロフィール

株式会社プロジェクトデザイン 福井 信英

福井 信英

富山県立富山中部高等学校卒業、私立慶應義塾大学商学部卒業。 コンサルティング会社勤務、ベンチャー企業での営業部長経験を経て富山にUターン。2010年、世界が抱える多くの社会課題を解決するために、プロジェクト(事業)をデザインし自ら実行する人を増やす。というビジョンのもと、株式会社プロジェクトデザインを設立。現在は、ビジネスゲームの制作・提供を通じ、人材育成・組織開発・社会課題解決に取り組む。開発したビジネスゲームは国内外の企業・公的機関に広く利用され、英語版、中国語版、ベトナム語版等多国語に翻訳されている。課題先進国日本の社会課題解決の実践者として、地方から世界に売れるコンテンツを産み出し、広めることを目指す。 1977年生まれ。家では3人の娘のパパ。

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