みなさまお久しぶりです、かなりお久しぶりです。桑原です。冗談抜きで久々のブログを書いています。何があったかといえば、ついに、ついに来てしまった就職活動というものをしていました。一応、進路は決まりましたので一安心です。就職活動を通じて思うところもあったので、近いうちに書きたいなと思います。
 
 さて、久々にオフィスに来てみたら、現在開発中のゲーム2本のテストプレイが行われるところでした。「より素晴らしいビジネスゲームを、顧客の皆様に提供するため」という非常に重要な目的を隠れ蓑に、勤務時間帯にゲームで遊ぶことができる(僕もPD社の皆様と同じく、ゲーム好き)、素晴らしい機会じゃありませんか!!いやぁ、いいタイミングで富山に戻ってきちゃったなぁ〜・・・モウシワケナイナ〜
 
 ということで、今回はテストプレイ2本の様子を、2回ずつに分けてレポートしていきたいと思います。果たして、僕は素晴らしい成績を収めることができたのか!?
 
ゲーム研修1_160823そんなことはなかった・・・

 

「資源が枯渇した!?」計画性のなさが生み出した悲劇

 まずテストプレイを行ったのは、現在開発中の「上司体感ゲーム」です。その名の通り、上司として求められる能力を学ぶことができる、現在開発中のビジネスゲームです。ざっくりルールを説明すると…
 
【上司体感ゲーム(仮称)】ゲーム研修3_160823
ゲームの目標:手持ちの資金を1000万円から5000万円以上に増やす。
プレイヤーは三人一組の6チームに分かれてゲームをプレイ。チームメンバーはそれぞれ「上司」と「営業担当の部下」、「開発担当の部下」のいずれかの役割を与えられ、上司の指令を受けながら(実行するかどうかは別問題)、制限時間(1回20分)内に資金5000万円を目指して、商品の開発や営業活動を行います。以上のゲームを3回、役割交代をしながら行い、目標を達成した回数が一番多かったチームが勝利となります。
 
という感じです。PD製のゲームらしく、チームメンバーの連携と、ビジョンの設定と共有が成功の鍵を握るゲームですね。
※ただし今回は、一人三役の合計6人でテストプレイを行いました。
 
 というわけで、僕たちもゲームのルールをレクチャーされたところで、ゲーム開始です。I氏を中心として、大小さまざまな商談がまとまっていきます。20分という短い時間で目標を達成しなくてはならないので、皆さん結構あくせく動きます。
 
一方の僕はというと、「まずはとりあえず手元あるもので出来ることをしよう」という無計画極まりない行動を取ります。残念ながらすぐに作れるものと、お金に変換する手段がマッチしていなかったため、製品っぽいもの(飛行機の管制機械)を作っただけで早速途方にくれることに・・・製品カードの記載されている数字の数を気にしながら、他のプレイヤーが作った流れに乗り遅れないように、行動を開始するのでした・・・
 
・・・製品カードの数字の意味を考えないことが、この後大きな問題を生み出すことになることとは、思いもよらずに・・・
 
 前述しましたが、PD製のゲームにおいて重要なのは、やはり他人との協力です。個人の力だけでもある程度のこと(と言っても報酬はかなり小さいですが)はできますが、大きな成果を生み出すには〈他チームと交渉して、大きな商談を成立させる〉ことが必要です。ただし、自分も相手も資金を5000万円に増やすということを目指して活動するため、どうしても報酬の分配方法をどうするかという問題が発生します。
 
解決方法はさまざまあるのですが、やはり最後に大きな力を持つのは〈その商談を成立させるために、どれだけの貢献をしたか〉という点です。いやらしい言い方をすれば、〈商談を成立させるためには、誰の力が必要不可欠だったか〉ということが重要視されます。貴重な資源を持っており、その資源を使わなければビジネスが成功しないという人が、最後に利益をたくさん持っていくんですよね・・・
 
今回もその法則にもれず、どれだけ資源を供給できたかという点で、各人の取り分が決定されていました(そこまでエゲツないことはなかったけど)。やはり、希少さを発揮することができなかった商談では取り分が少なく、逆の場合は取り分が多かったです・・・取れる時に、もっとふんだくっておけばよかった・・・
 
ゲーム研修2_160823 というわけで、なんとかS氏から提案のあった商談を中心に成立させていくことによって、なんとか資金を4000万円に増やすことができましたが・・・今度は、成立させられる商談がない!!ものを作れない!!売れない!!
 
それもそのはず、実は商品を作るための〈資源には限りがあった〉のです。製品カードに書かれていた数は「市場にその資源が存在する数」だったんですね・・・商談を成立させることに忙殺されていたせいで、完全に忘れていたことが裏目に・・・
 
そして追い討ちをかける出来事が・・・そんな貴重な資源をT先輩とかいう紅茶好きのどっかの誰かさんが、8000万円を生み出す巨大な商談を設立させるために必要な製品を、単品で売っちゃっていたのです!!
 
ゲームには、5000万円を超える大型商談が3件存在しているのですが、それを設立させるために必要な、「客席用シート」という共通の製品があります。しかし、客室用シートは市場に3つしか存在しないのです。なので、ビッグビジネスを全て設立させるためには、客席用シートを単品で売ってはいけなかったのです!!
 
それを、あのTという紅茶好きは・・・目の前の1000万円のためだけに(単品で1000万円で売れるという設定もなかなかいやらしい)・・・この野郎・・・
 
というわけで、Tのせいで、大型商談を成立できないまま、ゲームは終了。僕は4100万円と目標を達成することはできませんでした・・・ちなみにTは5000万円ぴったりで目標達成、ぐぬぬ・・・全体としては半数の3名が目標を達成していました。
 
 

〈逆算〉という観点からのロジカルシンキング

 さて、ゲーム終了後は、お馴染みの反省会です。ゲームの使用に関する反省会も行われましたが、「どうすれば成功することができたか、または、もっと業績を伸ばすことができたか」を反省しました。〈ストーリーを組み立てることの重要さ〉という観点からの反省が多く出ました。
 
 「逆算して、成功までのストーリーを作る」というのは、非常に論理的思考力(ロジカルシンキング)が求められるものです。最終的な目標を達成するためには、それを成立させるための小目標を達成しなければなりません。小目標が何かを考えることは、取り組もうとしている〈ビジネスに関わる諸要因として何が存在するのかを整理する〉ことです。また、諸要因同士(横)やその上位の目標(縦)との関係を考えることによって、〈何から達成していけば良いかのロードマップを組み立てる〉ことができます。
 
 加えて、どうやって目標を達成するかというタスクの観点からだけでなく、〈残された時間はどれだけあるのか〉という時間の観点からの逆算も可能です。タスクベースだけの逆算では、どうしても全ての小目標を達成しようとする精神が働いてしまい、気づけば期日になっているということがありえます。自分たちにどれだけの時間が残されているのかを逆算して考えることで、「自分たちは、期日までにどこまでなら達成できそうか」を考えることができます。〈達成しなければならない小目標の中で優先順位をつける〉ためにも、時間という資源から逆算して物事を整理するということも有用です。
 
今回のゲームでは、「逆算して物事を考えていなかったために、無駄な行動を起こしてしまい、より大きなビジネスを成立させられなくなってしまった」という失敗がありました。もしも、「どんな道筋を経て、ビジネスを成立させていくか」という視点で物事を考えていたら、希少な資源を間違えて使ってしまったりすることを防ぐことができたかもしれません。今回のゲームでは、〈ストーリーを組み立てる〉という視点で物事を捉えられなかった場面が多かったのかもしれません。
 
 というわけで、1つ目のゲームのテストプレイの様子の紹介はここまで。ここまでまだまだ開発中のゲームですので、これから、いろんな調整がなされていきます。また、今回はあまり触れませんでしたが「上司と部下の関係」を考えさせられる様な反省もたくさん出ていました。どこかで、「上司体感ゲーム」に触れる方がいらしたら幸いです。
 
 そして、僕はいきなり敗北スタート・・・これで大丈夫なのか?そしてこの後のテストプレイでは勝つことができるのか?乞うご期待・・・しないでください・・・
 
 

ライター:【三等兵】桑原健人
富山県立富山中部高等学校卒業
法政大学経営学部市場経営学科修了
現在、一橋大学商学研究科経営学修士過程所属の大学院生。無事就職活動が終わりホッとしている。ただしこれから待ち受けるのは修論(厳密にはワークショップレポート)・・・気が抜けない日々が続く。
とはいえ、あと半年あるので、何か新しいことを学びたいという欲もある。