ボードゲームにまでなったのか、「7つの習慣」よ

7つの習慣ボードゲーム1「7つの習慣」は現代ビジネスの基礎教養をシンプルにまとめた名著として広く愛されています。研修の教本、教材としても「7つの習慣」は広まっており、「7つの習慣」研修の認定ファシリテーター制度さえ存在します。研修に関わるものとしては見過ごせない存在です。
 
ビジネスゲーム研修の制作・講演会社である弊社でも、社員はもちろんインターン生にさえ入社時の必読図書に指定しています。
 
ボードゲームを開始する前に、7つの習慣を振り返ってみましょう。
第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:Win-Winを考える
第五の習慣:まず理解し、次に理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を研ぐ

これらはゲーム中でどのように登場するのでしょうか?
 
 

負けるだと?認められん、認められるか!

7つの習慣ボードゲーム2ゲームバランスが、キツイ・・・
単純に競争して勝つだけならば簡単なゲームです。しかし、このゲームには「クリア条件」が定められているため、それを満たさなくては勝利者としての権利が認められないのです。
そのクリア条件を満たすには時間が、ターン数が足りない!
このままでは私がクリアできないどころか、参加者誰一人として勝利者を出せずにゲームが終了してしまいます。
それは他のプレーヤーに負けるのではなく、この「7つの習慣 ボードゲーム」の製作者に負けることを意味します。製作者の意図した挫折パターンにハマってしまっているのですから。
それは、あってはならないことです。
数多のゲームをプレイし幾星霜。
ボードゲームであろうが、コンピューターゲームであろうが、ビジネスゲームであろうが、
他のプレーヤーに負けることはあっても、製作者に負けることだけは認められない!
それがゲーマーとしての意地だ!
 
 
この際、プライドは抜きだ!
個人としては負けても、チームが勝てればそれでいい。ゲームの終盤ではそのように考えていました。私だけではありません、他の参加者も同じように考えていました。
その結果、必然的にゴールに近い人を我が身を切ってでも支援するプレイスタイルを誰もが取るようになりました。
 
そして!
見事に5人中2人をクリアさせることが出来たのです!
私はクリアできなかったものの、これでビジネスゲーム制作チームとしての面目は保たれたと言えます。
7つの習慣ボードゲーム3 
 
 

我が身を切ってでも全体へ貢献する。それが我が身に返ってくる。

このゲームは非常に難易度が高いです。
仮にサイコロの目がすべて思い通りに出て、カードがすべて思い通りに引けたとしても、自力のみでのクリアは不可能でしょう。
それほどの難題にどう立ち向かうべきか?
答えは、そう、他人との協力です。
 
ただ他人と仲良くなれば良い、というだけのものではありません。お互いに無力では、困窮しているときに誰かを助けることはできません。協力し合い、共に高みを目指すような、切磋琢磨のパートナー関係を築くことが必要なのです。そうして、その社会自体が豊かになることで、その恩恵に自分自身もあやかることができ、一人では決して成し遂げることのできなかった成果を得られるのです。
 
 
一言で言ってしまうと「第六の習慣:相乗効果を発揮する」ことでのみゴールが達成できるのです。こうした相乗効果の達成、他者との協力を円滑に進めるには「第一の習慣:主体性を発揮」して自ら取引を持ちかける必要があります。また取引を持ちかける際には相手が求めているものを「第五の習慣:まず理解」した上で、「第四の習慣:Win-Winを考え」た内容にしておく必要があるのです。
その上で、自分自身がゴールへの道を踏み外さないように心掛ける必要があります。ゲームのゴールとして「ミッション・ステートメントカード」に記載された条件を満たすことが定められています。ゲームの開始時点からこの「ミッション・ステートメントカード」を意識したプレイングが求められます。つまり「第二の習慣:目的を持って始める」ことが不可欠です。この「ミッション・ステートメントカード」を意識してし続けることが「第三の習慣:重要事項を優先する」とも共通します。
加えて最終的には「第七の習慣:刃を研ぐ」をそのまま形にした「刃を研ぐカード」を集めることが必要です。このカードは自力でのみ集めるのは難しく、必ず他者の協力が必要です。他の6つの習慣をきちんと抑えてプレイしてきたプレーヤーならば自然に集め方は察せられるでしょう。
 
 
そうして振り返ってみれば、今回のゲームで一番のファインプレーは、福井社長がプレイングミスをしそうになった時に、それが判断ミスであることを指摘したことでしょう。あそこで福井社長がミスを冒しているのをほくそ笑んでいれば、誰一人としてクリアできなかったでしょう。あのときは福井さんが資金不足のあまりミスしそうになっていたので、私の資金を渡してミスを回避してもらいました。身銭を切って、本当に良かった。
逆に、その直前に古川さんがミスしたときに、それを傍観していたのは失敗でした。どれほどの労苦があったとしても、説得して正しい方向に導いていれば、全員クリアも夢ではなかったでしょう。
 
 
この「切磋琢磨」という考え方を理解できないと、「7つの習慣 ボードゲーム」はゲームバランスを調整ミスしているクソゲーと誤解してしまいそうです。ですが実際は「7つの習慣」の理解度と実践度を確かめられる、素晴らしいゲームなのです!
 
 

今月の社内ランク–ダークホース、嶋田潤一!–

今回の優勝者は、なんと、デザイナー嶋田潤一さん!
20160222_ゲーム結果
 
初めて我が社でゲームをプレイしたときには、お世辞にも強いプレーヤーではありませんでした。臆病なプレイングが目立ち、大きな成果を残せませんでした。負けないための戦略は採れても、勝つための戦略が取れていませんでした。
 
ですが、幾多の社内ゲーム研修を経て、彼は変わったのです!
今回のゲームでは、序盤から『僕、今はお金いっぱい持っているから、必要なら貸しますよ』と自ら提言していました。先述の福井さんのプレイングミスを防ぐときにも、私の説得に協力してくれました。
偶然の勝利ではありません。
かつてのブログで『古野さんがビジネスゲームを通じて成長した』と記述しました。(クリックすると別ウィンドウで開きます)
女帝古野に加え、今後はダークホース嶋田も要注意人物となります!
 
 
ライター:【二等兵】竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルのマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。
 
Q:【二等兵】って?
A:ゲームこそ人生。社内ゲーム研修で決定された社内ランクです。
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