ガラス業界の発展を見据えた、最大手メーカーの戦略

AGC旭硝子さまは世界のガラス市場のトップシェアを誇るメーカーです。
自動車用ガラスを筆頭に、建築用ガラス、ディスプレイ、加えて電子部材や医薬品、樹脂、塩化ビニルなどの化成品、これら多数の製品を提供されています。
(このブログは2018年3月に公開されたものです。AGC旭硝子さまは2018年7月に社名をAGC株式会社に変更される予定です。)
 

特徴的な社風として、一人一人に任される業務が非常に大きく、
責任感とやりがいを新入社員でも強く感じることができます。
また、自分と一緒に働くメンバーとの距離が近いのも大きな特徴です。
まさしく「顔の見える距離」で働き、お互いに一つの目標に向かっていくため、
チームとしての連帯感が自然に持てるようになります。
 

任される業務の大きさに見合った「社会人としての自立性」。
ともにプロジェクト成功を目指す仲間たちとの「チームワークと貢献意識」。
これらが社員の全員に必要な素質であり、新入社員にも求められるのです。

仕事理解ワーク「One Team」の仕組み

「One Team」は参加者が5つの部門に分かれ、それぞれ営業、資材・物流、財務・経理、法務、人事を担当します。
5つの部門にはそれぞれが担当すべき業務と、その分野の最新情報が与えられます。(情報カード、青色)
さらに9種類の戦略が行動の選択肢として、部門別に与えられます。(戦略カード、赤色)

 

左:戦略カード、右:情報カード
 

戦略カードは9種類の中から1枚を選び、他の部門と合わせて5枚1セットで提出します。
この提出には資金カードが必要となり、必要な金額は戦略カードごとに異なります。
このカードセットの提出によって、企業としてプロジェクトを実行したことになります。
 

カード提出を行うたびに、プロジェクトの成果を得ることができます。
その都度売上は必ず得られますが、支払った資金より多くなるとは限りません。
さらに特定のカードの組み合わせがあった場合には、プロジェクトが進行し、より詳しい情報が入手できます。(追加情報カード、紫色)
また、時には新しい戦略カードが手に入ることもあり、その後の行動の選択肢が広がります。
 


 


「One Team」で求められる力

売上を高め収益を得るためには、最初に配布される情報カードと
プロジェクトを実行することで除々に増えていく追加情報カードから、
自分たちの部門が取るべき行動を決定する必要があります。
この情報読解力と思考力が「社会人としての自立性」として求められます。
 

ですが、それだけでは部分最適のプロジェクトとなってしまうのです。
 

収益性を拡大化しようとした場合、部門間のカードがシナジーを生む必要があります。
例えば、財務・経理部門が新しい技術の開発への投資を行うときは、
生まれた技術を法務部門が知的財産として保護しておく必要があるのです。
同じプロジェクトでも、連携する部門が増えるほど収益性は高まります。
こうして他グループが担当する部門と足並みを揃える協調性が「チームワークと貢献意識」として求められます。
 

この「自立」と「チームワーク」の両立はゲーム内では中々難しいものです。
「自立」だけでは全体の収益が上がりません。
ですが「チームワーク」を意識しすぎると自部門の追加情報や追加戦略が入手できません。
すると企業全体としても選択肢が狭まってしまい、ビジネスの機会を逃してしまいます。
そこで他部門には自分たちの戦略に協力してくれるよう頼みつつ、
一方で他部門がどんな力添えを自分たちに求めているのかを聞き出していきます。
「自立」と「チームワーク」のバランスを取る「交渉力と傾聴力」によって収益は最大化されるのです。

AGC旭硝子さま社内でのテストプレイの様子と、改善点の反映

弊社ではオリジナルコンテンツ制作の過程で、必ずプロトタイプを用いたテストをします。
まずは自社内で実施し、次にクライアント企業の内定者や新人社員の方々にご協力いただき、
「ビジネスゲームで正しいメッセージが伝えられているか」
「ゲームバランスは良好か」
「運営者も参加者もストレスなくゲームを進行できるか」などを確認します。
今回はAGC旭硝子さまにめでたく内定された学生の方々と
実際にゲームを運営される人事部の方々にテストプレイをしていただきました。
 

ゲームのシステムを理解してもらい、正しいメッセージを伝えるのには
当初想定していた15分3ターンでは不足している様子でした。
そこでテストプレイの場で急遽1ターンを追加しました。
この結果、「与えられた情報をきちんと整理する」ことが学生チームでも実現できるようになりました。
そのため今後の運営は15分4ターンを基準とするように設定しました。
部門を越えた連携で高い成果が出たときには、参加者から歓声が上がっていました。
 

ゲームバランスとしては、収益を出すのが難しい状態であり、
これには良い面も悪い面もありました。
良かったのは「なぜこの組み合わせで収益が出ないのか」という反省を促せたことです。
悪い面としては、赤字が続くので参加者の雰囲気が暗くなってしまったことが挙げられます。
そこで正解となる「部門を越えた連携」でカードを提出した場合には、
より大きな売上が上がるようにゲーム内のパラメーターを修正しました。
カードの組み合わせがAGC旭硝子さまのビジネスとして妥当であるかどうかについては、
ゲームの理解が進むと参加者に組み合わせに対しての納得感が生まれていたので、
テストプレイと同じものをそのまま納品物としました。
 

ゲーム終了後には、学生からの意見を参考にしてゲームの説明方法を改善しました。
「分かりにくい表現やルール」を運営スライドでしっかりと説明し
より納得感を持ってプレイしてもらえるように工夫しました。
ゲームの進行、参加者同士のカードの受け渡しや、
参加者と運営者間でのカードの受け渡しには、問題が無かったため
AGC旭硝子さまの人事部の方にも安心していただくことができました。

ビジネスゲームで企業理解の促進

インターンシップでビジネスゲームを活用していただくことで、AGC旭硝子さまが「自立」と「チームワーク」を求めているというメッセージを学生に伝えることができます。
 

さらに、ビジネスゲームならば50人以上の学生に数時間で、AGC旭硝子さまの業務を体験し、理解してもらうことができます。
 

これは学生の方とAGC旭硝子さまの両方に大きなメリットがあります。
学生にとっては、企業理解の絶好の機会となり、
AGC旭硝子さまにとっては、AGC旭硝子さまが社員に求めるマインド、思考方法を知ってもらえる機会になるのです。

より詳しいオリジナルゲーム制作の説明は、下記のリンク、またはお問い合わせフォームをご利用ください。

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ライター:【大佐】竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルの計算表やマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。
大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。
 
Q:【大佐】って?
A:ゲームこそ人生。社内ゲーム研修で決定された社内ランクです。
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