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【タイプ別】SDGsがわかるビジネスゲーム3選

2019/09/18

社会に浸透してきた「SDGs(持続可能な開発目標)」


私たちプロジェクトデザインがはじめてSDGsに関連するゲームとして「2030SDGs」を制作したのは、2016年3月のことです。
当時の様子は下記のブログにも書いています。
 

社内ゲーム研修:国際社会が目指す「持続可能な開発」をビジネスゲーム研修で体得する


 
制作当時に比べると、現在ではSDGsの概念もかなり社会的に浸透し、多くの企業・行政・自治体・教育機関などで取り組みが行われています。
「SDGs」という名前は一つですが、その目標を達成するためのアプローチは多種多様です。
 
弊社ではSDGsを紹介する、あるいはSDGsの観点から物事を捉え直すためのゲームをこれまでに3つ制作してきました。
ここではそれぞれのゲームの特徴・内容・受講者についてご紹介していきます。
 

SDGsがわかるビジネスゲーム3選

1)SDGsの本質を理解する「2030SDGs」
2)SDGsの考え方を地域活性化に活かす「SDGs de 地方創生」
3)事業を通じた社会課題解決を考える「SDGs アウトサイド・イン ゲーム」

 
 
 
 

1)SDGsの本質を理解する「2030SDGs」

ゲームの特徴

先述の通り2016年初頭という、早い時期からSDGsに着手したゲームです。
「SDGsとは何か」を広く知ってもらうことを最初の目標にしています。
それを踏まえて私たち一人ひとりの、一つひとつの選択が、ゆくゆくは地球環境全体に大きな影響を与えていくことになると知ってもらうことを重視しています。
SDGsとは、一部の人が万能の解決策で取り組むものではなく、あらゆる人の、あらゆる課題に対して、それぞれに可能な解決策で取り組む総力戦です。
このゲームでは一人ひとりに異なる選択肢、異なる長所が与えられ、それをどう活用していくか、協力していくか、調整していくかが課題となります。

目的・内容

プレイヤーには社会的活動を起こすための資金と時間、そして事業計画書に当たる内容を記したカードが配られます。
この事業は実行することで地球環境の現在の状態を表した3つのパラメータ「経済」「環境」「社会」に影響を与えます。
例えば「工場の開設」や「交通インフラの整備」といった工業に関する事業を行うと、経済にプラスの影響が出ますが、環境にはマイナスとなります。
あるいは大都市への一極集中を避けたり、働き方の多様性を増進させるカードを実施すると、密集と同質化のメリットが薄れるため、経済はマイナスになりますが社会はプラスになります。
すべてのカードにメリットとデメリットが存在し、どのタイミングでどの事業を実行するのかが大切です。
加えてプレイヤーにはそれぞれ個人として実現したい夢も設定されています。
全体共通の地球環境を健全に伸ばすことと、個人としての夢を追うこと、このジレンマに立ち向かっていきます。
 
(一般社団法人イマココラボのHPでも、「2030SDGs」についてカードイメージや動画付きで紹介されています)

カードゲーム「2030SDGs」の紹介

受講者について

このゲームで扱っている事業の内容が非常に幅広いことや、一致団結の姿勢が求められることから、エネルギーや廃棄物処理などの環境ビジネスを行う企業、青年商工会議所、これからの時代に合わせた投資を学ぼうとする金融機関の方などの参加が多い傾向にあります。
 

2)SDGsの考え方を地域活性化に活かす「SDGs de 地方創生」

 
 

ゲームの特徴

「地方創生」と銘打っている通り、とある地方を盛り上げていくことが目的です。
プレイヤーはその地方に住む行政職員、様々な企業の事業者、NPOなど一人ひとりが異なる立場になって参加します。
使えるカードはプレイヤーの役割によって異なり、行政しか実行できないカードや事業者しか実行できないカードがあります。
「まちづくりに全員で取り組む」という姿勢が重要ですが、このゲームをプレイすることで普段の自分の生活では見えないしがらみに気づくこともできます。
不満に思っている行政の対応や事業者の活動も、そうせざるを得ない致し方ない都合を感じ取れます。
そうした都合を踏まえた上で、改めて全員で「地方創生にはどう取り組むべきか」を考えます。
そうすると地方創生を実現するための考え方や目標の設定として、SDGsという共通のゴールを掲げていることが全員の考え方や意思決定に良い影響を与えると体感できるのです。

目的・内容

カードで表現された事業を使ってその地方の人口、経済、環境、暮らしを豊かにしていきます。
与えられるカードはプレイヤーがどの役割になっているかによって異なります。
カードの使用条件や効果も大きく異なります。
行政が政策として実施できるカードは効果も大きいですが、条件も厳しくなっています。
その条件をクリアするためには、行政以外の住民による活動が基盤作りとなります。
この住民による基盤があってこそ行政が動くことができ、行政が動いてくれるからこそ全体の大きな変革の流れを生み出せます。
また、人口のパラメータは栄えている都市では自然増しますが、寂れた都市では自然減していまいます。
そのため、計画を練るのも大切ですが、常に施策を打ち続け状態を維持して、地方が回復不可能な破綻をきたさないようにしなくてはいけません。
 
(下記「SDGs de 地方創生」専用サイトからも詳細をご確認いただけます)

カードゲーム「SDGs de 地方創生」

受講者について

「まちづくり」をテーマにしているため、参加者の方もそれに関わる方が多くなっています。
行政関係者、NPO職員、大学などの教育機関の職員、青年商工会議所のメンバー、そうした「まちづくり」「地方創生」に対して強い思いを抱き活動をされている、あるいは活動を始めようとされている方が集まります。
抱いている思いが近しいことも多く、受講者同士の親睦が深まる場にもなっています。
 

3)事業を通じた社会課題解決を考える「SDGs アウトサイド・イン ゲーム」

ゲームの特徴

このゲームは「実際のビジネスシーンでSDGsはどのように活用できるのか」を考えることに重きを置いています。
ただSDGsへの理解を深めることやSDGsの考えを拡散することに留まらず、
「今の世界で起きている課題は何があり、そのために企業は何をしているか」
「そうした企業の活動を反映して、自分たちの企業は何ができるか」
これらを学び、知ること、考えることまでが研修プログラムの一貫となります。
タイトルについている「アウトサイド・イン」とは、SDGsなどの社会課題を解決してほしいというニーズを見つけ、それに応えるビジネスのことを指します。
SDGsの17の目標に加え、169のターゲットについても深く考察していき、「中長期的な利益を生み出す、新規事業のビジネスチャンス」として社会課題を考えます。

目的・内容

ゲームは次の手順で進んでいきます。
まずはSDGsでも取り扱われるような現代社会で起きている問題について、現状と解決の糸口の情報を調べます。
どのようなビジネスならば解決できるのかの見立てができたら、そのビジネスに必要となる資源を集め、事業として設立させます。
設立させただけでは利益にならないので、広報販促活動を行い、黒字化して収益を得ます。
この収益は再び情報と資源を集めるために投資されます。
 
これは一般的な企業の自社拡大の構図と似ています。
情報を集め、資源と資金を集め、事業化し、収益性を高める。
その行動を繰り返しているのです。
ですが大きく異なるのは、解決策を自力で考えなくてはならないことです。
社会課題をどう扱うべきなのか、その正解は自分で決めなくてはならず、自分の出した答えに共感を得てもらわなくては利益は見込めません。
この難題との向き合い方を考えるのがこのゲームの醍醐味です。
 
●参考:2019年5月に仙台市で開催した体験会の様子
 「仙台で「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」(オルタナのサイトにジャンプします)
●今後の体験会の開催予定はこちらから

受講者について

他のSDGsのゲームに比べるとビジネスの比重が高いので、多種多様な業界からビジネスマンとして参加される方が多く見受けられます。
特に「新しい事業を作り出す」ことに強い関心をお持ちです。
会社として新規事業のスタート、個人としての独立、ベンチャー企業の設立をお考えの方が参加者に多いことは「SDGs アウトサイド・イン ゲーム」の大きな特徴です。
 
その中でもこのゲームを体験して高い満足度を得られているのは、カードに記載されている情報をしっかりと読み、それがどんな意味を持つかを考える方です。
カードのテキストをただの事実が書かれたデータとして扱わず、それを自分にとって有益な情報、特に新規事業のタネへと変換できる力を持つ方、持とうとしている方に高評価を頂いてます。
 


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