カードゲーム「2050カーボンニュートラル」​

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」は、過去から現在にかけて私たちが行ってきた様々な活動が地球環境にどのような影響を与えているのかをマクロ的に俯瞰することによって、私たちの価値観や考え方に気づき、行動変容に働きかけるためのシミュレーションゲームです。

ゲームでは、参加者が1つの組織のメンバーとして1~4人のチームを組み、 他のチームと様々な交渉を行いながら、組織の活動とプライベートの活動を行います。ある組織では獲得資金を増やすことを目指し経済活動を行っていきます。また、ある組織では排出削減量の目標に向かって環境活動を行っていきます。

こうした活動を通じて組織の目標達成を目指すプロセスにおいて、私たちの世の中のカーボンの状態がどのようになっていくのかをシミュレーション(模擬実験)します。

このゲーム体験を通して「なぜカーボンニュートラルが叫ばれているのか?」、そして「そのために、私たちは何を考えどう行動するのか?」に関する学びや気づきを得ることができます。

「2050カーボンニュートラル」の
コンセプト

1. カーボンの見える化

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」ではカーボン・マップを活用することで、カーボンの見える化を実現しています。

ゲームのプレイヤーのアクションに応じて、カーボン・マップ上のカーボンの量や動きがダイナミック(動的)に変化する。そのリアルな体験を通じて、

  • 私たちは圧倒的なスピードで大気中の温室効果ガスを増やしていること
  • カーボンニュートラルを実現できるまで温室効果ガスは増え続けること
  • 温室効果ガスの排出量削減の取り組みは「待ったなし」であること

などに対して、誰もが腹落ちさせること(実感を伴った理解)ができるようになり、カーボンニュートラルを自分事として捉えやすくなります。

※スライドでカーボンの循環を確認できます

ゲームに参加するプレイヤーは、自分たちのアクションによってカーボン・マップ上のカーボンの量や動きがダイナミック(動的)に変化する様子を確認することで、厳しい現実を理解するとともに、自分たちに何ができるのかを考える主体性を発揮できるようになります。

2. デカップリング(経済と環境の好循環)のシミュレーション

産業革命(石炭利用によるエネルギー革命)以降、経済と温室効果ガスはカップリング(連結)状態にあることが一般的でした。経済成長を進めるほどに温室効果ガスの排出量は増加する。そのような状態です。

しかし、カーボンニュートラルの取り組みを持続的、かつ、力強く進めていくためには経済成長と環境対策を両立させて「経済と環境の好循環」をつくる必要があります。

つまり、経済と温室効果ガスをデカップリング(分離)状態にシフトさせる必要があるということです。経済成長を進めながらも温室効果ガスの排出量を削減する。それこそが経済と環境の好循環です。

「2050カーボンニュートラル」では、経済と温室効果ガスの排出量がどのように変動するかをシミュレーションすることを通じて、

  • 経済と環境の好循環によってカーボンニュートラルが実現し得ること
  • デカップリング(経済と環境の好循環)を実現する上で、カーボンニュートラルを「経済成長の機会」と捉え直すことが重要であること

について気付きや確信を得ることができます。

※スライドでシミュレーションのパターン例を確認できます

3. 組織と個人の協働の可能性

住宅メーカーに電力会社、自動車メーカーに環境NPO、金融機関や政府。

「2050カーボンニュートラル」ではプレイヤーは様々な組織(企業や行政)の役割をロールプレイします。また、各プレイヤーは組織の活動とは別に、プライベートの活動も行います。

「カーボンニュートラルの実現」という共通の理念のもとに、企業同士、企業と行政、組織(企業や行政)と個人が協働することによって、1+1が3にも4にもなるような相乗効果がゲーム内で次々と起こります。そして、組織と個人の協働によるインパクト(影響の大きさ)を作り出すゲーム体験を通じて、

  • 全プレイヤーが歩調を合わせて取り組む重要性
  • 経済合理性と環境対策を両立させる必要性

について深い理解を得ることができます。

このようなお悩みを持つ組織や団体におすすめです

(1)自組織にカーボンニュートラルの考え方を浸透させたい企業や自治体

  • リスク管理の観点からカーボンニュートラルに取り組む必要があるにもかかわらず、社員が関心を持たない
  • カーボンニュートラル宣言をしたが、実際に何を考えどう行動したらよいのか分からない

このような状況に対して、「2050カーボンニュートラル」では組織がカーボンニュートラルに取り組むことの必要性や意義について、ゲームを楽しみながら腹落ちすることができます。

(2)地域においてカーボンニュートラルや脱炭素の推進を考えている自治体

カーボンニュートラルを実現するためには市民一人ひとりの活動が必要不可欠です。

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」は、市民が個人として無力な存在ではないこと、そして一人ひとりが起点となって行動する可能性や必要性を、地域住民に対して普及啓発していくことができます。

料金プランの詳細は、サービス紹介資料にてご案内させていただいております。

※資料は株式会社プロジェクトデザインのサイトにてダウンロードいただけます(ボタンをクリックいただくと該当サイトに遷移します)。

体験者の声

“普段は関わることのない人たちがカーボンニュートラルの達成に向けて協力するという貴重な体験ができました。周囲と協働で歩調を合わせることで、カーボン排出削減の効果が高まることが分かりました。社会全体で、どんな組織とであっても歩みを進めていけることを知り、未来への可能性が開けました”

“カーボンニュートラルに関して、これまでは「自分事化」していませんでしたが、取り組みが「待ったなし」であることに気づくことができました。個人を起点にカーボンニュートラルの実現に向けて取り組みを開始していこうと思います”

“世の中には様々な組織が存在しており、全ての組織が個々のゴールに向けて活動している限り、単体でカーボンニュートラルを実現することは難しく、常に綱引きが起こっているとも言える。社会全体で「カーボンニュートラルを実現する」という共有ビジョンを持つことの重要性に気づかされました”

ゲームを通して生み出したいこと

このゲームが実現したい未来は、まさにカーボンニュートラル社会の実現。そこに向けて、私たちプロジェクトデザインは、まずできることから一歩を踏み出そうとしています。

しかし、私たちだけの取り組みには限界があります。共に取り組む仲間を増やし、足並みを揃えていく必要があります。私たちプロジェクトデザインの理念に「志ある行動者たちを結びつけ、高めあい、社会を取り巻く問題を解決する」というのがあります。

カーボンニュートラルの実現に向けて一緒に取り組んでいきましょう!(お問い合わせ、ご質問、ご相談など、こちらまでお気軽にご連絡ください)

株式会社プロジェクトデザイン 運営事務局

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