海洋ごみ問題の解決に向けた企業の取り組み事例と、私たちにできること

海洋ごみ問題の進行によって、私たちの子供や孫の時代で美しい海が消えてしまう。

そんな悲しい未来を避けるために、美しい海を守っていくために、今、私たち一人ひとりが具体的な行動を起こす必要があります。その具体的な行動の一歩として、海洋ごみ問題についての理解を深めたい方向けに、海洋ごみ問題を俯瞰視した内容をお届けします。

Contents(目次)

海洋ごみとは

海洋ごみは、漂着ごみ(海岸に漂着したごみ)・漂流ごみ(海を漂流するごみ)・海底ごみ(海底に堆積したごみ)の総称であり、その多くがプラスチック製品のごみです。

<漂着ごみの品目上位10種(個数ベース)>

    • ボトルのキャップ、ふた:17.6%
    • プラ製ロープ・ひも:16.6%
    • 木材:9.2%
    • 飲料用ペットボトル:6.9%
    • プラ製漁具:4.2%
    • プラ製食品容器:4.0%
    • プラ製荷造りバンド・ビニールテープ:3.7%
    • ウレタン:3.5%
    • プラ製食器:3.5%
    • プラ製ブイ:3.2%

<漂流ごみ(東京湾:平成30年度)>

    • その他プラスチック製品:35%
    • 食品包装、弁当空、お菓子袋など:28%
    • ペットボトル:11%
    • その他:11%
    • 木材:7%
    • レジ袋:6%

海洋プラスチックごみの8割は、陸域から流入している現実

海洋ごみはどこからやって来るのか。

海洋ごみという名称からは、海に直接捨てられたごみをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが現実は違います。海洋プラスチックごみの約8割が陸域からの流入となっているのです。街中でポイ捨て・投棄されたごみが雨や風によって排水溝に入り、河川をつたい、海へと流れ出ています。

海洋プラスチックごみの量が、魚の量よりも多くなる未来

海洋プラスチックは世界の問題です。

2016年、世界経済フォーラム(ダボス会議)において、毎年800万トン超ものプラスチックが海に流出していること、そして、2050年までに海洋プラスチックが魚の総重量を超える試算が発表されました。

※800万トンは、身近なものに喩えてみると、サンマ500億匹分(1匹160グラム換算)、自動車800万台分(1台1トン換算)、ジェット機2.3万台分(1台350トン換算)です。

海洋プラスチックごみとマイクロプラスチック

  • 洗剤の容器やバケツに使用される高密度ポリエチレン(HDPE)
  • レジ袋や紙パック容器に使用される低密度ポリエチレン(LDPE)
  • ストローやペットボトルのキャップに使われているポリプロピレ(PP)
  • ハンガーや食品用トレイに使用されているポリスチレン(PS)

このように、プラスチック製品は優れた材料特性(耐腐食性や耐水性、着色性)と生産コストの低さを背景に、私たちの日常に広く普及しています。

これらのプラスチック製品はポイ捨てや不法投棄などの不適切な形で放置されることで海洋プラスチックごみになるだけでなく、そのごみが海を漂流・漂着する中で劣化と破砕を重ねながらマイクロプラスチック(直径5ミリメートル以下の小さなプラスチック微細片)になります。

このマイクロプラスチックは漂流の過程で汚染物質が表面に吸着し、それを誤飲した海洋生物が害を受けることが問題視されています。また、マイクロプラスチックを含めたプラスチックは自然分解されにくく、長きに渡り自然界に残り続ける点も問題視されています。

海洋ごみ問題の影響

1. 海の生き物への影響

2018年にインドネシアの国立公園の海岸に打ち上げられたマッコウクジラの死体から約6キロのプラスチックごみが発見されました。

また、2019年にイギリスの砂浜で見つかったクジラの死体からは、驚くことに100キロものプラスチックなどのごみの塊が発見されたことが大きなニュースとなりました。

日本では2021年に沖縄美ら海水族館より発表された調査結果が話題になりました。2019年以前の約30年間に死んだ状態で沖縄本島沿岸に漂着したウミガメ3種・計484個体の約20%が、海洋ごみを誤食していたのです。

このように、海洋ごみ問題で最も影響が懸念されているのは海の生き物への影響です。放置された漁具(網)に絡まる、海洋ごみを誤飲してしまうなどの被害は世界中で起きています。

2. 船舶の航行や漁業への影響

海洋ごみの問題は海の生き物だけでなく、海と関わる人間にも影響を及ぼします。

  • 漂流ごみとの衝突によるスクリューの変形
  • 船底のエンジン冷却水口へのプラスチックごみの吸い込みによる障害
  • 海底ごみの堆積による漁場環境の悪化

などの影響が問題視されています。

3. 観光業や沿岸域への影響

海洋ごみの問題は観光業や沿岸域にも波及します。

漂流ごみや漂着ごみなどの海洋ごみによって海岸の景観が損なわれてしまう他、海水浴やマリンスポーツを楽しむ人が海洋ごみによって怪我をする危険性があります。その結果、観光客の減少という形で観光業への悪影響が生じています。

また、漂着したごみの回収や処理に係る費用は、その地域(市町村)の負担になる点も問題視されています。

海洋ごみ問題の解決に向けた企業の取り組み事例

スズキ

スズキでは、2020年に海洋プラスチックごみに焦点を当てた新たな取り組み「スズキクリーンオーシャンプロジェクト」を始動し、世界初の船外機に取り付け可能なマイクロプラスチック回収装置(MPC)を開発しました。

そして、2022年7月よりMPC標準装備の中型船外機5機種の生産を開始しています。

“正しく回収されずに海に流れ込む大量の海洋プラスチックごみは近年大きな環境問題となっており、さらにそれらが自然環境下で微細に破砕されたマイクロプラスチックは生態系に及ぼす影響が懸念されている。こうした問題に対処するため、船外機がエンジン冷却のために大量の水をくみ上げながら走行し、冷却後にその水を戻す構造であることに着目し、戻り水用ホースに取り付け可能なフィルター式の回収装置を開発した。これにより、走行するだけで水面付近のマイクロプラスチックを回収することができる”

参考:スズキ、世界初の船外機用マイクロプラスチック回収装置を開発|スズキ

レンゴー

レンゴーでは、スクラブ剤や化粧品に使われるプラスチックビーズの代替素材に適した「ビスコパール」の製品提供を通じて、海洋マイクロプラスチックごみの低減に貢献しています。

“近年、マイクロプラスチックによる海洋汚染が世界的な問題となっています。ビスコパールは土壌中だけでなく、海水中の微生物によって水と炭酸ガスに分解される環境にやさしい素材で、海洋生分解性の国際的な認証である「OK biodegradable MARINE」認証を取得しています。海に流出する可能性のあるプラスチックビーズを代替することで、海洋マイクロプラスチックごみ低減に貢献することができます”

参考:ビスコパール|製品案内|レンゴー株式会社

花王

花王では、プラスチックボトル自体をなくすという新発想のフィルム容器を開発。そしてさらに、プラスチック容器の完全リサイクル化を目指しています。

“薄いフィルムに空気を入れて浮き輪のように膨らませることで、ボトルのように使える新型容器を開発。つめかえパックと同程度までプラスチック使用量を減らした本体容器を実現しました。つめかえる手間もなく、最後まで無駄なく使えます。この新型容器は、新ブランド「MyKirei by KAO」から採用を開始しました”

参考:花王|プラスチック容器の完全リサイクル化をめざして

パイロットコーポレーション

パイロットコーポレーションでは、2020年に、海洋プラスチックごみからリサイクルした再生樹脂を使用した油性ボールペンの販売を開始。発売から1年で100万本を超える大ヒット商品となりました。

“海洋プラスチックごみ・マイクロプラスチック削減のための試みとして、テラサイクルジャパンが日本国内で回収した海洋プラスチックごみからリサイクルした、再生樹脂を使用した油性ボールペンの製造・販売を2020年より開始しました。本体の一部に海洋プラスチックごみからリサイクルした再生樹脂を使用し、加えてその他の部品についてもリサイクル素材を使用することにより、交換可能部品を除き再生材使用比率70%以上を達成しています。海洋プラスチックごみ由来のリサイクル素材の活用を広げ、流通を促進し、その回収の推進及び海洋プラスチックごみの削減に協力してまいります”

参考:事業活動を通した各種取り組み|【E】環境への取り組み|株式会社パイロットコーポレーション

プロジェクトデザイン

プロジェクトデザインでは、海洋ごみ問題について考えるゲーム「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームを開発・提供しています。

“「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームは海洋ごみ問題について考えるゲーム型のアクティブラーニング学習教材です。小学生高学年から中学生向けの授業でご利用いただけます。海洋ごみ問題は遠い未来の話ではなく私たちのすぐ身近に迫っています。けれども、このような大きな社会課題を前にすると、自分1人でやれることは小さく感じられ、中々行動に移せないものです。本ゲームを通して、海洋ごみ問題を自分事として理解することで “海洋ごみを減らす行動” の第一歩となれば幸いです”

参考:「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームとは|株式会社プロジェクトデザイン

また、同社では「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームを社会課題への理解と解決に向けた探究を進める総合的な学習(探究)のプログラムとして活用いただけるサービスも提供しています(ご興味のある方は下記の内容をご覧ください)。

ネスレ

ネスレでは、全てのネスレ製品のパッケージを埋め立て、海や湖、川への投棄処分によって終わらせないことをビジョンに掲げた取り組みを推進しています。

“ネスレは、プラスチックパッケージを100%リサイクル可能に設計するというコミットメントを継続します。2025年までに、95%以上を実現できると考えています。現段階では、ネスレの全パッケージの85.8%がリサイクル可能またはリユース可能です。ネスレ製品のプラスチックパッケージの81.9%が専用のリサイクル施設で処理できるように設計されていますが、私たちにできることはまだあるはずです。世界最大の食品・飲料メーカーとして、ネスレの行動には影響力があり、私たちはその企業規模やスケールを活かすことに全力を尽くします”

参考:プラスチックごみに対するネスレの取り組みについて|ネスレ日本 |Nestlé

SUSTAINABLE JAPAN

SUSTAINABLE JAPANでは、街中から出るごみが海に流れ出ることを防ぐための用排水路浮遊ゴミ回収機「シースリバー」を開発・提供しています。

“2021年から用排水路浮遊ゴミ回収機「シースリバー」の開発に着手し2023年に完成いたしました。この機器は、海洋ゴミの8割が街中から出ていると言われており、それを食い止める為に開発しました。そのゴミを水路などで効果的に収集・除去するように設計されており、海洋生態系の保全に貢献します。持続可能性と環境保全への取り組みにより、弊社は海洋汚染という世界的問題にプラスの影響を与えるよう努めています。「未来の子供達のためにキレイな海を残す」弊社代表 東濵の想いの詰まった機器です”

参考:SEETHLIVER(シースリバー)| 株式会社SUSTAINABLE JAPAN| 環境保全に関わる機器の販売・リース

クリーンオーシャンアンサンブル

クリーンオーシャンアンサンブルは、2020年の設立以来、海洋ごみ問題解決のために挑戦するNPO法人です。海洋ごみ事業として、海洋ごみを回収・調査・再利用することに取り組んでいます。

海洋ごみの回収においては、小豆島にて地元漁師と共に漁師網を使った回収装置開発と実証実験を繰り返し、4回目にして約1.5kgの海洋ごみの洋上回収に成功しています。

“海岸漂着ごみは世界的にビーチクリーン活動が行われ、回収の取り組みが進んでいる一方で、全体の約75%と推定されている漂流ごみと海底堆積ごみは回収困難なため、回収の取り組みが進んでいません。この現状を打破するために、小豆島の漁師と共に海上に放置されている海洋ごみ回収ができる装置と発生から漂流・漂着までの調査スキーム開発に挑戦しています。装置と調査スキームは回数を重ねる毎に改善を重ね、3回の失敗を経て、今回の4回目の実証実験で約1.5kgの海洋ごみの洋上回収に成功しました”

参考:NPO法人Clean Ocean Ensembleのプレスリリース

ピリカ

ピリカは、Material Circulator(アップサイクルを通じて、サーキュラーエコノミー市場の開拓を目指すプロジェクト)の中で、海洋ごみとして問題視されている牡蠣パイプと人工芝を回収し、アップサイクルした三角コーンと2種類のかごの試作に成功しました。

試作品は日本最大規模のスポーツ施設を運営するJ-GREEN堺などに寄贈。今後は、プラスチックメーカー等へ素材の活用や、共同商品企画を目指します。

“ピリカは、資源回収から再資源化ペレットの生成、試作品の製造までの一連のプロセスを外部パートナーと共に担当・実現しました。今回、再資源化の対象となった資源ごみは、瀬戸内海に漂流・漂着・堆積している現存量約1,600万本と推定された牡蠣パイプと、ピリカで実施した2020年度マイクロプラスチック調査で全体個数の20%を占めており、年間25tが海洋流出していると推定されている人工芝です”

参考:牡蠣パイプと人工芝のアップサイクル製品の試作に成功|株式会社ピリカ/一般社団法人ピリカ

<ご案内>
サーキュラーエコノミーに関して興味の有る方は下記の記事をご覧ください(サーキュラーエコノミーの基礎知識と企業の取り組み事例・私たちにできることをご紹介します)。

LIXIL

LIXILは、再資源化 が困難とされる複合プラスチックや海洋プラスチックをはじめ、ほぼすべての種類の廃プラスチックと建築物の解体や補修などから生じる廃木材を融合した、循環型素材「レビア」を開発しました。

“LIXILでは、世界中の人びとの住まいと暮らしを支えるメーカーとして、責任ある資源の使い方を推進するとともに、日々の困りごとや社会課題を解決するイノベーションを追求しています。廃プラスチックから新たな価値を生み出す『レビア』は、再資源化率の低さや使用後の廃棄による環境汚染といった世界的な廃プラスチックの課題に対応し、循環型社会の実現に向けた一翼を担う素材になると考えます。まずは国内でパートナーさまをはじめ、自治体、政府、業界団体といったステークホルダーの皆さまとの連携体制を強化しながら、原材料の調達から生産、販売、施工や回収に至るエコシステムの構築を目指します。新たなビジネスモデルの確立により、新規事業の成長と環境へのインパクトの最大化を図ってまいります”

参考:廃プラスチックと廃木材を融合した新しい循環型素材「レビア」を開発|株式会社LIXILのプレスリリース

東京都

東京都では、海岸漂着物の発生抑制対策の一環として、海ごみ問題を題材とした環境学習用テキスト(小学生向け)を提供しています。

参考:東京都の海ごみ対策|東京都環境局

アダストリア

「GLOBAL WORK」や「niko and …」などのアパレルブランドを展開するアダストリアでは、海洋プラスチック流出を防ぐ洗濯ネットを開発・販売しています。

“近年、海洋汚染の原因の一つとして考えられている衣服等から発生する「繊維くず」。私たちはアパレルを扱う企業としてこの問題解決に取り組む重要性を認識しています。当社ビジネスを通じた解決手法の一つとして、繊維くずの流出を80%低減*することができる洗濯ネット「FIBER HOLD BAG」を販売しています。これは通常のものよりも細かい網目(0.05mm) の生地を使用し、当洗濯ネットで捉えられた微細な繊維くずが流出しにくい機能を有しています。洗濯時の環境配慮とともに衣服の摩擦劣化防止にも寄与する、当社ならではの商品です”

参考:アダストリア 統合報告書2023(P47)

海洋ごみ問題の解決に向けて私たちにできること

これからご紹介する取り組み内容は、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の3Rの推進であり、誰でも実践可能なものばかりです。気軽に取り組めるものから、小さく始めてみてはいかがでしょうか。

一人の行動が与える影響は微々たるものであっても、それを多くの人が行うことによって、やがて企業や自治体・国を巻き込んだ大きな影響へと発展します。

毎日の生活の中でごみを減らす(Reduce・Reuse)

お店側の努力もあり、レジ袋をもらわずにエコバックを利用する習慣は日本社会にも一般化しつつありますが、その調子で自分ができる範囲でごみを減らす行動を増やすことが大切です。

例えば、これまでコンビニ弁当を買っていたのを止めて、手作りお弁当を作るようにするのはハードルが高いかもしれません。ただ、マイ箸やマイスプーンを持参するぐらいであればできるかもしれません。

それができれば、割り箸やプラスティックスプーンのゴミを減らすことに貢献できます。

外で出たごみは家に持ち帰る(Reduce)

バーベキューやお祭り、ピクニックやイベント参加などの際に生じるごみ。荷物になるのでその場に捨てたくなる気持ちは分かりますが、そのごみを持ち帰ることで海洋ごみ問題に少なからず貢献できます。

どうしてもごみを捨てる必要がある場合は、ごみを分別した上で、指定の場所に捨てるようにしましょう。

エシカル消費を実践する(Reduce・Recycle)

エシカルとは「倫理的な」「道徳的に正しい」という意味を持つ言葉で、エシカル消費とは人や社会、地球環境に配慮した消費行動を指しています。

分かりやすく言い換えるならば、エシカル消費とは、商品そのものの価値だけでなく、その商品が出来上がるまでのプロセスや商品が消費された後のことにまで注目して商品の選択を行うことを意味します。

海洋プラスチックごみを減らす観点では、プラスチックの使用を抑えた商品を選ぶこと、プラスチック製品のリサイクル活動(再商品化)に積極的な企業の商品を選ぶことがエシカル消費の実践と言えます。

<ご案内>
エシカル消費に関して興味の有る方は下記の記事をご覧ください(エシカル消費に関する基礎知識と企業の取り組み事例・私たちにできることをご紹介します)。

プラスチックごみの分別を徹底する(Recycle)

2022年4月1日より施行されるプラスチック資源循環法によって、家庭ごみの新たな分別回収が導入されます。

これまで主に燃えるごみとして捨てていたプラスチック製品(例:クリアファイル)についても分別・回収・リサイクルを行うことで、プラスチックごみの大幅削減を目指します。

当たり前ではありますが、こういった新たな取り組みに積極的に協力していくことで、海洋ごみ問題の解決に貢献できます。

この記事の著者について

執筆者プロフィール

池田 信人

自動車メーカーの社内SE、人材紹介会社の法人営業、新卒採用支援会社の事業企画・メディア運営(マーケティング)を経て、2019年に独立。人と組織のマッチングの可能性を追求する、就活・転職メディア「ニャンキャリア」を運営。プロジェクトデザインではマーケティング部のマネージャーを務める。無類の猫好き。しかし猫アレルギー。

監修者プロフィール

大槻 拓美

富山県滑川市在住。長野県伊那市出身。2001年4月伊那市役所入庁。徴税担当、結婚支援担当などを経て、移住定住・地方創生事業担当を歴任。プライベートでは高校生や大学生が地域と関わる活動の支援や、地区の交通安全協会会長を担うなど幅広く地域活動に従事。また、カードゲーム「SDGs de 地方創生」のファシリテーターとして高校や大学、企業などの研修会にも多数登壇。こうした活動を通じ、人と人との対話を促進して疑似体験から深い学びや行動変容を生み出すゲーミフィケーションの可能性に魅せられ、21年間の行政職員生活にピリオドを打ち、2022年4月より現職。「海なし県出身者だからこそ、海ごみ問題に取り組んでいきたい」と自ら志願し、「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームのファシリテーターを務める。

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