【参加レポート】「CHANGE FOR THE BLUE 」カードゲーム体験会×春の海ごみゼロウィーク一斉清掃イベント×海岸マイクロプラスチック探索 in 富山

「春の海ごみゼロウィーク」をご存じでしょうか?

ごみゼロの日(5月30日)、環境の日(6月5日)、世界海洋デー(6月8日)の3つの記念日を含む期間に環境省と日本財団が共同開催する全国一斉清掃キャンペーン。それが「春の海ごみゼロウィーク」です。

この「春の海ごみゼロウィーク」のキックオフとして、5月28日には富山駅前でごみ拾いイベントが行われました(CHANGE FOR THE BLUE in富山実行委員会主催)。今回は、このキックオフイベントに合わせて株式会社プロジェクトデザインが開催した「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム体験会&フィールドワークの参加レポートをご紹介します。

Contents(目次)

「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームが生まれるまで

日本財団が産官学民連携で行う「海と日本プロジェクト」の一環として、2019年から全国的に「CHANGE FOR THE BLUE」プロジェクトが始動しました。

富山県でも海洋ごみを削減する行動を広げるために、県内の団体と富山テレビ放送で組織する「CHANGE FOR THE BLUE in富山実行委員会」が設立され、様々な啓発イベントを実施しています。

目指すのは、海に囲まれた日本に暮らす私たち1人ひとりが、海洋ごみを “自分ごと” と捉えること。そして、綺麗な海を未来へ引き継ぐために私たちができることを考え、アクションの輪を周りに広げていくこと。それには、子どもから大人まであらゆる世代の人が海洋ごみに関心を持ち、身近な問題として認識することが大切です。

「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム

そこで、「CHANGE FOR THE BLUE in富山実行委員会」と株式会社プロジェクトデザインの共同開発によって生まれたのが「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム。小学校高学年から中学生向けの授業でも利用できる、海洋ごみ問題を学ぶためのゲーム型アクティブラーニング学習教材です。

カードゲームで海を綺麗にする(ごみや汚れを減らす)活動を疑似体験することで、”海の豊かさを守るには海にごみを出さないことが大事” だと理解し、意識向上・行動変容に繋げることができます。

海洋ごみ問題に寄せられる高い関心

さて、ここからは、わたくし古野 知晴(ふるの ちはる)が小学生の娘と参加した、「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム体験会&フィールドワークの様子をお届けします。

私は海のある滑川市に住んでいて、以前にも地元の海岸清掃活動にも参加したことがあります。その時、目につく場所は綺麗でしたが、空き缶や発泡スチロールが海のそばの側溝に大量に溜まっていたことに驚きました。細かくなった粒上の発泡スチロールは拾うのが難しく、一度出たごみを回収する大変さが少し分かりました。海岸清掃活動はあちこちで行われているのに、なぜ海のごみは無くならないのか? 海を綺麗にするにはどうしたら良いのか? そんな疑問を解消したい。

それが私の参加動機です。

他の参加者は、教育関係者や行政職員、海岸清掃活動を主催している人、一般の親子など、計32人。県内だけでなく福井県や新潟県、岐阜県から参加した人もいて、海洋ごみ問題をカードゲームで体験することへの関心の高さが伺えました。

県内外の教育関係者や行政職員、海岸清掃活動主催者が参加

いよいよイベントが始まります。

はじめに、株式会社プロジェクトデザインの福井 信英(ふくい のぶひで)代表による挨拶です。

「一見綺麗な場所でもごみはたくさん落ちていて、みんなで少しずつ海を汚す活動をしてしまっています。だからこそ、今日はフィールドワークとカードゲームを通して、海を守ることの大切さを知ってもらいたい。お子さん世代にも体験してもらえれば嬉しいです」。

株式会社プロジェクトデザイン福井代表の挨拶

次に、富山県立大学名誉教授の楠井 隆史(くすい たかし)先生の挨拶です。

「富山湾のごみを減らすには、海ごみ問題を “自分ごと” として捉えることが大切。ごみの回収やごみ箱の増設は対処療法的なもので、意識・社会全体を変えないと変わらない。カードゲームを通じて学んでいただければ」というお言葉をいただきました。

楠井先生は「CHANGE FOR THE BLUE in 富山実行委員会」の実行委員長で富山県海岸漂着対策推進協議会座長を務められ、「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームを監修された方です。

その後、チェックインとしてテーブルごとに自己紹介をしました。

名前と参加したきっかけのほか、好きな “海の生き物” についても話します。好きな理由は食材としてでもOK。…何がいいかな。クラゲやヒトデ、ブリとか? あっ、”富山県の春の神秘” と呼ばれるホタルイカがいるではありませんか。見て美しく、食べて美味しい海の生き物です。ちなみに娘が好きなのはブリ(の照り焼き)でした。海洋生物への興味関心は親子揃って食材としての見方です…。

同じテーブルには、中学1年生の息子さんと親子で参加した女性がいました。「少し早いですが、夏休みの自由研究にするつもりなんです」とのこと。5月末から、もう夏休みの自由研究のことを考えて行動されているなんて熱心ですね!

「わが家もマネして自由研究にしようか」と娘に言ってみたところ、乗り気な様子。でもまだイメージできていない様子なので、この後の時間で海洋ごみについて知り、理解するところからのスタートです。

楽しみながら海洋ごみへの理解を深めるプログラム

さて、この日のプログラムは次の通りです。

  • フィールドワーク①まちのごみ拾い(富山駅周辺のごみ拾い)
  • フィールドワーク②海のごみ拾い(海岸へ移動し、ごみ拾いとマイクロプラスチックの実験)
  • 「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム体験会

プログラムは、株式会社プロジェクトデザインの大槻 拓美(おおつき たくみ)さんと今井 麻里子(いまい まりこ)さんのお二人が仕切ります。ファシリテーターとして「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームを運営されるのも、大槻さんと今井さんです。

お揃いのTシャツを着たお二人は、明るく楽しい雰囲気で「本日は楽しみながら海ごみへの理解を深めていただきたい」と話をされていました。

大槻 拓美さん
今井 麻里子さん

フィールドワーク①まちのごみ拾い(富山駅周辺のごみ拾い)

主催者の挨拶や本日のプログラム内容の説明が終わると、いよいよフィールドワークです。

ここで、ごみ拾いに使うごみ袋とトングが配布されました。赤い袋には燃やせるごみ(紙、汚れたプラスチックなど)、青い袋には燃やせないごみ(缶、ペットボトル、金属など)を分別して入れます。参加者全員で、富山駅の周辺でごみ拾いをしました。

ごみ1つ落ちていないように見える富山駅前

一見綺麗な富山駅前。やはり目につくところには、ごみは落ちていません。けれど、植え込みの陰が吹き溜まりになっていたようで、めくってみるとごみがたくさん隠れていました。

  • たばこの吸い殻
  • ビニール袋
  • 髪の毛が巻き付いたプラスチックのお菓子袋
  • メモのような小さな紙

などなど。ポイ捨てされたものもあるだろうし、どこかから風に飛ばされたものもあるかもしれません(ごみをポイ捨てする人の心理は全く理解できませんが、ビニール袋など軽いものが風に飛ばされそうになり慌てて捕まえたことがあります)。

植え込みをめくると… 
陰に隠れていた、たくさんのごみ

プラスチックが自然界で分解されないということは周知の事実。

たばこの吸い殻も、分解されない上に有害物質がたくさん残っています。屋外で雨に濡れて有害物質が溶け出し、河川を通じて海に流れ込む…。想像しただけでゾッとします。自分の出したごみは責任を持ってきちんとごみ箱や灰皿に入れなければなりません。

一方、たんぱく質でできている髪の毛はすぐに自然に還るのかと思いきや、木の根元に引っかかっているような状態だと土中のバクテリアに分解されずに、そのままになっていることに驚きました。

私の隣にいる娘は「ごみ拾いって楽しいね」と、前向きな感想。ごみを見つけるというミッションに取り組み、まるで宝探しのように一生懸命拾い集めていました。

40分後にみんなで拾ったごみを集めてみると、燃やせるごみは3袋、燃やせないごみは3袋分になりました。燃やせないごみの中には壊れた傘もあり、綺麗そうに見えた場所で、短時間でこれだけ多くのごみが集まったのは予想外でした。

プラスチックごみやたばこの吸い殻が目立つ
空き缶や空きビン、ビニール傘まで

フィールドワーク②海のごみ拾い(海岸へ移動し、ごみ拾いとマイクロプラスチックの実験)

次は、海のごみ拾いです。

富山駅からバスに乗って北へ7.4キロの場所にある岩瀬浜海水浴場へ移動しました。バスの車内でも大槻さんと今井さんがガイドします。「岩瀬浜に着いたら、まちのごみと海岸のごみの種類がどう違うかも観察してみてください」と大槻さん。

また、今井さんからは海洋ごみ対策として富山市の河川で運用されている「網場(あば)」の紹介がありました。「網場」とは、陸地から流れてくる多くのごみを食い止めるため、川に網をかける施策のことです。2019年度から期間限定で設置され、2020年に3つの河川で2か月間設置して回収されたごみの総重量は569kg。500kgがイメージできなかったので調べてみると、競争馬1頭ほどの重さだそうですよ。

今年は網場が8月以降に設置される予定だそうで、期待大です。ごみ捨て場からあふれたごみが風に飛ばされ、川に流されてしまうこともあるそうなので、こういった取り組みがもっと広がればいいと思います。

大槻さんによる海岸清掃の案内
今井さんによる「網場(あば)」の紹介

さて、20分ほどで岩瀬浜海水浴場に到着しました。

海で行うフィールドワークは、ごみ拾いとマイクロプラスチックの収集です。マイクロプラスチックとは波や砂で削られ、直径5mm以下になったプラスチックの破片のこと。有害物質を吸着したマイクロプラスチックを海の生き物が食べ、有害物質が体に溶け出す可能性があるなど、海洋環境において大きな問題となっています。

しかも、日本は世界の海の平均に比べ、27倍のマイクロプラスチックが集まっているそうです。怖いですね…。

青空が広がる岩瀬浜海水浴場でマイクロプラスチックの収集

この日の最高気温は26.8度。熱中症警戒アラートが出ていたため、時間を少し短縮しての作業となりました。

スコップで砂をすくい、ザルで砂をふるい落とします。残ったものをトレーに出し、中からマイクロプラスチックを探します。大きなプラスチックごみは大きな袋へ、マイクロプラスチックは小さな袋へ。娘やお友達と探していたら、直径4mmほどの “白くて丸いマイクロプラスチック” がいくつも見つかりました。これは一体何でしょう?

海岸では、ほかにも漁に使う網やお菓子の袋、服のタグなどのプラスチックごみ、流木やもみ殻(がら)、細かい木のチップがたくさん落ちていました。木などの自然物でも分解には数年単位の時間がかかるため、川に流れ込まないようにしなければならないですね。

マイクロプラスチックともみ殻、木のチップ
白くて丸いマイクロプラスチック

帰りのバスの車内では、楠井先生からマイクロプラスチックの実例について、サンプルとともに紹介していただきました。さっき私たちが見つけた “白くて丸いマイクロプラスチック” は、被覆(ひふく)肥料の殻だったそうです。

周りをプラスチックでコーティングしてある肥料があることを初めて知り、衝撃を受けました。農家の方でも知らない人がいるのではないでしょうか。製造業者さんは、ぜひとも作らない方向にシフトチェンジしてほしいです。

時間差で中身が溶け出すようにコーティングしてあるようですが、肥料は撒いた後に土に放置するため、微生物に分解される “生分解性プラスチック” を使うべきだと思います。

また、楠井先生は「工業分野のプラスチックや、歩道の点字ブロックの一部がはがれ落ちているものもあり、それら全部がプラスチックごみになってしまいます」と話をされました。

マイクロプラスチックのサンプルを手に説明する、楠井先生
プラスチックでコーティングされた肥料(左)と、それが水に溶けた状態(左から2番目)
海岸で見つかったプラスチックごみの一例
歩道の点字ブロックの一部

フィールドワークを通して海ごみの現状について知った後は、引き続きバス内で大槻さんと今井さんから “海ごみクイズ” が出されました。 ぜひ、一緒に考えてみてください。

(答えはクリックしたら表示されます)。 

Q1. 海ごみ問題が注目されるようになったきっかけとして、知られる海の生き物は?

  1. イルカ
  2. ウミガメ
  3. ペンギン

正解は「ウミガメ」です。鼻にストローの刺さったウミガメの動画がネットで拡散され、海のごみ問題が広く知られるようになりました。

Q2. 日本で1年間に消費するペットボトルの本数は?

  1. 100万本
  2. 230万本
  3. 230億本

正解は「230億本」です。1人あたりに換算すると、183本です。

休憩 ~ごみは出さないという意識の重要性を学ぶ~

さて、「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム体験会の会場に着いた後は休憩です。

軽食(富山名物・ますの寿司やお菓子)を食べながら、交流のひと時です。その間に「美しい富山湾クラブ」の高桑幸一さんより、富山湾で見つかるごみについて説明を受けました。

「石川県の内灘は海外からのごみが多いですが、富山湾のごみはほとんどが県内から出るごみです。つまり、努力すれば自分達で綺麗にできるということです。ごみ拾いよりも大事なのは、意識を変えること。田んぼでもプラスチック肥料を使わないなど、ごみの発生するところを変えていくことが大切です」とのこと。

ごみを拾っても後からまたごみは発生します。原因を元から断つために、「ごみを出さない」という意識をより多くの人が持つのが大切だということですね。

「美しい富山湾クラブ」高桑さん

「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム体験 ~ルール説明~

ここからは、いよいよカードゲームに移ります。まず、プラスチックごみの現状についてレクチャーがありました。

世界のプラスチック生産量は、2015年には3億8千万トンに上りました。プラスチックは “軽い” “水を通さない” などの利点があるため、世界中で便利に使われています。

世界のプラスチック生産量の推移

それに伴い、プラスチックのごみが増え続け、陸から川に落ちたごみが海に流され、海洋汚染の大きな原因となっています。また、海洋ごみにはプラスチックのほかに空き缶や空きビン、流木、漁具、排水もあります。

最初から「海に捨てよう」と思ってごみを出している人はいないと思います。しかし、海洋ごみはなぜ減らないのでしょうか。

「わたしたちにできることは何でしょうか? ゲームを通じて考えていきましょう」ということで、ここから、カードゲームのルール説明に移ります。

「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームは、海のごみや汚れを減らす行動のシミュレーションを通して海洋ごみ問題について考えるゲーム型のアクティブラーニング学習教材です。
「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム

参加者全員(30~40人)が、チームごとに農家や漁師、役場、工場など12の役割に分かれます。

役割によって異なる「仕事カード」と「生活カード」が配布され、チームで話し合いながら海洋ごみを減らすための行動(カード)を選択します。そして、行動を実行(カードをファシリテーターに提出)すると結果カードが渡され、地域の状況を表すメーター(市民意識/便利さ/技術/ごみ・汚れ)が変化します。

ゲームは市民意識が低く、ごみ・汚れが多い状態からスタート。現実世界と同様に、何もしなければ海のごみ・汚れはさらに増えていってしまいます。ゲームは全4ターン行われ、ターンが終わるたびに、みんなのとった行動で変化した状況がニュースとして発表されます。

ゲーム体験を通じて「その行動が海の環境にどう影響するのか」「海の環境を良くするための行動はどれか」などを考えることで、日常生活に “海洋ごみ問題を減らす行動” を取り入れるきっかけにすることができます。

12の役割に分かれてゲームに参加
ゲーム開始時はごみ・汚れが15と多い状態

「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム体験 ~ゲーム体験~

ここからは、実際のゲーム体験の様子をレポートします。

私と娘の役割は、”容器をつくる工場” でした。イラストが特徴的でかわいらしく、「その容器はもしかして服なの?」とツッコミたくなる気持ちを抑えてゲームに集中します(ちなみに、カードデザインはプロジェクトデザインのデザイナーSさんによるものです)。

容器をつくる工場のカード群(下段)
ゲームは会場全体を使って行います

つい「正解っぽい」カードを選びたくなりますが、まずは娘の選択を聞こうと思いました。中には「これは悪い結果になる罠だろう」と思われるカードもあったので、それだけは選択しないように促します。

1ターンにつき、選べるのは「仕事カード」1枚、「生活カード」1枚の計2枚。

ファシリテーターに提出すると、それぞれ結果カードがもらえます。結果カードに書いてある状況変化を、マグネットの増減で表します。良かれと思ってとった行動でも、市民意識が低いと結果が出ないことや便利さが失われるといった悪い結果になることもありました。

カードを提出すると結果カードがもらえます
結果によって、地域の状況を表すメーターが変化

自分が選んだ行動によって、ごみが増えたり便利さが失われたりする。結果がすぐに見えることで、海洋ごみを “自分の責任” “自分ごと” と捉えられます。

カードゲーム型教材を初めて体験する子どもたちも、ゲームが進む中で「どうしたらもっとごみを減らすことができるか」「この行動は良さそうに見えるけど、本当にそうだろうか」などじっくり考え、熱中していました。

自分の行動で状況が変化することを実感
大人も子どもも真剣にプレイ!

こうして、会場にいる参加者全員でゲームに取り組んだ結果(私と娘は容器をつくる工場の役割ですが、全体では12の役割があり、それぞれの役割の行動の結果が問われます)、

1ターン目の後、減らしたはずのごみ・汚れはさらに増え、便利さがほとんどない状態に!

頑張っているのに悪くなる状況に私は焦ります。「このまま自分のチームだけでやっていても、海が綺麗になる想像が全くできない」と考え、他のチームとの情報交換を始めました。自分たちがやってみて良い結果になったカードの情報を発信し、既に他チームで実行されたカードの情報を収集して未実行のチームに情報共有します。

それでも、2ターン目の後は良い結果が出ず、「これでもダメなのか…。何て難しいゲームなんだ」と思いました。

<余談>
ちなみに、後から分かったのですが、どうやら私は一部正確でない情報を発信して他チームに悪いことをしてしまったため、反省しました。いい加減な情報を流してすみません…! 似たような行動でも、その微妙な違いによって異なる結果を生み出すことを知りました。

3ターン目から状況は徐々に改善してきましたが、まだまだごみ・汚れが多い状態です。

同じチームや周りのチームとも情報交換
3ターン終了時、ごみ・汚れは17の状態

それが、4ターン目には何と劇的に改善!

みんなで協力し、相談し合って行動してきた成果がやっと見えてきました。良いことをコツコツと続け、効果を生み出す順番に配慮することが大切なんですね。綺麗な海まであと少しです…!

そして、4ターン目の最後に、何と! ごみ・汚れを2つも減らすことができたチームがあり、会場全体から拍手が沸き起こりました。

みんなの力で、ついに “綺麗な海” を達成できたのです!

紆余曲折あった(私が混乱させた?)ものの、素晴らしい結果となりました…!! 1人の力ではどうにもならないことでも、周囲と力を合わせて行動することで、劇的な良い結果を生み出すことができるのですね。

残り39秒で、会場全体から沸き起こる拍手
ごみ・汚れは "綺麗な海" を表す3の状況で終了

「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム体験 ~感想~

このゲームを通して、

  • 一見環境に良さそうな行動でも実は悪い影響があるものがあり、見極めが肝心なこと
  • ごみを減らす・出さないなど環境に良い行動の情報収集と発信が必要であること
  • 情報発信は正しくすること
  • 正しい情報を見定め、取捨選択すること

これらが大事だと知り、特に情報発信の正確性を肝に銘じました。また、カードで学んだ “生活の中でできる環境に良いこと” は、今後積極的に取り入れたいと思います。

ほかの参加者の方々からも、ごみの削減や生活で心がけたいことについて、様々な意見やアイデアが出ていました。

娘も海洋ごみに対して楽しみながら興味を持つことができたので、親子で参加して良かったと思いました。

ちょうど家に帰ってから一緒にボディーソープの詰め替えをし、プラスチックごみの削減に取り組みました(でも詰め替え用の容器もプラスチック…。これ以上削減するには、石鹸に切り替えるのがベストでしょうか)。そういった1つ1つの、これまで当たり前に意識せずやってきたことに疑問を持ち、考えることが大切だと思います。

その後、娘は家庭でもテレビで海洋ごみ関連の番組が流れると注意して見るようになりました。夏休みの自由研究にするには、まだまだ調べることやまとめる時間が必要ですが、海洋ごみについて学ぶ本当に良いきっかけとなりました。

そして今回、ゲームの会場で配布されたお茶のストローには “自然にやさしいECOストロー” が使われていました。「このストローは、海中と土中で水と二酸化炭素に生分解される、環境にやさしいストローです」と表示されています。きちんとごみ箱に捨てることが前提ではあるものの、万が一風に飛ばされることがあっても生分解されるということですね。

私たち消費者としても、こういった商品・製品を選ぶことで企業に対して意思表示していくことが重要だということも学びました。

“今年6月に「プラスチック資源循環促進法」が成立するなど、昨今は一般の方々の身近な消費行動でも環境問題解決への意識が高まりつつあるとともに、企業にも持続可能な社会実現に貢献する責任が求められています。こういった情勢において当社は、昨年11月に「伊藤園グループ中長期環境目標」を策定し、環境負荷低減に向けた取り組みを進めています”

参考:伊藤園、生分解性伸縮ECOストロー採用製品のラインアップを拡大

ECOストローが使われたお茶
100%植物由来の生分解性ポリマー使用ストロー

これからたくさんの子どもたちや大人の方に、「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームをぜひ体験してもらいたいですし、実際に全国で体験できる機会も増えると思います。

これをきっかけに親子で海洋ごみについて話し合い、自分たちのできる “環境に良い行動” を選択して綺麗な海をつくっていけるようになるといいですね。

〈文=古野知晴(chiharu.furuno)〉

今回お届けした体験会&フィールドワークの様子が動画になりました!

ご案内

「CHANGE FOR THE BLUE 」カードゲームは、海洋ごみ問題を学ぶためのアクティブラーニング教材です。小学生高学年~中学生向けの授業やイベントでご活用をご検討の方や、海洋ごみ問題について学びを深めたい方。また、企業や団体内での研修ツールをお探しの方も是非体験会にご参加下さい。

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