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【実施レポート】山梨学院小学校の4年生70名が挑戦！カードゲーム「moritomirai（モリトミライ）」
楽しみながら森について学ぶ、カードゲーム「moritomirai（モリトミライ）」を山梨学院小学校で開催した様子をお届けします。
森林を守り、持続的に活用していくために必要な行動は何か？
ゲームで疑似体験しながら理解を深める。それがカードゲーム「moritomirai（モリトミライ）」です。
※山梨日日新聞社とプロジェクトデザインとの共同開発によって生まれたカードゲームです。
ゲーム体験の様子
甲府市の山梨学院小学校で行われた体験会では、4年生の児童70名が10のグループに分かれてゲームに挑戦しました。
山の地権者や役所の人、猟師など森林に関わる職業がグループごとに決められ、「仕事」「生活」「お金」のカードが割り振られます。
職業に応じて、どのような仕事をしてどのように生活するか、配られた「仕事」と「生活」のカードの中からそれぞれ1枚を選び、持っている「お金」を使いながら、カードに書かれた行動をしていきます。
選んだカードを進行役のファシリテーターに持って行くと、そのカードに対応する結果のカードがもらえます。
森の状況は、「森への愛情」「手入れ・管理」「整備森林」「林業の経営力」の4つのメーターで示されます。カードを選ぶタイミングやカードの中身によって、「森への愛情」が増えたり、「整備森林」が減ったりします。
カード選びは4回行い、その都度状況を確認します。
子どもたちは、自分の職業のカードに書かれたゴールを目指し、他のグループと協力しながらカードを選びます。
この日は、10グループの中で8つのチームがゴールを達成しました。子どもたちは森の必要性を感じるとともに、さまざまな職業の仲間と協力しながら、問題を解決する重要性も学んだようです。
参加した児童の感想
“相手と協力する時に、相手と自分の考えが合わなかったりしたことがあって、譲り合いが少し難しかった”
“環境を守ったりする仕事に就いてみたいなと思いました”
“やっぱり森は守っていって、地球温暖化を防いだり、みんなで森についての知識を高めていったりした方がいいなと感じました”
“いろいろな仕事で支え合って森を守っていることが分かりました。自分もできることから取り組みたいです”
カードゲーム開発の想い（山梨日日新聞社 秋山氏より）
山梨日日新聞社では、やまなしSDGsプロジェクトというものを行っています。
その中で実際に子どもたちが体験してもらえるようなアクションができないかと考え、山梨の宝である森を勉強するカードゲームの制作に入りました。
自分たちが起こすアクション・行動によって、森の未来が変わってくることがカードゲームで学ぶことができます。
多くの方に興味を持っていただいて、森に関するSDGsの入口になるように全国各地で広げていけたらと思っています。
まずは、学校現場で体験してもらえるような場を設けたいなと思っています。また、大人の方にもたくさん体験していただきたいと思っていますので、私どもの主催のイベントなどでカードゲームを開催したいと思っています。
そして、カードゲームを進行できる公認ファシリテーターの方をたくさん養成させていただいて、全国各地で体験していただける場を提供していきたいと思っています。
ご案内
カードゲーム「moritomirai（モリトミライ）」を山梨学院小学校4年生が体験した様子は下記の動画からもご覧いただけます（実際のゲームの雰囲気や盛り上がりが伝わる内容となっております）。
終わりに
今回は、山梨学院小学校4年生が体験した様子をお届けしましたが、カードゲーム「moritomirai（モリトミライ）」は、学校の授業だけでなく、ニーズに応じてさまざまなシーンで活用することができます。
- 学校・林間学校の授業では、SDGsや探究的な学習の導入として
- 企業・行政の研修では、産官学民を巻き込みながら効果的な森や森林資源を活用する啓発セミナーに
- 親子向けや多世代交流イベントの市民向けワークショップで、森について楽しく学んでいただくツールとして
など、多様な活用方法がございます。
森の現状に関しての正確な知識や理解がないために起きているさまざまな問題（森林資源に関する誤解、森林の誤った活用、森に関して無関心な市民の増加）を解決する助けとなるツールとして、カードゲーム「moritomirai（モリトミライ）」をご活用いただければと思います。
体験会も実施しておりますので、ご興味のある方は、ぜひ一度、体験会にお越しください。
※体験会の申し込みは、株式会社プロジェクトデザインのサイトにて承ります（「詳しく見る」をクリックいただくと該当サイトに遷移します）。また、時期によっては開催予定が無い場合もございます。
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