今、企業の事業活動を取り巻く環境は、大きく変化しています。
- カーボンニュートラル実現のための規制強化
- プラスチック資源循環法の施行に代表される法改正
- サステナブル消費やエシカル消費などの消費トレンドの変化
- 経営におけるESG(環境・社会・企業統治)評価の流れ
- 事業の社会貢献度を重視する若者のキャリア観
自社の利益追求が当たり前とされた時代は終わりを告げ、今は経営・商品企画・サプライチェーン・財務・採用などの事業活動の様々な場面で社会(や地球環境)に対する貢献性が求められる時代に突入しています。
特に、2030年までの期間においては、どのようにSDGsに取り組むのかが問われると言っても過言ではありません(日本国内でもSDGsの認知度は急速に高まっています)。
しかし、多くの企業にとってSDGsの取り組みを進めることには困難が伴います。
- 既存の事業にSDGsのゴールをあてはめただけになってしまっている
- 担当部署や担当者だけが一生懸命になり、社内にSDGsに取り組む機運が醸成されていない
- SDGsに取り組むといっても、自社がどんなことに取り組めば良いのかが分からない
このように、SDGsの取り組みを進めるファーストステップで躓いてしまうことが容易に起きてしまう現実があります。
そこで私たちプロジェクトデザインでは、SDGsの理解を深めつつ、自社ならではのSDGsの取り組みを考える機会に活用できる「The Action! ~SDGsカードゲーム~」を損害保険ジャパン株式会社と共同開発しました。
本ゲームにご興味のある方は、是非お気軽に体験会にお越しください。
※SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を意味し、略して「SDGs(エスディージーズ)」と呼ばれます。2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するために17の目標(ゴール)が設定されています。
「The Action! ~SDGsカードゲーム~」とは
SDGsの概念を理解し、私たちの生活や仕事の近くに潜む社会課題を実感し、よりよい未来に向けて1人1人がアクションを起こすことの大切さを自覚するオンラインカードゲーム。
それが「The Action! ~SDGsカードゲーム~」です。
私たちの暮らしの周りには様々な社会課題が潜んでいます。CO2による大気汚染や地球温暖化。海を汚す海洋ゴミ。経済格差・災害・戦争を起因とする貧困や食糧不足。これらの社会課題は個人が解決するにはあまりにも大きすぎるがゆえに、自分1人が声をあげても意味がないように感じてしまいます。
また、日本という豊かな国に暮らす私たちにとって多くの社会課題は気づきにくいものが多く、気づいた頃にはすでに個人の力ではどうすることもできない問題に膨れ上がってしまっているような社会課題も多くあります。自らが主体的に関心を持たなければ社会課題の存在そのものに気づくことが難しい側面があり、社会課題をどこか他人事のように感じてしまう傾向があります。
しかし、社会課題について理解を深めると、実は、社会課題というものは私たち1人1人の行動に起因しているものであり、個人が自覚を持って社会課題の解決に向けた行動をできるようになることが非常に大切である事実が見えてきます。
「The Action! ~SDGsカードゲーム~」は、世界規模の社会課題解決の取り組みであるSDGsについての理解を深めるとともに、私たちの生活の中でSDGsがどのように関わっているのか、社会課題が私たちの暮らしや仕事にどのような影響を与えるのかをゲームの世界でシュミレーションします。
シミュレーションの結果、私たちの目の前に訪れる未来は社会課題が解決されない “不都合な未来” になるかもしれませんが、その不幸を回避するために、よりより未来を引き寄せるためには私たちはどうすれば良いのでしょうか?
この問いの答えは様々に考えられますが、本ゲームでは「私たち1人1人がアクションを起こすことの大切さを自覚すること」を1つの答えとして伝え、現実世界で起こす具体的なアクションを考える機会をご提供します。
ゲームのポイント
SDGsの概念理解
SDGsを理解するうえで大切なことは、ゴールやターゲットの理解ではありません。
- 問題は自分が思いもよらぬところで影響し合い繋がっていること
- だからこそ、1つの視点に捉われない全体性を持った取り組みが大切であること
- 問題は幅広いからこそ、多様な組織(ステークホルダー)が協力しあって取り組まなければならないこと
「The Action! ~SDGsカードゲーム~」では、これらのことを体験を通じて腹落ちさせることができます。
不都合な未来” の疑似体験
ゲームでは、日本企業で実際に行われている事業活動や私たちが私生活で行う活動が描かれた「プロジェクト」を実行することによって経済・環境・社会に様々な影響を与えていきます。
私たちは(現実世界と同様に)自分たちにとっての利益を重視したプロジェクトを実行しがちですが、SDGsが達成なされない・社会課題が解決されない未来にはどのような悪影響が生まれるのでしょうか。
「The Action! ~SDGsカードゲーム~」ではSDGsや社会課題が解決しない場合に訪れる “不都合な未来” を実感する機会をご提供します。
振り返りを通じた具体的アクションの検討
SDGsや社会課題が解決しない場合に訪れる “不都合な未来” を回避するためのヒントはゲーム内での自分の行動に隠されています。
ゲームを実施して終わりではなく、ゲーム実施後に自分の行動が与えていた影響を自分視点や他社視点で振り返ります。そうすることでゲーム内での自身の行動やメンタルモデル(自身の行動の前提となる価値観や考え方)を自覚することが可能になります。
その上で、現実世界で起こす具体的なアクションを考えていきます。
このようなお悩みを持つ組織や団体におすすめです
SDGsや社会課題に対して、どこか他人事に考えてしまっている
- 世の中の社会課題といわれるものに社員が関心がない
- SDGsのアイコンやターゲットを理解できているが会社としての取り組みは既存事業にアイコンをあてはめただけになってしまっている
このような状況に対して「The Action! ~SDGsカードゲーム~」ではSDGsの本質的なポイントの理解を促し、SDGsに取り組む必要性について、ゲームを楽しみながら納得することができます。
自社(や自身の生活)の具体的なSDGsの取り組みをつくりたい
「The Action! ~SDGsカードゲーム~」ではゲームによるシュミレーションを通じて自分の何気ない行動が社会課題に悪影響も好影響も与えていることに納得感を持って理解いただけます。
その上で、自分自身が生活や仕事の中でどんなことができるのかを個人もしくはチームでワークを行い、具体的なアクションを考えていきます。
SDGs研修を実施したい
「The Action! ~SDGsカードゲーム~」には様々な企業のSDGsの課題を解決するためのSDGs研修に活用できる汎用性にも大きな特長があります。是非体験会に参加いただき、貴社のSDGsの検討・推進段階に合わせたSDGs研修での利用可能性をご判断ください。
(1)SDGsに取り組むことを決めていない段階
<企業のSDGsの課題>
SDGsの基礎知識の理解/SDGsに取り組む価値があるかの判断材料集め
<SDGs研修でできること>
SDGsの基礎知識の学習をする/自分たちがSDGsに関連してどんなことができるのかを考える中で、自組織でSDGsに取り組むことが現実的かどうかを確認する
(2)SDGsの取り組みの目標を詰める段階
<企業のSDGsの課題>
17の目標・169のターゲットの優先課題選定/SDGs推進の体制づくり
<SDGs研修でできること>
・自組織にマッチするSDGsの目標やターゲット検討
・候補メンバーのSDGsに対する意欲を評価し、主要メンバーの抜擢に活かす
(3)SDGsの具体的な取り組みを進める段階
<企業のSDGsの課題>
組織的なSDGsの取り組みの推進/社外・地域を巻き込んだ活動の推進
<SDGs研修でできること>
組織的なSDGsの取り組みを推進する主要メンバーのチームビルディングを行う/自組織のSDGsの取り組みを広める目的での社外・地域向けSDGsワークショップを開催する
株式会社プロジェクトデザインについて
私たちプロジェクトデザインは、社会や企業が抱えるあらゆる課題をビジネスゲームで解決する会社です。
SDGsの歴史は2015年9月にまで遡りますが、私たちは日本国内でSDGsがほとんど知られていなかった2016年3月にビジネスゲーム「2030SDGs」を一般社団法人イマココラボと共同開発。それ以降、数多くのSDGsのゲームを開発してきました。
<私たちが開発してきたSDGsのゲーム>
「The Action! ~SDGsカードゲーム~」はプロジェクトデザインが手がける第4弾のSDGsゲームです。SDGsの認知度の高まりに対して、SDGsの理解や取り組みが追いついていない。そんな状況を解決するためのゲームとして開発されました。
是非、体験会にお越しいただき、ゲームの価値を見定めていただければと思います。
ファシリテーター紹介
株式会社プロジェクトデザイン
長瀬 めぐみ(ながせ めぐみ)
岐阜県高山市出身、富山県滑川市在住。実家が100年以上続くお菓子屋を営んでおり、幼少期より観光や地域産業が身近な環境で育つ。高校時代、同級生が家業を知らない現実にショックを覚え、地域創生に関心を持ち始める。短大卒業後、すぐにUターン。まちづくりのNPOで子どもの教育支援や大学のない中山間地域へ若者を誘致するインターンシップ、農業支援などの取り組みで4年間で延べ600人以上の学生と関わる。様々な活動の中で、地域が元気になるためには、地元の若者が育つ仕組みと地域の大人が楽しんで地域に参画する土壌づくりの必要性を感じ、公立高校で学校と地域をつなぐコーディネーターなども務めた。体験から気づき、意識・行動変革をもたらすゲームコンテンツに魅力を感じ、全国に広めたい!とプロジェクトデザインに参画。地元飛騨が大好き。
開催概要
開催日時
2022年7月7日(木) 14:00~17:00(13:45受付開始)
※開始早々にゲームのルール説明に入ります。ルール理解がないとゲームへの参加が難しい設計になっているため、20分以上の遅刻となる方はゲームは見学のみとさせていただく場合がありますことを予めご了承ください。
開催形式
Zoom(参加者の方には後日URLをお伝えします)
※当日使用するWeb会議ツール「Zoom」はこちらから事前にダウンロードをお願いします
※当日の動画視聴用URLはお申し込みいただいた方へのみご案内させていただきます(開催の3日前を目途にお送りいたします)。
ご準備いただきたい環境とお持ち物
- 接続テストに成功したパソコン
- WEBカメラ・マイク・イヤホン(対話のできる環境)
<接続テストの方法>
1人1台パソコンをご用意し、下記の接続テストを行ってください(「接続に成功しました」という表示が出れば成功です)。
・接続テスト : https://pd-cloud-connectivity-test.web.app/
企業様のVPN環境やセキュリティの設定によっては本ゲームに接続できない場合があります。その場合、support-team@projectdesign.co.jp(事務局)までご連絡をお願いいたします(個別対応をさせていただきます)。
定員
24名
参加費
無料
タイムテーブル
13:45 入室開始・事務局説明
14:00 ゲーム体験
17:00 振り返り
17:30 質疑応答
お申込み締切日
7月5日(火)9:00
お申込み
下記のフォームよりお申し込みをお願い致します。