働き方改革がゲーム化?!

皆様初めまして。プロジェクトデザインの小森です。

本日は弊社が新しく開発いたしました、「働き方改革ゲーム」のテストプレイを社内で行った際の様子をレポートしたいと思います。

 

弊社プロジェクトデザインでは、オリジナルの研修コンテンツ制作を行っており、今回テストしたゲームは「働き方改革」を推進する某人材育成の企業様より依頼を受けて制作したものになります。

このゲームは、『近年政府が推進している「働き方改革」を企業の経営者として実現していくゲーム』で、参加者は企業の各部門のトップとして、働きやすい会社の実現に当たります。

 

「働き方改革」とは?

2015年に政府が提唱した「一億総活躍社会」を実現するための取り組みの一環で、将来的に大幅に減少すると予測されている労働力人口を是正を目的にしています。
労働力不足を解消し、一億総活躍社会を作るために、
    ・働き手を増やす
    ・出生率の上昇
    ・労働生産性の向上
この3つに取り組むというのが「働き方改革」の概要です。

 
近年様々な企業で「働き方改革」を推進する気運が高まっています。
このブログをご覧の皆様の中にも、自社の働き方改革を行いたい、もっと働きやすい職場を目指したい、と思われている方も多いのではないでしょうか?

 
では、「働き方改革」を推進すると、企業にはどんな効果が起きるのでしょう。

 
 
1. 労働生産性の向上
1つめに挙げられるのが、労働生産性の向上です。
今までの社会では、長く仕事をすればするほど、偉い、とされてきました。
日本人の勤勉さ故の弊害からか、残業をするのは当たり前、定時で帰るなんてとんでもない、といった風潮も漂っていたのではないでしょうか。
しかし、長時間労働によるデメリットは深刻で、それが結果的に個々人の労働生産性の低下につながっていたのです。
例えば集中力の低下や、ミスの多発、長時間労働によるメンタル不調など、挙げればキリがありません。
 
そういったデメリットから、最近ではどれだけ長く働くか、より通常の業務時間内で如何に今までの仕事を完遂するかという視点にシフトしています。
つまり、業務を効率化し、労働生産性を高めることが求められているわけです。
そのためには会議時間の短縮やペーパーレス化の推進、フレックスタイム制の導入など、個々人が最も効率の良いやりかたで業務に取り組むことが必要になってきます。

 
また、長時間労働は離職率の上昇にも繋がります。
こちらのデータをご覧ください。
(第一回働き方改革実現会議 相模女子大学白河桃子客員教授作成『働き方改革は暮らし方改革』より引用)

 

 
長時間労働が平常化している会社の場合、たとえその仕事にやりがいを感じていたとしても、「30歳以降は転職していると思う」と答えた人は73.8%。
実に7割以上の人が転職を考える、ということです。
戦力になり始めた30代の社員が会社を離れてしまう、ということが会社にとってどれほどの損失になるかは、言うまでもありません。

 
働き方改革により労働生産性を向上させることによって、残業代の支払い額を減らせたり、離職率の低下をもたらしたりといった効果があります。

 

2. 働き手の増加
次に働き手の増加です。
リモートワークの導入や、育児休暇の導入、高齢者採用の増加を行うことにより、今まで様々な理由により働くことができなかった人材を採用することができるようになり、
優秀な人材や専門性のスキルを持った人材の確保や発掘を行うことができるようになります。
 
これも企業にとっては大きなメリットといえるでしょう。
今まで採用が叶わなかった人材が制度や体制を変えることによって採用が可能になり、企業の働き手を増加させます。
 

3. 多様性の確保
そして働き手の増加に関連して、多様性の確保も挙げられます。
性別、年齢、国籍、障害の有無など社内における多様性を認めることで、優秀な人材の確保に繋がるだけでなく、市場での有利性の向上やイノベーションの創出にもつながります。
例えば、新規事業を海外で立ち上げたい、と考えた時にその国出身の社員が社内に居ればかなり有利にビジネスを進めることができるでしょう。
そういった多様性の確保も、企業にとっては大きなメリットになります。

 
 

ここまで働き方改革の効果について書いてきましたが、今回のゲームは、
この働き方改革を企業レベルの活動にまで落とし込んだものになります。

 
このゲームを通して、自社の働き方改革について考える一助になればと思います。

 

ルール説明

ゲームの特徴
大まかなルールを説明しますと、
参加者は企業の各部門のトップとして、
「売上の高い企業にする」
「個人ビジョンを達成する」
の2点を目的にゲームを行っていきます。

個人の有りたい姿(ビジョン)を目指しながら、企業の生産性も高めなくてはいけないので、
そのバランスが非常に難しく、それこそがこのゲームの醍醐味と言えるでしょう。

 

では、もう少し詳しくルールをご説明しましょう。

 

初期配布カード
・アクションカード(部門別)
・ビジョンカード
 

 

初期配布カードはこの二種類。働き方改革を部署ごとに推進するための様々な施策が書かれたアクションカードと、個人のビジョンが書かれたビジョンカードです。
アクションカードを毎ターン各部署1枚ずつ使用し、働き方改革を推進して行きます。
また、働き方改革を推進していく中で、ビジョンカードに書かれた個人ビジョン達成を目指すことも求められます。

 

さて、ではこのゲームの勝利条件をお伝えしましょう。
このゲームには下の画像のように7つの要素があります。アクションカードの内容により、この7要素がどんどん変化していきます。
そして企業の売上は生産性と人員の掛け算で表されます。

 

各部署が毎ターンアクションカードを1枚ずつ使用していき、計5ターン行います。
4ターン目終了時に最も多くの売上(生産性×人員)をあげたチーム、かつ個人ビジョンを達成できた人が真の勝者となります。

 

では、実際社内でテストプレイを行った際の様子をお伝えします!

 

手探りの1ターン目

まずはファシリテーターからルール説明を受け、ルール理解もままならない中で1ターン目が始まりました。
自社内で作戦会議をした結果、当社はまずは生産力と人員を増やすことに!
生産性と人員のみ高い、超エリート集団の会社を経営していきます。

 

生産力と人員の値を上げられそうなアクションカードを各部署から募ります。
このゲームの面白い要素の1つがこのアクションカードにあります。
アクションカードにはそのカードが影響を及ぼす要素が書かれていますが、その変化量については書かれていません。
つまり、この施策がどれだけ効果を及ぼしたかは参加者にはわからないようになっているのです!

 

参加者はアクションカードを使った後の変化量やアクションカードの文中からどの施策が効果的かを予測しながらアクションカードを使っていかなくてはいけません。
これは否が応でもワクワクしてきます・・・!

 

1ターン目に当社が選んだカードがこちら

 
 

さあ、1ターン目の結果発表の時間です・・・!


 
見事売上を4から9に伸ばし、順調な滑り出しを切りました!(チームBが筆者の会社です。)
相手会社(チームA)は売上を伸ばすにはいたらず、これは早くも差が開きつつあるか・・・・?!
チームメンバーも非常に良い雰囲気で、2ターン目以降にも期待が持てます!

 
 

終始順調な2,3ターン目

1ターン目で良い滑り出しを切った当社はその後も順調に生産力と人員を増加させていきます。
人員の数に限りがあるので早く人員を確保しよう、という全社方針のもと積極的に採用活動に力を入れることに。

 

3ターン目あたりから人員が増えなくなってきたので、他の要素も伸ばしつつ、生産性と人員を上げる基本方針は変えずに働き方改革を推進していきます。
 
3ターン目終了時の2社の結果がこちら!


売上の値は18と、A社の売上と比較すると10もの差に!
生産性や人員以外の値もバランス良く上げることができ、個人ビジョンの達成も段々と視野に入ってきました。
順調に働きやすい会社になりつつあります。
ホワイト企業をご希望の就活生の皆さん、ぜひ一度当社の説明会にお越しください!(笑)

 
 

働きやすい会社の実現を目指した4ターン

他社に追随を許さない速度で売上を伸ばし、急成長を遂げる当社にも、ダイバーシティの波が!
社員の中から様々な働き方を求める声が上がり、4ターン目から個人ビジョンの達成にあたります。

 

各々自分に与えられた個人ビジョンの達成もゲームの勝利条件に含まれているため、自分に関係する要素を上げたいと主張します。
アクションカードによっては1つの要素が上がる代わりに別の要素が下がってしまうカードなどもあり、皆それぞれやりたい施策について猛アピール!
私はIT活用度の値を上げることが個人ビジョンだったので、システム管理の部署に積極的に働きかけます。

自分のやりたい施策を他部署にプレゼン

 

さあ、、、IT活用度は上がるのでしょうか・・・・?!


残念ながら変化なし・・・・!(泣)

 

中々自分が働きやすい会社にはなってくれません。。。
しかし、泣いても笑っても次のターンで最終ターンです。
売上もあげ、かつ個人ビジョンを達成できるのでしょうか?!
最後までベストを尽くします!

 
 

まさかまさかの最終ターン

さあ、泣いても笑ってもこのターンで最後です。
A社との売上の差は14、この差は歴然。まず当社の一人勝ちでしょう。

 

あとはいかに個人ビジョンを達成できるか、ということです!
各部署最後のアピール合戦です・・・!
私も2、3枚IT活用度を上げるカードを使ってもらうことになり、最後のアクションカードに結果を委ねます!
 
さあ、結果発表です!!!
 
どん!!!

 

えっ・・・・?
 

売上負けてるーーーー?!

 

なんと、、、最後の最後でA社に売上で逆転されてしまいました・・・!(泣)
しかもあれだけIT活用度を上げるカードを使用したのに、目標の値に達しませんでした。。。

 

売上でも負け、個人ビジョンも達成できないというなんとも不甲斐ない結果に・・・・!悔しすぎます・・・。

 

売上ではA社に負けてしまいましたが、こちらのチームは終始雰囲気が良く、他の値もバランス良く上がっており、総じて働きやすい会社といえるのではないでしょうか!(負け惜しみ)

 
 

働き方改革で迎える本当に働きやすい会社とは?

今回「働き方改革ゲーム」をプレイする中で、真に働きやすい会社とは、休業制度や、雇用体系などの制度面はもちろんですが、自分の意見や声がきちんと受け止められ、多様性を認め合える文化を持つ会社なのではないかと思いました。
 
今回のチームは全員がお互いの意見を尊重しようというスタンスだったため、自分はこう思う、こうした方がいいのではないか、といった意見を言いやすい環境でした。
そういう環境だったからこそ終始雰囲気が良く、最後の振り返りでもチーム全員がA社よりも、こっちの会社で働きたいという声が上がったことの要因だったのではないでしょうか。

 

これから働き方改革が浸透し、各企業でも制度が整ってくることと思いますが、このゲームを通して本当に働きやすい会社、真の働き方改革とは何か、について考えるきっかけになればと思います。

 

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