採用におけるグループワークのメリット

グループワーク議題「猫は液体であるか否か」

採用でグループワークを利用すると、次のようなメリットがあります。
 

一つは集団行動でどのように振る舞うかを調べられることです。
グループワークでは開始時点では参加者全員が平等な立場です。
そこから参加者がどのようにグループに貢献していくか、
振る舞いや行動から集団活動での適正を判断できるのです。
また参加者同士がどのように影響を与えあっているのかも見どころです。
 

面接のみの場合ですと、もしかすると口は上手いけれども周囲に馴染めない人を採用してしまう可能性を否定しきれません。
ですが実際にグループワークで集団行動をさせてみれば、実態を観察することができます。
面接よりも遥かに確実にその人の人間性や能力を確認できます。
そのため、最近は選考段階以前のインターンシップでも実施される光景がよく見られるようになりました。
 

もう一つのメリットは、一度に大人数の選考が可能であるということです。
グループ単位で参加してもらうので、面接よりも短時間少人数で選考を行えます。
 

集団面接でも複数人の選考が行えますが、
面接官たちが話しているのは常に一人に対してのみで、
他の参加者は傍観、傍聴しているのみになります。
必要とする時間は、個別面接で使うの合計と大きな差が生まれません。
そのため時間効率という点では、集団面接よりグループワークの方が効率的です。

社員研修でのグループワークの使い所

社員研修でグループワークを行う場合、その目的は次に大別されます。
 

1)社員の交流を深める、チームビルディングを実現する
共通の目標をグループで達成することで、社員同士の連帯感を強めます。
また目標が共通していることで、チームの力が大きく増大することを経験から学んでもらいます。
グループワークは体を動かす、体験型の楽しい研修が好まれます。
 

2)意見をお互いに話し合い、自分の意見をブラッシュアップする
自分の長所や短所の洗い出し、今後の業務への取り組み方などを個人で紙に記入してもらい、
その後にグループ内で個人の意見を共有します。
意見に対してフィードバックを返すことで、意見をより良いものにしていきます。
自分の中で考えを再整理したり、行き詰っている考えを変えたりできます。
 

3)他研修と合わせて行い、アイスブレイクにする
企業では1日から数日間をかけて研修を行うことがあります。
その場合に参加者同士に交流を持ってもらうため、緊張をほぐすため、
アイスブレイクとしてグループワークを実施するのがノウハウとして確立されています。
誰もが簡単に参加できることが必須で、さらに明確に勝敗が分かるとさらにエキサイティングで効果的になります。

体験型グループワーク:ビジネスゲーム

グループワークの一種として、近年注目を集めているのがビジネスゲームです。
ビジネスゲームは実際のビジネスをシミュレーションゲームとして再現しています。
グループワークとしての魅力をきちんと備えており、
さらに実社会に近い体験を短時間で行えるため、選考でも研修でも有用です。

1)大人数が同時に参加でき、その様子を確認できる
選考や採用に使用されるビジネスゲームは、大人数が同時に参加できるグループワークとして設計されています。
司会(講師、ファシリテーター)が1人しかいなくとも、30人~50人の参加者に対してゲームを行えます。
司会が2人入れば単純にその倍の人数に対応できると考えてもらって構いません。
 
実際に150人の参加者が一堂に会した事例もあります。
 

2)ゲームなので熱中して、楽しむことができる
何かに熱中するほど、人間はその人の本質、地が出てきます。
これはグループワークでも同じです。
そしてまさしくグループワークで見たいものこそ、その人の本質なのです。
ビジネスゲームは非常に楽しいシミュレーションゲームです。
参加者に楽しんでもらえるように、熱中してもらえるように腐心して制作されます。
だからこそ、参加者の本質を見るのにはうってつけのグループワークなのです。
 

3)「参加者が他参加者をどう見ているか」が分かる
ビジネスゲームの終了後には、参加者にゲームを振り返ってもらいます。
司会からは質問を投げかけ、振り返りの精度を高めることができます。
特に「他の参加者で、活躍していた人は誰ですか?それはどのような点ですか?」と
問いかけることは選考でも研修でも非常に有効
です。
集団行動で大切な相手を思いやる気持ち、相手を知ろうとする姿勢がはっきり読み取れるのです。
紙に個人個人で記載してもらい、それを回収すればその後の人事評価に役立ちます。

4)自社の業務を再現して、参加者の業務理解を深める
インターンシップ、選考、新人研修では、参加者の業務理解を促進させたいフローがあります。
その場合には、自社オリジナルのビジネスゲームが有効です。
販売されているビジネスゲームは一般的なビジネスモデルを参考にしています。
ですが自社向けのビジネスゲームを制作することで、
グループワークを通じて自社の業務内容や業務フロー、
さらには企業理念、価値観、これからの展望を伝えることができるの
です。
 
ビジネスゲームのオリジナル制作についての説明はコチラ



ライター:【皇帝】竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルの計算表やマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。
大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。
 
Q:【皇帝】って?
A:ゲームこそ人生。社内ゲーム研修で決定された社内ランクです。
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