アパレル業界がゲームになったよ

アパレルのイメージ

 こんにちは、お初にお目にかかります。井澤と申します。6月よりこちらでお世話になっております、よろしくお願いします。
さて、記念すべきこちらに記入する1回目のブログになりますが、先日行われましたアパレル体験ゲームのテストプレイのことを記事にさせていただきます。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、プロジェクトデザインでは、
オリジナルの研修製作を行っており、月に一度の全体会議の際に、社内ランク決定戦を兼ねた、自社制作のゲームのテストプレイを行います。
 今回テストしたゲームは、某アパレル会社から依頼を受けて製作したアパレル卸業体感ゲームになります。単なる商品提案のみならず、工場からの流通も含めた管理を学ぶことができるツールとのことで、否が応でも期待が高まるのを感じます。
 

 ■ゲームの特徴
ざっくりとルールを説明しますと、
「アパレル小売企業のニーズに合う服を提案し、売り上げを競うゲーム」になります。
さすがにこれだけでは伝わりきらないと思いますので、もう少しだけ説明にお付き合いくださいませ。

初期配布は、以下のツール
・アイテムカード
・企画カード
・各社初級ニーズカード
・300万円

 

①ニーズカード1枚、アイテムカード1枚、企画カード2枚、工場カード1枚を提出。
正解の組み合わせならば工場のコストを支払い、報酬が得られる。

アパレル提案例

提案に失敗したらやり直し、工場のコストは発生しません。
提案に成功すると取引先のアパレル小売業者から、より高度なニーズをもらうことができます。
※ただし、提案を提出できるのは1ターンに4回まで

 

②売れた商品によって市場のトレンドが敏感に変化し、その後に受け入れられやすい商品が変化していきます。

アパレルトレンド変化


うまくトレンドに乗ることで生み出すことができる”ヒット”なんかもあるとか

さらに提案先の4つの企業それぞれは『シンプルかつキレイめ』『デコラティブかつカジュアル』などの特徴を持っています。各社の特徴を踏まえた提案も大切になります。
 
これを春夏シーズンの前後半、秋冬シーズンの前後半で計4ターン実施して、利益金額の大きさを競います。
自分なりに、この段階でポイントになってくると思い浮かんだ事項は3つ
・企業への提案のスピード(競合他社が満たしたニーズは消えてしまう)
・製作量と販売量のバランス
・企業の傾向・トレンドを読むこと

まぁ、あとは実際にやりながら考えようかなどと考えながら、4チームに分かれてゲーム開始です!
勝負である以上、相手が先輩たちだろうが容赦しません。目標はもちろん優勝、新入社員のポテンシャルをとくと見よ!
 
 

手探りの1ターン

開始と同時にみんなが動きだします、この段階で遅れてなるものか。我らのチームも行動開始、どんどん提案を進めていきます。

アパレル提案中

祈りを込めて提案するも、、、

しかし、
『素材(企画)はいいんだけど、もう一つが、、、』
『この工場ではうちの求めてるものができない』

などとけんもほろろ。そんな中でも、『これは正に弊社が求める商品ですよ、提案ありがとうございます』の声が周りから続々と聞こえ始め、少々慌てはじめる我らがチーム。と言いつつも何度か突き返された会社にようやく『これだ!』と確信できる提案を持っていくと「いい商品なんですが、既に他で決まりました」。。。

なんたる無慈悲

まぁ、どれだけ時間をかけて提案しても、類似商品が競合他社に先を越されてしまうというのは現実的にアパレル業界のみならずよくあることであり、
“このあたりアパレルの特徴がうまく表現されてるな~”なんて思ったりしましたが、感心している場合ではない!

1ターン終了時における自チームの提案成功は1つ。まずい、これは非常にまずい。。。
 
 

光明の2ターン

2ターン目も同じように動いていく中で、辛うじて1ターン目に提案が通った企業の高度なニーズに注目しました。これなら競合する相手が少なくチャンスではないか!
と意気込みました。結果として考え自体は間違っていなかったものの、残念ながら同じように考えた他チームとたまたま競合しており、こちらは結局他チームに奪われる結果に。
 
2ターン目も通せた提案は1つだけと非常に厳しい状況。
絶望の淵で、途方に暮れて落とした視線の先にあったもの。
 
それは、2つの成約カードと『デコラティブかつキレイめ』が特徴のアパレル小売業者からの特殊ニーズカード
その瞬間、私に電流が走る。。。
 

妄信の3ターン

手元にある2つの成功事例と、4社のうち1社の特殊ニーズカード、そして少々のゲーム内通貨。
ここでいったん提案を他のメンバーに任せ、私は成約した結果の分析に着手します。
他チームの提案結果に聞き耳を立てると、企画は受け入れられているものの、工場で突き返されている例が非常に多い。では手元の成約カードの工場の成功条件はどうか、と考えてみると、工場選定のロジックが不完全ながらも浮かび上がってきました。
その仮説を基に、特殊ニーズ(難解ですが他チーム競合しづらく、売り上げも大きい)を満たす組み合わせを作り出し、意を決して商品提案に乗り込みます。
『大丈夫、分析は間違いないはずだ』と自分に言い聞かせながら提出、結果は、、、
 
なんと一度も突き返されることなく一発成約。一気に全体2位に躍り出ます。やはりロジックは間違っていなかった。勝てる、勝てるぞぉー!
 
 

逆襲の4ターン

そんなこんなでラストターン、ぼやぼやしてる時間はありません。私たちは役割分担して、3ターンでうまくいった会社から得た新しい特殊ニーズと、各社の初級ニーズを満たすことに注力します。
しかしながら初級ニーズは他社に先行されてしまい、残された時間で我々ができる選択肢は特殊ニーズを満たす提案をすること。ここまでの分析結果をフル活用しながら、チーム総力を挙げて開発に取り組みます。
結果、一度は間違うものの最後に提案成功して、われらがチームは利益1300万の2位でフィニッシュ!
1位のチームは1720万、最下位は920万でした。
ちなみに最後の提案の利益は700万。もし提案が通ってなかったら、最下位でした。危なかった、、、
 

終わってみてからの分析

4チーム中2位ということでゲームを終えましたが、ちょっと振り返りを。
 
・良かった点
工場選定のロジックを見抜けたことで、工場の正解率が飛躍的に向上(工場だけに)し、限りある提案の機会を十分に生かすことができた。実際、アパレルをはじめどの業界においても取引先に応じて技術に差異はあるので、このあたりの事情をよく反映していると思う。単に、手元に来た情報をしっかりと分析したことが良い方向に働いたともいえると思います。加えて、結果として特定の1社と良好な信頼関係を築けたことも良い結果につながりました。
初級ニーズについては、各社ともに配られているので競合の可能性がある。数少ない提案機会(現実的に言えば限られた時間)で突き返されるのは非常に痛い。ここは“大事集中”という現実でも大切な教訓がしっかり表れているように感じました。
 
・悪かった点
1位のチームはアパレル小売業者のうち、『シンプルかつカジュアル』な1社に絞って傾向を見破り、成果を挙げていました。我らがチームも早い段階で1社専属にシフトしていれば、結果は違ったかもしれない。ゲーム上においても、初級ニーズは後半戦ではかなり競合してしまっていたが、特殊ニーズについてはほとんど被りなく、時間をかけて提案を行い、受け入れてもらうことができていました。ここににおいても、1社と良い信頼関係を築くことができれば、アパレル卸売業界においてはかなり大きなアドバンテージになると思います。
また、売った商品の一部は、ヒット商品として大量に買い取ってもらえるが、依頼する工場がこのヒットの成否にも作用してしまいます。このあたりが最もうまくいった際の自チームの売り上げは+500万にはなっていたので、ここもしっかりと取り切っていればトップを狙えたことになります。
つまるところ、手元の情報を分析するというところはよかったものの、奇しくもその分析の深さが足りず、トップを逃すという結果に。あと一歩、踏み込んだ分析が出来ていたら、こう考えると非常に悔しいです。
ぐぬぬぬ、、、
 

アパレル体験後振り返り

ゲーム後はみんなで反省会です

 
総じて、現実社会において、特にアパレル卸売の部分に必要な要素を複雑になりすぎないようにうまく反映していて、かつ楽しんでできるゲームでした。アパレルという仕事に対して、新しい視点が得られるようなゲームになっていると思いました。私自身、テストプレイにも関わらず純粋にプレイヤーとしてゲーム攻略を楽しんでいました。負けず嫌いここに極まる。
あとは細部微調整して、テストを繰り返していきます。完成が待ち遠しいです!
プロジェクトデザインでは各社のニーズに合わせて、最適なオリジナルビジネスゲームの製作を行っております。気になる点がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください!
 
ライター:【二等兵】井澤清太郎
富山県立富山中部高等学校卒業
防衛大学校理学部地球海洋学科卒業
大学卒業後は諸事情により自衛官にならず教育の道に進む。教鞭をとる中で、学びの時間は社会人になってからのほうが長いと考えるようになり新しい活躍の場を求める。そんな中で、当時の人間関係からプロジェクトデザインとの縁をいただき、
現在はプロジェクトデザインの東京支社にて、ビジネスゲームを活用した研修の開発・営業・納品に取り組む。私生活ではマラソン・ゴルフ・婚活に勤しんでいる。
当面の目標はサブ4・90切り・結婚相手を見つけることであり、絶賛彼女募集中。富山県富山市出身
 
Q:【二等兵】って?
A:ゲームこそ人生。社内ゲーム研修で決定された社内ランクです。
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