看板商品のビジネスゲーム「The 商社」との違い

ビジネスゲーム「The Engineers」と「The 商社」株式会社プロジェクトデザインのビジネスゲームで、もっとも研修に利用されているのは「The 商社」です。ビジネスゲーム「The 商社」では、ビジネスに必要な基本的マインドを学べます。


・チームビルディング
・Win-Winの取り引き
・長期的な戦略と、短期的な行動のバランス
・チームとしての役割分担の重要性
・リーダーシップと主体的な行動力



以上のビジネスゲーム「The 商社」で学べる内容は、どのビジネスでも共通して大切な要素です。
ですが「商社」という名前のため、これまでのお問い合わせでは度々「商社ではない会社や組織でも効果はありますか?」というご質問を受けてきました。また、カードの名前も総合商社で取り扱いのある商品を意識して作られています。


そうした背景があり、「The 商社」の基本ルールを踏まえながら、工業機器や薬品のメーカー、ソフトウェア開発会社、通信や電力などのインフラサービスといった理系企業向けに再構築されたビジネスゲームが開発されました。それが「The Engineers」です。
ビジネスゲーム「The Engineers」でも「The 商社」と同じく、「素材となるカードを組み合わせ、商品を作り出し、利益を産む」という構造を持っています。ですがその「カードを組み合わせる」という部分に大きな見直しをいれました。これにより、理系企業の実態に見合ったビジネスゲームを作成できました。理系企業の業務にフィーチャーして作られビジネスゲームは、2017年2月時点で唯一無二となります。

違い1.「仮説」を持たない行動が、非常に危険



ビジネスゲーム「The 商社」では、主体的な行動とコミュニケーションを促すため、明確な「失敗」というものは存在しません。相対的に動きの早い、あるいは効率的に動くチームが有利に立てるコンセプトになっています。動き続けていれば、それだけでも一定の成果が出るゲーム設計になっており、非効率的な動きであったとしても、損失が発生することはありません。


一方で「The Engineers」には明確な「失敗」があります。つまり自分たちだけが損失を被るという事態が発生するビジネスゲームです。なぜならば「The 商社」では「素材となるべきカードの組み合わせ」が明示されているのに、「The Engineers」はカードの組み合わせから考察・予測する必要があるためです。もし予測が外れた場合はカードが没収され、そのまま損失になります。当てずっぽうで成功させることは、1%程度の確立でしか起こりえません。
従ってきちんと情報を集め「この技術の組み合わせで挑戦したら、成功が見込めだろう」という仮説を持って挑戦しなくてはならないのです。
同時に「何億円までならば、この挑戦にかけても良いか」のコスト意識も大切になります。

違い2.情報開示が常に正しい訳ではない



ビジネスゲーム「The 商社」では、Win-Winの取り引きを円滑に進めるため、「自分の持っている手札はすべて公開し、自分たちの資産状況を完全に相手に把握してもらう」ことが強力な戦術となっています。自分たちにできることを相手に知ってもらうことの大切さが研修のメッセージにもなります。


しかし、理系企業の実際のビジネスではこの戦術に違和感があって当然です。企業の持つ大切なテクノロジーの根本をおおやけにする訳には参りません。無思慮に技術公開すれば競合他社に一方的に出し抜かれてしまいます。とはいえ、完全に情報を伏せてしまうと相手から情報を得ることもできなくなり、動きが鈍くなります。ジレンマですね。


そこで公開して全体で共有すべき情報と、非公開にして自分たちだけが保持すべき情報に区別を付けることが大切な戦略となります。その判断基準となるのは、先程の「仮説」です。自分たちの「仮説」を裏付ける情報とトレードできそうな時にのみ公開していくことで、有利なポジションを築くことができます。

違い3.「失敗」を活かせるかが最後の決め手



失敗?私は失敗なんて一度もしたことは無い。ただ10,000種類の電球のフィラメントに適さない素材を発見しただけだ。
-電球のフィラメントを発見するまで、10,000回の失敗をしたエジソン


違い1でも説明した通り、ビジネスゲーム「The Engineers」には明確な「失敗」があり、損失を発生させてしまうことがあります。しかし、「失敗」を「失敗」で終わらせるのか、次の挑戦の糧にするのかが最後の局面で明暗を分けます。ゲームのプレイを終えたとき、好成績だったチームの多くが行っていた作戦の一つが「失敗したカードの組み合わせをメモしておくこと」でした。それも自分たちの失敗だけではなく、他チームの失敗までメモしていたのです。


ビジネスゲーム「The Engineers」では正解となるカードの組み合わせは限られています。同時に、実行可能な組み合わせも限られています。16枚の技術カードから2枚を選ぶ組み合わせなら120通り、3枚を選ぶ組み合わせなら5,040通りです。したがって、失敗例が分かればその事例を省いて、残りの組み合わせから有力な候補を選べるのです。仮説と成功確立を重視しているビジネスゲーム「The Engineers」で、失敗の確立を下げる情報は非常に有益になるのです。


失敗を繰り返さない、なぜ失敗したのか原因を探る、失敗から教訓を得る。
こうした「失敗から学ぶ姿勢」が好成績に繋がるのが、ビジネスゲーム「The Engineers」なのです。
特に情報の増えた終盤ではこれが決め手となります。現実の社会では多数の競合がいる分野や、十分に成熟しきった分野での動きに相当します。

ビジネスゲーム「The Engineers」がオススメの事例



ここまでの違いは下記のようにまとめられます。


1)仮説立案・検証
2)機密情報の保守
3)失敗から学ぶ



これらは、製造業、通信サービス、インフラ整備などの理系企業さまでは非常に重要視される項目になります。


そうした理系企業さまで以下のようなご利用をされれば、ビジネスゲーム「The Engineers」は高い効果を発揮できます。
1)新入社員研修
2)思考力、実践力の強化研修
3)コミュニケーション研修
4)採用・選考

是非ご活用ください。

 



ライター:【元帥】竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルの計算表やマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。
大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。
 
Q:【元帥】って?
A:ゲームこそ人生。社内ゲーム研修で決定された社内ランクです。
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