どうも皆様、桑原です。8月も終わってしまいましたね・・・8月の終わりといえば夏休みの終わりを意味するも同然ですね。僕は中学生までは夏休みの宿題をちゃんとやっていましたが、高校時代は全くやっていませんでした。悪い生徒ですね・・・
 
一方で大学生以上になると、夏休みの期間が長くて驚きます。学部時代は1ヶ月半程度でしたが、今の大学に来てからは、2ヶ月丸々あります。あんまりにも長い夏休みって、社会人になる前にたくさん経験するのは良くない気がする・・・良くないぞぉ・・・
 
インターン1_160831 さて、大学生の夏休みといえば、遊び・・・もありますが、就職活動を控えている学生は「インターンシップ」なるものに参加する人も多いのではないでしょうか。主流は超短期(1日〜1週間)のインターンシップだと思います。しかし、最近では、時給をもらいながら3ヶ月以上の長期にわたるインターンシップ(アルバイトに近いかも?)も出てきているようです。
 
 実は僕、学部時代に「インターンしながら、インターンしたい学生と&インターン生を受け入れたい企業のマッチングを支援する」というような仕事を下手くそながら行っていた経験があります。だいたい2年半ぐらいやってましたね・・・今はPD社でインターンしていますけれども・・・
 
一応自信を持って学んできた分野が人材マネジメントや組織であること、また、インターンとして働いていること、インターン採用支援をやっていたこともあり、何よりも就職活動を経験したこともあって、ちょっと「インターンシップ」について書いてみたいなと思った次第・・・
 
 というわけで、今回は〈インターン生が活躍するためには〉というテーマで少し書いてみたいと思います。一応、インターンは「長期(3ヶ月以上)のインターン」を対象としましょう。サブテーマは〈業務内容の分解と学習のデザイン〉です。「インターン生が活躍するためには、〈インターン生に任せる業務をデザインすることが必要〉である」という、僕なりの考えをを言いたいなと思います。
 
 

任せる仕事を作る、〈業務内容の分解〉作業

インターン2_160831 さて、まずは業務内容の分解ということから話したいなと思います。今回の業務内容ですが、もうちょっと正確に言うと〈物やサービスを提供するために必要な作業〉と言えると思います。ただ、これだと長ったらしいので、業務内容とこれからは呼びます。
 
なぜ、業務内容を分解するのといえば、「何を任せるか考える」ということもありますが、それよりも重要なのは〈どの業務から任せるかを考えるため〉です。ちょっと例を交えて説明していきたいと思います。
 
例えば、PD社ではビジネスゲームを利用した研修を作っています。ビジネスゲームが出来上がるまでというところでまず分解してみると。大雑把に言えば、営業とゲーム制作の2つの業務内容があります。
 
両方考えるのも良いのですが、長くなりすぎてしまうため、今回は「営業の仕事を学生に任せたい」と考えているとしましょう。
 
というわけで、営業の中身を考えてみると、顧客の開拓と顧客訪問&提案内容の作成、制作物に関しての顧客との打ち合わせ、顧客へのフォローといった、とりあえず4つの業務が存在しています。営業の方々って結構忙しそうだなぁ・・・と感心・・・
 
さてさて、この営業の仕事をさらに分解していきましょう。まず、顧客の開拓についてです。「アポイントメントをとること」を、この業務のゴールとするならば・・・アプローチする企業のリスト作成や、営業メール&ヒアリングリストの作成、電話もしくはメール送信作業といった3つに分解できますね。営業メール&ヒアリングリストなんかは、慣れてくると必要なくなるのかもしれませんが、含めておきましょう。
 
インターン3_160831さてお次に、顧客訪問&提案内容の作成ですが、この業務のゴールを「受注を獲得する」ことだとすれば・・・訪問先の事前調査(HPや新聞の確認などなど)や、ヒアリングリストの作成、ニーズ確認のための訪問、議事録などの作成、提案内容の構築、提案資料の作成、提案のための訪問などが挙げられるでしょう。7つか・・・結構作業多いなぁ・・・
 
 本当は残り2つについても考えてみたいのですが、長くなりすぎるので割愛。ただし、上記2つのように、業務を分解してみると学生に任せられる仕事が見えてきているのではないでしょうか?
 
 

活躍までのストーリーを作る、〈学習のデザイン〉

 それでは、実際にインターンとして参加する学生に任せたい業務を考えてみましょう。実際に任せる仕事を考えるときに意識しなくてはならないことが1つあります。それは、〈基本的に、学生は「仕事に対する知識が何一つない」〉ということです。学生の自分がいうのも変ですが・・・
 
考えてみれば当たり前ですが、仕事にそもそも関わったことがない立場なので、業界問わず共通しているような仕事の流れや、ビジネスマナーについての知る機会が無いのです。これを前提としておけば、「なんでこんなこともできないんだ」と憤ることもありません。
 
インターン4_160831その上で、任せる仕事を考えるときに重要になってくるのが〈学習のデザイン〉です。何も知らないからこそ、〈どんな仕事を任せるか、そこからどんな知識を得るか、得た知識を生かして次にどんな仕事をしてもらいたいか〉を考える必要があります。
 
 では、この前提に立って「何を任せるか」を考えてみます。長期でインターンをしてもらうため、最終的には「営業活動を全て、インターン生が一人で行えるようになる」ということを、仮に目標としておきましょう。
 
そうすると、「何も知らない」学生に何から任せられるでしょうか?例えば、アプローチする企業のリストの作成が、まず任せられそうな作業です。どんな企業をリストアップして欲しいかを伝えれば、ひとまず作業ができそうです。また、リストアップして欲しい企業の特徴や、実際にリストを作る中で、「どんな企業を対象にビジネスを行っているのか」についての知識も深まりそうです。
 
また、基本的なビジネスマナーを身につけられれば、営業に同行して、訪問時の議事録の作成もできそうです。実際の営業の雰囲気に触れることで、「商品を提案するために、どんなことを確認しているのか」といった知識も身に付けられそうです。
 
もちろん、学生だけでなく、任せる側のメリットもあります。リストや議事録の作成などは、ある意味では誰にでもできる業務です。これらの業務を学生に任せることで、任せた側にも時間的余裕ができます。
 
 さて、「リスト作成や営業同行、議事録作成などを任せたことで、自社や営業活動への理解が深まってきたな」と感じたところで、次に任せる仕事を考えます。おそらく、新規開拓や訪問時用のヒアリングリストの作成が任せられそうです。実際に作成を任せ、出来上がってきたリストに対してレビューをすることによって、「提案内容を考える力」が磨かれそうです。もちろん、ヒアリングリストの作成に合わせて、訪問先の事前調査作業も任せられそうです。
 
リストと議事録作成、訪問先の事前調査、ヒアリングリストの作成の合計4つの作業に慣れてきた傾向が見られてきたら、顧客への提案内容について、インターン生に簡単に相談してみるのも良いかもしれません。提案内容を考える場面にインターン生を参加させることで、問題発見だけでなく、「問題解決力と顧客への提案力」を磨くことができるかもしれません。
 
 そしてそして、「仕事を任せるうちに、提案内容についても意見ができるようなってきたなぁ」と感じられるようになったら、実際の提案内容を考える作業と、提案資料を作る作業を任せることができるようになっているかもしれません。また、新規顧客のアポイントを獲得するための営業活動を任せるのも良いかもしれません。これらの作業を通じて、「顧客を説得する技術」を身につけることができると考えられるでしょう。そして次のステップは・・・
 
・・・とまぁ、こんな風に、〈任された仕事から得られる知識や技術を軸にして、任せていく仕事を選んでいくことにより、比較的スムーズに「インターン生が活躍できるレベル」へと到達する〉と考えられます。というより、僕がインターンしてたり、インターン支援してたりして感じたことなんですけれども・・・
 
インターン5_160831 僕自身は、飲食店とかのアルバイトとかの経験なくインターンを始めた人間だったので、かなり特殊な部類ではあるのですが・・・〈「仕事の流れがよくわからない、よく知らない」いう感覚はインターンに挑戦しようという学生に共通している〉のではないかと思います。
 
「成功するためには、何をするべきか」ということを自分の頭で考えることは、非常に重要です。しかし、〈自分で考えられるようになるには、ある程度の知識の蓄積が必要〉なのではないかとも考えています。皆様も、知識や経験を増やしていくことによって、物事を深く考えられるようになったり、広い視野で物事を考えられるようになった経験があるのではないでしょうか。
 
僕自身も、初めてインターンをしていた時、初めから活躍することなんて、できませんでした。やっぱり、ものすごく簡単な業務から始まって、社員さんの営業についていったり、営業用の資料を作っていくにつれて、仕事の全体像がイメージできるようになってきました。
 
全体をイメージできるようになってからが変化点で、そこから初めて「どうやったら上手くいきそうか」ということを考えられるようになってきました。ここまで考えられるようになると、自分で改善することができるようになり、少しずつですが成果を生み出せるようになった記憶があります。
 
だからこそ、「何も知らず、何も考えられない」という状態から、「自分で考えられる」状態に変化させるためにも、〈「自分で考えられるようになるためには、どんな経験と知識を、どんな順番で身につけてもらうか」を考えることが重要〉なのだと思います。受け入れる以上は、やっぱり活躍して欲しいというのが受け入れ企業としての考えでしょうし、「インターンするのであれば、活躍したい」というのが、学生の考えでしょうから。
 
 
というわけで、今回のブログはここまでです。かなり経験ベースの話になってしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。
 
・・・いやぁ・・・僕も活躍しないとなぁ・・・口だけ人間にはなりたくないぞい・・・今作っている資料を完成させねば・・・
 
それでは皆様、また今度・・・
 
 
 
ライター:【三等兵】桑原健人
富山県立富山中部高等学校卒業
法政大学経営学部市場経営学科修了
現在、一橋大学商学研究科経営学修士過程所属の大学院生。無事就職活動が終わりホッとしている。ただしこれから待ち受けるのは修論(厳密にはワークショップレポート)・・・気が抜けない日々が続く。とはいえ、あと半年あるので、何か新しいことを学びたいという欲もある。