就活1_160829 どうもみなさま、桑原です。8月もすでに終わろうとしています。時が経つのは早いなぁ・・・としみじみ感じています。そして夏季休業中にやりたかったことが全然できていない・・・
 
 さて、今回は僕の就職活動について書いてみたいと思います。まぁ、社長から「ちょっと就活のこと書いてみてよ」って言われたので書くわけです。そして「できればポンコツなのが良い」とのこと。
 
え〜・・・こういうの書いたら、下手したら変なツッコミをする人がいっぱい来るのであんまり好きじゃないのです・・・とまぁ、かといって断れるはずもなく。また、自分もいい機会だし反省がてら書いてみようと思ったわけです。また、PDのブログは、人事担当者の方がよく読んでいると思います。そんな皆様の、何かしらの参考になればとも考えています。
 
そしてはじめに、社長をはじめ、今まで僕と関わってきてくださった方々が、就職活動中に様々な形でエールを送ってくださいました。皆様にこの場を借りて、お礼を言いたいです。本当にありがとうございました。
 
というわけで、僕の就職活動記の始まり始まり・・・
 
 

キャリア構築の重要性を学んだ、ゲーム業界の就活

 突然ですが、皆様は「大神」というゲームをご存知ですか?PS2で発売されたゲームなのですが、僕はあの作品がすごく好き・・・というよりは、思い出深い作品なのです。というのも、大神は「僕が初めて感動して、号泣したゲーム」なんですよね。
 
今でもそうですが、ゲームってまだまだ「下等な娯楽」とみられている節があると思います。僕たちの親世代がそう教わってきていたし、親世代のほうが人口も多いですから、仕方ないことなのかなぁと思います。
 
そんな「なんだか悪いことをしている」と感じながらもゲームを遊んでいるなかで、純粋に「素晴らしい」と感動できた作品が大神だったのです。大神をプレイして、僕は「ゲームでも、人生の教訓になり得るようなメッセージを伝えられるんだ。自分も何かを通じて『人を感動させられるもの』を作ってみたい」と感じたものです。
 
就活2_160829 そんなこんなで、就職活動の際の第一希望(第一と書くのが良いのかどうか)はあっさりと決まったわけです。というわけで、就職活動が始まると同時に、知っているゲーム業界関連企業にかたっぱしから応募してみたわけです。
 
 まぁ、結果はどこのひとつも内定をいただけなかったわけです。もともと全然違う分野の勉強をしていたというのもありますし、わかりやすい理由とすれば、僕は英語が苦手で、英語関連の資格とか持っていないんですよね。量産型就活生だったわけです。
 
とは言っても、今振り返ってみて思うことは、「志望動機があやふやだったなぁ」と考える節があります。ただ、この「あやふや」っていうのは、志望動機が練られていないということではないのです。〈僕の場合は、これまでやってきたこと、社会に出てやりたいことが、全くリンクしてなかった〉のです。
 
ゲーム会社の説明会とか出て、「やっぱスゴイな、こういうゲーム作る仕事に関わりたいな」とか思いつつ、同時に「僕はこの会社に入って、何をするんだろうか?」と疑問を感じ続けていたんですよね。確かにゲームは好きですが、自分が興味を持って学んできたことは、組織だったり人事だったりの分野なのです。
 
もちろん、「ゲーム会社の人事部に入って〜・・・」ということも考えはしましたし、実際書きました。ただ、やっぱり僕にはしっくりきませんでしたね。自分で言うのも変ですが、「その仕事って誰にでもできるんじゃないか、むしろ、中で活躍してきた人たちがやるのが一番いいんじゃないか」と考えたわけです。
 
それに加えて、自分がゲーム会社で働いている姿が、全く想像できなかったんです。書籍だったり、今では当たり前のネットの力を使ってみたりして、色々業務内容やフローは調べてはいました。しかし、大小関わらず、自分がデジタルゲーム作成というところに関わったことが少ないので、〈「何が求められているのか、その上で、何ができるか」について、全くイメージできなかった〉んです。
 
「会社として『やってほしい(と思われる)』ことと、自分が自信を持って『やれると言える』こととの乖離」そして、「専門分野で活躍できると相手に思わせられなかった」ことが、ゲーム業界で全敗してしまった理由じゃないかと、今は思っています。
 
そう考えると、早いうちからキャリアについて考えることって重要だなと思うわけです。これから、日本でも少なからず「君は何ができるのか」ということを、新卒でも重要視されてくるのかなと思います。そこで「自分のやりたいこと」と「自分ができること(能力)」がマッチしていなければ、なかなか厳しくなるのかなと思います。
 
後者については結構シビアだと思います。資格試験などもありますが、「自分の能力を担保してくれるもの」ってやっぱり、学歴だったりするんですよね。「〇〇大学の△△学部です」っていう情報は、その大学と学部に入るだけの能力があることと、その専門領域について少なからず勉強していることを保証してくれるわけですから。
 
そんなこんなで、自分のキャリア構築の甘さが、ゲーム業界の就職活動を通じて表出したんじゃなかろうかと、すごく感じさせられました。
 
 

積み上げたものは嘘をつかないらしい

 さて、話を就職活動の話に戻ります。とはいえ、やっぱりどこかの企業に就職しなければ色々とやばいわけです。ということで、5月頭ぐらいに就職活動の再スタートを行うことになりました。
 
その時に考えていたのは、ゲーム業界での就職活動での反省を活かして、「やっぱり、自分が自信を持って『活躍できる』と言える分野の業界を受けよう」ということでした。
 
とりとめなく話しますが、僕って「自分にならこれができる!!」って根拠なく言えないタイプの人間なのです。頭もあんまり良くないし、何よりも不器用なので、追い詰められると、何をしていいかをすぐに計算することができず、かなりアワアワしてしまうタイプなのです。特に、未経験の分野だとそれが顕著に出てしまうのです。
 
自分の弱点に対する対応方法にも色々あると思いますが、僕のとっている対処方法は「なるべく自分が追い込まれるような状況にならない、なったとしても、経験から『こうするべきだ』と反射的に考えられるような分野で活躍しよう」というものでした。
 
就活3_160829じゃあ、追い込まれても大丈夫って思える分野って、どんなところだろうと考えた時、やっぱり人材サービスの分野しかなかったんです。大学と大学院で一生懸命勉強したことで自信を持って「やってきた」と言えるのは、やっぱり人材とか組織のことでした。また、活躍できていたか&今も活躍できているかという疑問が残りますが、人材採用や人材育成の企業で合計3年近くインターンをしてきた経験もありました。
 
人材業界については「自分には、この分野しかないんだろうな」と素直に感じられ、また「この分野であれば、少なくとも自分の能力が活かせる&経験がある、だから活躍できそうだ」とも感じることができたんです。
 
 というわけで、第二の就職活動は人材業界を攻めることに決まったわけです。人材業界にシフトしてからは、今までのことが嘘だったかのように、すんなりと選考が進みました。やはり、「この分野でなら、自分は活躍できる」という自信がにじみ出ていたのかもしれません。そして、何よりも「自分がその企業で働いている姿がイメージできた」のです。そして、CMで見たことのあるサービスを展開している企業に内定することができました。
 
内定をもらった後・・・いや、内定を頂いた会社では、毎回僕の受け答えに対するレビューを頂きました。様々な駄目出しをいただき、「あぁ、自分は思っている以上に、何もできていないんだな」と感じる一方で、このようなレビューもいただきました。「この業界に対してよく考えているし、なによりも『この業界で活躍したい』って思いがすごく強いことが伝わってきた」といただきました。
 
積み上げたものは嘘をつかないのかなぁ・・・と・・・
 
本当に、ありがとうございました。
 
 

将来を考えられることが、信頼につながる

 さて、就職活動を通じて思ったことを少し書きたいです。小タイトルにもありますが、「将来について考えられることが、信頼につながる」ということについてです。活動期の中では「キャリア」について触れました。そして、僕自身も面談の時なんかは、将来どのように活躍したいかということを話していたと思います。
 
就活4_160829 将来について考えるって、結構難しいですよね。なんで難しいかといえば、〈将来について予測するためには、現在についてよく知っておく必要があるから〉だと思います。僕がゲーム業界を受けている時にキャリアについて考えたり語ったりできなかったのも、逆に人材業界を受けている時にはそれができたのも、現在についてよく知っていたかどうかという点が分かれ目だったんだろうなと思います。
 
 さて、ここまでは僕がメインの話でしたが、この〈「将来について話す」という点は、企業に取っても重要なのではないのかな〉と思います。僕は、説明会で基本的に「5年後や10年後の計画」について、必ず確認するようにしていました。学生と同じで、企業でもこの質問に対する答え方ってそれぞれ違うんですよね。
 
そんななかで、僕はこんな回答に出会いました。ざっくり言うと「現在の社会は目まぐるしく動いている中で、将来のことを予測するのは難しい。本当に1年後や2年後どうなっているかわからない。その時その時ちゃんと対処していくことが大事。だから将来のことなんてわからないし、計画なんか立てられないよね」とその企業の社長がおっしゃっていました。
 
・・・なんだかイケてない回答だなぁ・・・と感じるわけです。確かに、現代社会は変化が激しく、将来の予想が難しいことには同意します。しかし、だからと言って自分たちの将来への計画を立てられないこととは別問題のはずです。
 
前のブログで書いたことと重複する部分はあると思いますが、将来の計画を立てるということで、「自分たちは何を達成したいのか、目標達成のためにはどんな活動が必要か、そして、目標達成のための活動に関わってくる要因には何があるのか」が整理されます。マイルストーンを組み立てることも重要ですが、〈将来計画を立てることで、成功しようが失敗しようが、自分たちの活動を振り返ることができるようになる〉のです。
 
成功したなら、なぜ成功したのか?本当に予想通りの流れで成功させることができたのか?自分たちでは考えつかなかった要因が影響を及ぼしていなかったか?・・・〈自分たちの振り返りを実りも良いものにするためにも、「自分たちが何を考えて行動したか(するか)」を考え、記録しておくことは重要〉だと考えます。現代社会の変化が激しくて、自分たちの置かれている状況がわかりづらいからこそ、将来への計画を立てるべきなのです。
 
 以上のことを踏まえた上で、先ほどの社長さんの回答を振り返ってみると、「自分たちは何にもわからないし、何にも考えていません」と言っているようにしか僕には捉えられませんでした。「うちの企業で『どんな風に活躍したいか』がわからない」という理由で落とされるのと同じで、「この企業が将来、『どんな分野で活躍していくか』わからない」と判断されて、信頼度や志望度が下がるということもあると思います。安定志向とか、そういう感覚の話だけではない気がするのですが、どうでしょうか?
 
 
 端折りつつ、ちょっと就職活動について述べてみました。いかがだったでしょうか?「今の就活生ってこんなこと考えてるんだと」いう面もあると思いますし、「俺たちの時代と意外と変わっていないんだな」と感じる方もいると思います。
 
やっぱり、採用される&採用するのって難しい活動なんだなぁ・・・と感じました。いい勉強になったと思います。最後には「人」に行き着くと言いますが、そこまで行き着くにはどうすれば良いのでしょかね・・・
 
そんなこんなな就職活動記でした。ありがとうございました。
 
 
 
ライター:【三等兵】桑原健人
富山県立富山中部高等学校卒業
法政大学経営学部市場経営学科修了
現在、一橋大学商学研究科経営学修士過程所属の大学院生。無事就職活動が終わりホッとしている。ただしこれから待ち受けるのは修論(厳密にはワークショップレポート)・・・気が抜けない日々が続く。とはいえ、あと半年あるので、何か新しいことを学びたいという欲もある。