チームビルディングを実現するビジネスゲーム研修

チームビルディング研修についてはブログでも度々取り上げて来ています。
以前のブログでは「ビジネスゲームをチームビルディング研修に取り入れるメリット」として
1)シミュレーションの体験を共有できる
2)同じ条件で、平等な立場になれる
3)実際のビジネスにフィードバックを与えられる

を紹介しました。
詳細を書いたブログはコチラ
今回は実際にチームビルディング研修を制作する上でのキーポイントをテーマにします。
 

1つめのキーポイントは「全員参加」

全員参加のビジネスゲーム

全員参加のビジネスゲーム

チームビルディング研修一般での注意すべきことの一つが参加者全員に、それぞれの活躍の場があることです。
チームビルディング研修を実施したい場合、主催者さまのご要望は「チームの雰囲気を良くして、組織としての能率を上げたい」という点にあるでしょう。そこで大切になるのは個人がそれぞれの持つ強みを発揮することです。
 
多くのビジネスゲーム研修を行ってきましたが、参加者が「他者に自分の強みを知ってもらえていない」ことはもちろん、「自分自身でも何が強みや長所であるのか理解していない」ことが良くあります。特に日々の業務で与えられた仕事をこなすことに追われており、自発的に仕事を見つけ出す機会の少ない職場で多発する現象です。そしてビジネスゲーム研修を通じて、自分が本当に何を得意としているのかを気づいてもらうことができるのです。
 
ビジネスゲーム研修を製作する時には、こうした個人の隠された強みにスポットライトが当たるようにしなくてはなりません。
そのために有効な手段は2種類あります。
 
1つは「ビジネスゲーム自体の設計が1人や1チームでは決してクリアできない設計にしてしまう」ことです。
ゴールの条件を満たすためには、人手が足りない、カードで表現される資源が足りない、情報の整理と行動を並行して行う時間が足りないなど、大規模な障害を設定してしまします。
その一方でこれらの障害を「チームメイトや他チームと協同することでクリアできる」ようにしておきます。こうしておくとゴールのために自然と他者と協調しようとする姿勢が身に付きます。
 
他の手段は「役割分担を最初から明示しておく」ことです。
ゲームの設計としては、それぞれプレーヤーごとに役職のカードを与えて、その役職専用の特殊技能を持たせてみましょう。「定期的に新しいカードを獲得できる」「他チームとカードの交換ができる」「自分だけが入手できる情報がある」などの技能があるとゲームが刺激的になります。
もっと単純に、特殊技能など持たせず、ゲーム中で必要になる行動を明示したカードにしておくだけでも十分です。例えば「他チームとの交渉」「資源の管理」「戦略決定」などを記して、作業の効率的な分担を意識してもらいます。肝心なのはお互いの持つ、異なった長所を知ることなのですから、これだけでもかなりチームビルディング研修としての効果があります。
これらの役割カードは自分の意思で選べるようにしておくのが基本です。「自分で選ぶ」のはゲームを楽しむためには不可欠の要素ですからね。
 
このようにハードルと役割分担を活用すれば、ビジネスゲーム終了後の振り返りの時間に「もっとこうすればチームに貢献できた」「あの人の、あのプレイが良かった」という振り返りを得られます。参加者の視野が広がり、チームビルディング研修として高い効果が得られるでしょう。
 

もう1つのキーポイントは「お互いへの敬意」

敬意を表し、一礼

敬意を表し、一礼

先述した「チームの雰囲気を良くして、組織としての能率を上げたい」というご要望に応えるためには組織風土としてお互いに敬意を払う文化を根付かせることが必要です。チームのメンバーを、役職に関係なく自分と対等な個人として敬意を払うべき対象と思えるようになっているのが理想的です。
 
ではビジネスゲーム研修で「お互いに敬意を持てるようになる設計」とはどのようなものでしょうか。
一つは先ほども紹介した「プレーヤーカードによる役割分担」です。自分にできなことをできる人がいる、という事実の認識は他者への敬意を払うのに最もシンプルな発見であり、思想です。プレーヤーごとに役割を変えるのはその事実をシンプルに認識してもらうのにとても有効です。
 
ちょっと意外な解決策としては「発言の権利もカードにして、平等に配布する」という方法があります。こうしておくことで一部の人が強引に進めたり、普段は口数が少ない人にも自発的な発言を促したりするのに有効な方法です。
人が変われば視点も変わり、視点が変われば意見も変わります。そして意見の多様性を受け入れることは組織としての解決策をブラッシュアップするのに極めて重要です。それを確保するために「発言権のカード」を用意してしまうのです。
カードにするのが設計上避けたいのであれば、他チームと交流を禁止した「作戦タイム」を設けるだけでも一定の効果が得られるでしょう。
 
最後にチームビルディング研修で絶対に避けなくてはならないのが「他人に攻撃的になること」です。他のビジネスゲーム研修ではゲームのスパイスとして、他者の行動を妨害するカードを含めることがあります。ですがチームビルディング研修ではこれは厳禁。ゲーム実施中の言葉でもプレイでも、絶対に他人を攻撃してはならないと徹底しましょう。
 

2つのキーポイントを押さえたビジネスゲーム「The 商社」

ご紹介した要諦をきちんと満たしているビジネスゲームがパッケージ商品として販売している「The 商社」です。チームビルディング研修として実施してほしいという依頼も多数いただいております。
 
「The 商社」の要になるのは、他チームとの交渉と、自分チーム内部でのコミュニケーションです。
先ほど例示した通り、ビジネスゲーム「The 商社」では自分チームの資産だけでは決してゴールできず、必ず他チームと交渉しなくてはなりません。また交渉係、自分チームの資産状況を把握する係、他チームの情報を集める係と役割分担することで勝利に大きく近づける設計になっています。
そのため「全員参加の研修」というキーポイントを抑えています。
またゲームの進行は「交渉タイム」と「作戦タイム」に分かれており、作戦タイムでは他チームとの交渉は禁止です。自分チーム内で、意見を出し合う時間を設けることで、お互いの意見を尊重する文化を作り上げているのです。
もう1つのキーポイントである「お互いの尊重」もばっちりです。
 
実際のビジネスでも、大きなミッションをクリアしようとすると、必ず誰かに援助してもらわないといけませんよね。それを実感してもらうためのチームビルディングであり、ビジネスゲーム研修ではそのことを短時間で感じ取ってもらうことができるのです。
 

ビジネスゲームを使ったチームビルディング研修

達成感を共有できる「The 商社」

 

PDCAサイクルを学べる「The Team」


研修事例紹介
株式会社リクルートキャリアさま
パナソニック デバイスエンジニアリング株式会社さま
株式会社タニタさま
富山商工会議所青年部さま
富山新川青年会議所さま
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納品実績
・トヨタ自動車さま
TOYOTA Global Impact
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オマケ:敬意と猫
とある漫画では「かつてこの地球で繁栄した恐竜が突如滅んだのは、『尊敬』という概念を理解しないアホ頭だからだッ!」という主張がされていました。
では、その逆は?
『尊敬』を理解している生物ならば、地球で永く繁栄できるのでしょうか?
答えは、YES!YES!YES!YES!YES!
その『尊敬』を理解し、最も反映している生き物は、猫です。
猫はお互いに敬意を持ち合い、自分のお気に入りの人間にも敬意を表します。だから栄えている。チームビルディングを理解するのに、猫の生態を研究するというのはいかがでしょう?
 
ライター:【一等兵】竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルのマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。
 
Q:【一等兵】って?
A:ゲームこそ人生。社内ゲーム研修で決定された社内ランクです。
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