創意工夫と限られた資源だけで生産率を20%アップせよ!

工場作業場所は土地勘も風習も分からぬ
インドネシア、カラワン。
残された時間は、6ヶ月。
資金は目標成果の1/3だけ。
人員の増減は禁止されているため、この時間と資金、そして己の知恵と工夫だけで生産率を20%アップさせなくてはなりません。
かなり挑戦的な目標です。
 
このグループワークで、今の理系に求められる
1)チームワーク
2)仮説検証の能力
3)技術力の実践への応用力

を確認し、工場させることができます。
 
グループワークは依頼してくださった企業さまの実態を元に制作しています。そのため
1)仕事理解、企業理解が促進される
2)仕事の楽しさが分かるので、企業への志望度が高まる
3)採用後の活動が参加者も採用者もイメージしやすい

という特徴があります。
 
 
グループワークのロジックと、前回の経営シミュレーション研修(クリックすると別ウィンドウで表示されます)で使用したものと同様のエクセル計算シートが完成しました。
さっそく社内でテストプレイ!
 
 
 

もっとも貴重な経営資源は、時間

オムロン03工場の運営に限らず、ビジネスをする上で欠かせない経営資源といえば「ヒト・モノ・カネ」、さらに加えて「情報・時間」です。よく出来たグループワークは、これらの経営資源を巧みにゲームシステムに落とし込んでいます。
 
このグループワークでは「時間」が最も根本的で、重要な資源となっています。
「時間」を表現したタイムカードを消費して「情報」を集めるのが第一の行動です。その「情報」を整理して適切と思われる施策、つまり「モノ・カネ」を生み出す施策をシミュレートするにも「タイムカード」が必要です。最初に配布されたタイムカードを使い切るまでに、あるいはグループワークの制限時間が来るまでに、施策のシミュレーションで20%の生産効率上昇を達成しなくてはなりません。
 
ドラッガーには次の言葉があります。
『時間は最も希少な資源
 時間をマネジメントできなければ
 なにもマネジメントできない』
(「経営者の条件」より)
このゲームではそのことを痛感させられます。
 
 
 

「情報」+相談+試行錯誤=成功する施策

オムロン02集めた「情報」から正解を導き出すのは、独力では不可能です。
それは自分一人で集められる情報には限りがあるためであり、自分一人の目線では情報の解釈が偏ってしまうためだからです。
そのため、集めた情報を部門を超えて話し合う必要があります。
さらに、会社の上司や先輩から報連相でもらえるアドヴァイスも欠かせません。
そこまでして、ようやく「適切だと思われる施策」が浮かび上がります。
 
 
施策が思い浮かんだら、次はシミュレーションです。PDCAサイクルを次々回して正解を確かめに行きます。
PDCAでの試行錯誤、「挑戦と改善」無くして前進は無いことを体感してもらいます。
この時に大切なのは、やはり部門を越えた連携です。短絡的な思考では、他所の部門は予算を奪い合うライバルに映ってしまいます。しかし単独では効果の薄い施策も、部門間連携をすることで工場全体に大きなメリットをもたらすのです。
全体を見る、俯瞰的視点を持った「協創」がグループワークを攻略する鍵であり、理系学生に伝えたいメッセージです。
 
 
 

社内テストの結果

オムロン04グループワークは福井さん、古野さん、竹島がプレーヤーとなり、坂本さんがゲームマスターとなり進行されました。
流石にゲーム慣れしているだけあって、序盤は情報収集と方針決定に集中しました。間違った方向に進んでは、決して正解には辿りつけませんからね。出だしが肝心です。
学生であれば、チームの垣根を越えるのは難しいので、本来はここが第一の関門となります。
 
 
そして順調に思考錯誤を繰り返していきました。
施策を提案するごとにその結果として、生産効率の改善率がフィードバックされます。
全員が2回の提出を終えた時点で、見事に目標の20%をクリア!
(順調過ぎて傍から見るとつまらないほどに・・・)
残り時間がわずかとなったため、あとは部門ごとに独自判断で改善施策を提出しましたが、協創をしていた時より、大きく点数が落ちています。右の写真では上のシートほど先に提出し、下のシートは終盤の提出になります。(画像が小さく、見づらくなっております。クリックして拡大してください。)見事に得点差が出ていますね。
 
 
 
グループワークは狙った通りの動き方をしてくれていることが確認できました。
あとは先方でもテストを行い、最終調整して納品です!
学生も採用担当者も楽しめるグループワークに仕上げるように頑張ります!
 
 
 
ライター:【二等兵】竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルのマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。
 
Q:【二等兵】って?
A:ゲームこそ人生。経営シミュレーションで決定された社内の序列です。