遊戯施設の経営は、遊びでやってんじゃないんだよ!

CIMG1153今回制作したゲームは、一風変わってパチンコ店の経営シミュレーションです。
パチンコ店の種類を設定し、それぞれの当たり確率を決めることで利益を出していきます。ポイントになるのは当たりの確立が客数と利益の両方に影響し、ジレンマの関係にあることです。当たり確率を上げれば、顧客数は増えますが利益が薄くなってしまいます。一方当たりの確率を下げると利益率が大きくなりますが顧客数が減ってしまいます。このバランス調整が難しいところです。
 
 
一見すると「このような遊戯施設の経営では、一般の経営と事情が異なり過ぎて、学びの要素が少ないのでは?ビジネスゲームがただの遊びになってしまうのでは?」という疑問が湧きます。ところがどっこい、遊びじゃありません・・・きちんと学べます・・・!
 
 
一般的な店舗経営にも通じるように「市場調査」「顧客分析」「商品開発」の要素をきちんと組み込んで、知らず知らずのうちに学べるように工夫してあります。
 
 
 

市場調査と顧客分析で適切にターゲットを決める

12309432_10208225950547203_1390566320_n今回のビジネスゲームで最も重要になる経営資源は「情報」です。情報カードとして散りばめられた「市場の内容や傾向」と「顧客のニーズや心理」を読み解き、総合して考えることで経営戦略を練っていきます。
 
 
チームごとに店舗の規模や顧客層が異なるので、それぞれのチームが独自で「自分の店舗に最適な経営方針、経営戦略は何か」を考える必要があります。
 
 

顧客の好みにあった商品開発を行う

パチンコのピクトグラムこのビジネスゲームでは商品開発を直接行うことができないように見えます。しかしながら実のところは顧客のニーズに合わせて機種や当たり確率を決定するのは立派な商品企画に当たるのです。
数字に対してどれほど敏感になれるか、明晰な分析ができるかが勝利の鍵になります。
 
 
このゲームの顧客層は4種類に分類されており、どの顧客層に注目すべきかは店舗ごとに異なります。そして顧客層が異なれば、当然ながら顧客ニーズも異なるので、商品企画も店舗ごとに変化していきます。そのため自分たちだけの独自性を出した商品企画=パチンコ台の設定を考えなくてはなりません。
 
 
 

無鉄砲と深慮と

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画像が全体を通じての成績になります。(単位は万円)
 
池田さんが1ターン目から大赤字を出しています。原因は広告費用の掛け過ぎにありました。本人曰く『ルールを勘違いしていた』とのことですが、勝ち筋が見えないときはおとなしく「見」に回るという定石を守っていない点、またキャッシュを大事にするという経営の基本を抑えていない点を考えると、弁解として受け入れることはできませんね・・・
その後も度々赤字を出しているところを見ると、やはり情報収集と管理に問題があったと結論せざるを得ません。
 
 
一方で古野さんや稲村さんは好成績です。2人とも序盤から利益の予測をしっかりと立てており、「毎ターン黒字にする」ことをきちんと意識した動きをできています。古野さんは今回は資料の読み込み段階で自分が行いたい店舗経営をイメージすることができていたそうです。そのため、店舗を選択するときも真っ先に行動を起こしていました。稲村さんは前回の社内ゲーム研修「BUNJO WINNER」で『焦って博打的な行動したことで大きな損失を出した』という反省点が活きています。
 
 
ゲーム制作者としては、インターンシップで利用する学生を対象としたビジネスゲームなので、難易度を引き下げる調整を施す必要があるかと感じました。こうした難易度とユーザビリティの調整は実際にテストしてみて初めて分かることも多いので、社内から良質なフィードバックが得られるのはありがたいです。
さあ!最後のブラッシュアップに取り掛かるぞ!
 
 
 

今月の称号–女帝誕生–

皇帝  古野(2階級昇進)
元帥  福井
大佐  坂本(2階級降格)
一等兵 上野
二等兵 池田(2階級降格)、稲村(1階級昇進)
三等兵 嶋田、桑原、竹島
 
 
唯一の女性社員である古野さんが女帝となりました。今回のゲームでは初めから自分の戦略を構築しており、レベルの高いプレイングをしていました。入社以後、一番ゲームセンス、スキルが伸びたのは彼女で間違いないでしょう。ビジネスゲームによる成長の成果が見られました。
 
 
 
ライター:【三等兵】竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルのマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。
 
Q:【三等兵】って?
A:ゲームこそ人生。ビジネスゲームで決定された社内の序列です。