最近、社員も、取引先も、協力してくれるパートナーも増えてきて、社長業をやっているなぁ、という実感が湧いています。そして、何か経営的な意思決定をしなければならない時、それが冷静な判断を必要とするものであればあるほど、

「この意思決定をビジネスゲームにした場合、各々の意思決定がどのように各経営指標に影響を与えるだろうか。」

と考えるようになっている自分がいます。

開発中の不動産ビジネスゲーム。ゲームにすることで事業の成功要因や全体像が把握しやすくなります。

開発中の不動産ビジネスゲーム。ゲームにすることで事業の成功要因や全体像が把握しやすくなります。

意思決定には、すぐに経営に影響を与えるものもあれば、影響が出るまで時間がかかる(遅れが出る)ものもあります。

たまたま、現実のビジネスをゲームにするという仕事をしているがために職業病のようにこのように考えてしまっていますが、こういった考え方は、

1)影響が出る全体像を把握し、
2)影響が出る時間軸を把握し、
3)影響が出る程度を把握した上で

意思決定できるので、非常に効果的だとも感じています。

最近、サイバーエージェントの藤田社長が麻雀最強戦で優勝したとか、勝間和代さんが、プロ麻雀の資格をとったとか、とかいうニュースが話題になりました。また、お仕事をさせて頂いている社長の中にも、麻雀やゲームに強い人が多数いらっしゃるし、最近ますますそういう方とお会いする傾向が強くなっているような気がします。

参考)麻雀は経営に通ずるところもあると思い、今も本気で続けています

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そう考えると、本来ゲームが好きだったり、得意なゲーマーと呼ばれる人にはビジネス適正があるのでは?と考えてしまいますが、現実社会では必ずしも、

ゲーマー = ビジネスが得意

というわけでも無さそうです。何故、この等式が成り立たないかというと、ストレスという精神的な要素が関わってくるからだと思います。

ゲームは所詮ゲームです。負けても失うものは少なく、立ち直ることもできます。現実のビジネスの場合、負けてしまうとお金や信頼、仲間など様々なものを失う可能性がある。これに耐えれるかどうか。

また、ゲームの場合、技術や能力はボタンひとつで身に付けることができます。現実のビジネスの場合、技術や能力を身につける過程の中で、多くの時間と労力を使い、精神的に消耗することもあります。これに耐えることが出来ない人も多いと思います。

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それでもやはり、ゲームは効果的な学習方法になりうる。と非常に大きな可能性を感じます。
僕自身は、モノポリーや将棋や、様々なゲームを通じて、

「辛い時にじっと耐え、状況が変化するのを待つことの大切さ」や、
「厳しい環境の中でも、必死に考え抜けば、光明が見えてくる」ことの大切さ、
「人に当たりたくなる時に、粘り強くコミュニケーションする」といったこと

を学びました。ゲームと思わず、本気で取り組むことが出来れば精神的なことも学べます。

しかし、ゲームからの学びに関してはまだまだ改善の余地があることも事実です。
「ゲームからの学び方」に関して統一された手法は見つかっておらず、ゲームでの学びを現実の社会にリンクさせる方法は個々の講師や参加者の裁量に委ねられている部分が多々あります。

これを標準化することが出来れば(間違いなく出来ると思いますが)、ゲームは書籍や講義、対話や経験といった既存の学び方を統合した最も効果的な学びになりえます。

実験と実践を通じて、ビジネスゲームから学べることの質と量を増やしたい。
そして夢中で学び、それを社会で発揮し、いきいきとした人生を送る人を増やしたい。
心の底からそう思います。

 
 
ライター:福井信英【社内ランク※元帥】
富山県立富山中部高等学校卒業
慶應義塾大学商学部卒業

経営コンサルタントして3年、ベンチャー企業のマネジャーとして7年勤務した後、ふるさと富山で起業。
小説家になろうと思って、いくつか文章を書いたが思ったよりセンスが無く、それよりさらに根気がなく、その夢はあっさり諦めた。カネも彼女もなくなった自分を救ってくれたのは、マネジャー時代に趣味で作成していたビジネスゲーム。いつの間にか全国から研修や制作の依頼が来るように。モットーは「好きこそものの上手なれ」「人生は神ゲー

Q:【元帥】って?
A:毎月の社内研修で決定される社内ランクです