金持ち父さん貧乏父さん「金持ち父さん貧乏父さん」

前回

②教え2:お金の流れの読み方を学ぶ

 「資産」と「負債」に明確な線引きを引けなくては、お金持ちにはなれない。
多くの人は、『負債を資産と勘違いする』ために自らを貧乏の道に引き摺りこんでしまう。
その線引きは明確であるのに、知らない人が多すぎるために金持ちになるチャンスを逃してしまっている。例え十分な収入を得ても、「資産」を買うつもりで「負債」を誤って購入してしまい、間違った資産運用のために後々首が回らなくなることが多いのだ。

「資産」とは自分の資金を殖やす財産で、
「負債」とは自分の資金を消費する財産だ。

 「負債」とはローンや借金のことばかりではない。
一般には「資産」と見なされるような持ち家、高級車、調度品などは、実はすべて「負債」なのだ。
それらは購入した時よりも高い値段で売れることはなく、使用年数が経つごとに価格が下がり、しかも維持費が掛かる。
『いざという時に高値で売れるから』という理由でこれらを「資産」に分類したがる人は、初めからこれらを購入せず、現金のままにしておくべきなのだ。この「まがい物の資産」は現金を年々喰っていくのだから。

 では、「本当の資産」とは何か?
自分に利潤をもたらしてくれる財産、つまりは配当のある株式、利子の得られる債権、印税や特許使用料が支払われる知的財産だ。
これらは私たち自身が何もしなくても、持っているだけでお金をくれる。
特に、購入時よりも売却時にその値段が上がりそうなものがいい。

 自分の持っている財が、収入を増やしているのか、支出を増やしているのかに気づけなくてはならない。
ただ働いて収入が増えるだけでライフサイクルを変えられなければ、累進課税制度による増税と高級品への購入欲求のために支出も増えてしまう。それではお金持ちになれない。
「資産」を持つべき意味は、支出を抑え、収入を増やしていくことで、日々お金のために喘がなくてはならないようなキャッシュフローから脱出することにある。

お金持ちになるライフプランは単純なのだ。
「収入を増やし、支出を抑えるように、頭を使う」
それだけだ。

あとは何が収入を増やして、何が支出を減らすのかを見極めて、資産運用していけばよいのだ。
だが、間違えて「負債」ばかりを買い込み、収入の増加に伴う支出の増大に手を打たなければ、一生不必要に働き続けることになる。
それが回し車を終わりなく回し続けなくてはならない『ラット・レース』に嵌った状態と表現されている。

 では、最後に私自身の財について振り返り、ライフプランを見つめ直したい。
一家として持っている「家」と「農地」が財として上げられる。
もし金持ち父さんに従うならば、これらは「負債」であり、即座に手放すことになる。
だが、私は断固として先祖伝来の土地を手放すつもりはない。

なので、「家」は仕方ないにせよ、「農地」の方は「負債」から「資産」へ作り変えてやる必要がある。
もちろん、かなりの資金と労力が掛かるだろう。
まず思いつく手だてとして、農地を埋め立て貸家にでもする方法があるが、それは気に食わない。
先祖が「農地」として残したものは「農地」のまま活かすのが、私の意地だ。
そのためには、初期投資に費用も時間も労力も掛けて、単収単価の高い作物を育てなくてはならない。
果樹園などが適切か。栽培難易度は高いが、桃などは私の好みに合って理想的だ。
気の長い計画だが、月給と為替の資産運用で資本を貯め、じっくり進めていくしかあるまい。
なに、気長な計画はそれだけ長い夢が見られるということさ。

次回

ライター:竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインには新卒で入社し、主に制作するコンテンツのロジック開発および、開発したコンテンツのシステム化、webマーケティング等を中心に担当。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。