株式会社ランプットさまの営む、富山県唯一の社会人向け自習室Lita Clubで、技術力向上講座「異文化コミュニケーションと英語学習の技術講座」を開催しました。

1.外国人との英会話

ハワイ大学で英語の教鞭をふるう名誉教授西山先生をお招きし、英語の会話での注意点をレクチャーしていただきました。
ハワイ大学の名誉教授・西山和夫氏

現在、国際ビジネスの主流言語は英語です。
日本国外の方と取引するには、先方の言語でも日本語でもなく、英語が使われます。欧米人はおろか、アジア人同士での取引でも英語です。特に若いビジネスリーダーは英語圏への留学者が多く、英語での交渉に全くの不便がありません。なので、日本も国際ビジネスに切り込む以上は英会話能力が求められます。

しかし、日本人が外国人とビジネスを英会話で成立させるには多くの『壁』があります。

●第1の壁:正しいアクセント、文法への気後れ
日本のビジネスマンの中には、日本語のアクセントが英語に混じり、正しい発音ができないことや、不正確な文法を使用していることに気後れを感じてしまい、英語を避けてしまう人がいます。しかし、こうした気後れは自己主張の激しい国でのビジネスを非常に不利にしてしまいます。

実際には、不正確な文法やアクセントへの負い目など感じる必要は無いのです。世界には様々な英語の「方言」が存在し、異なる「方言」同士でも気兼ねなくコミュニケーションを取っているのが実態です。日本人も、「日本なまりの英語」で十分に会話を成立させることができます。

肝心なのは、好印象を持たれるコミュニケーションの基本である、
「物怖じせずにハキハキと話す姿勢」なのです。

●第2の壁:価値観、文化背景の相違
異なる国には異なる文化があるもので、それを知らないと大変な失礼を働いてしまったり、奇異に見られたりします。
例えば、
「イスラム圏では、彼らが汚れていると考えている左手で触らない」
「華僑には握手をしても、お辞儀をしない」
などです。

また、同じ英単語でも、使用者の国によってその意味に差異があることにも注意が必要です。
とある日本のセールスマンがアメリカ人と交渉をしている最中、『あなたの発言の意図を理解している』という意味で、何度も”I understand.”と繰り返しました。しかし、アメリカ人には『提示された条件に同意している』として受け取られてしまいました。
そのため、セールスマンが交渉の最後に「本社に帰り社長の決裁をとって、お返事します」と締めたところ、アメリカ人は、承諾されたはずの条件が無視されたと感じ、激怒したそうです。

●第3の壁:習慣や手続きの違い
日本的な価値観が相手に受け入れられず、ビジネスを破たんさせることもあります。
保守的で権威を重視する日本の会議では、会議中に決断がされないことがままあります。
会議の決断は、会議の終了後の稟議書によってようやく行われます。
稟議制には日本的な「和を重んじる感情」がよく顕れています。

しかし、これは論理的な決断をその場で下そうとする海外のビジネスマンには非常に嫌われます。とりわけ、英語での会議中に日本人同士が日本語で内々に話してしまう「サイドトーク」は非常に強い不信感を抱かれてしまいます。このような信頼関係が構築できていない状態では、ビジネスもへったくれもありませんね。

●ブレイクスルー達成には
頭脳への定着
まずは英会話に馴染まなくてはなりません。
とにかく英語を聞き、読み、書き、話していくのです。
そして脳が英語に慣れ、『英語で考える』ことができるようになれば、
英語の言語的特性である「明確な論理性」に思考がシフトするようになります。
そうすれば、あとは先方の文化的背景にさえ学んでおくだけで、3つの壁を突破することができます!

英会話に慣れるには「定型句を頭に入れて、すぐに出せるようにすること」「積極的に会話していくこと」が大切になってきます。

そこで。
本研修では2つの方法でビジネス英会話能力を高めていきます。
1つは、自己紹介の文章を作り、それを何度も読み上げ、繰り返し聞くこと。
繰り返し繰り返し、反復することで脳みそに英語を焼き付けるのです。

2つには、月1でこの研修に参加し、【The 商社】でビジネス英会話を体験していくこと!

2.ビジネス英会話、実践!

講義の後には、ビジネスゲーム【The 商社】の体験会を開催!
通常の研修では、ビジネスパーソンとしてのコミュニケーション力や自己分析能力を高めるためのツールとして利用されています。

で す が、
今回のテーマは「英会話能力の向上」にあります。

そこで、通常の日本語版【The 商社】ではなく、
【英語版】【The Shosha】を使用しました!

しかも!
ゲーム途中から「一切の会話を英語で行う」という縛りが設けられたのです!
私を含め参加者は皆、英語に馴染みのない人ばかり。「交換(exchange)」「取引する(deal with)」「交渉(negotiation)」など基本的な単語とカードに記載されたカード名のみを頼りに、誰も彼もが不安を抱いてスタートしました。
この時には、『みな「英会話の壁」にぶつかり、物怖じしてしまい、ゲームが滞ってしまうのではないか』と心配していました・・・

しかし、蓋を開ければ、予想は大外れ!
どなたも慣れない英語に苦心しながらも、「積極的に交渉しようという姿勢」は、日本語の【The 商社】の時と変わりありませんでした。

やはり英会話で本質的に大切なのは、正しい文法や発音の修得という枝葉ではなく、「自分から話しかけていく積極性」「伝えたいメッセージの明確化」であると強く認識しました。

となれば、一参加者として俄然私も奮い立たねばなりますまい!
自社のビジネスゲームなのでルールを理解しているという情報アドバンテージと、東京大学卒業生としての英語能力という能力的アドバンテージが私には備わっているのです。
もしこれで負ければ赤っ恥!
周囲からの評価も下がる以上に、プライドが許してくれません。

うおおお!
交渉相手はどこだぁぁぁ!

ライバル企業

果敢に交渉していった結果・・・

2位以下に大差をつけての優勝です!

山積みの資産
堂々の1位

ゲーム終了後にも私の活躍を見た西山先生から「タフ・ネゴシエーター」の称号を頂きました。私が英語で交渉していても全く違和感を感じないほどだったそうです。
日本では何かと周囲から浮いてしまう私ですが、国際標準ではあるのかもしれませんね♪

しかし!戦いはまだ終わっていません!
【The 商社 English】は5月にも行われます。その時には他の参加者も、ゲームのルールを理解し、今回の講座を活かして英会話能力を高めてくるでしょう。周囲がレベルアップしていても、さらにその上を行ってみせねば、自尊心を満足させてやれません。
次回までにたっぷり勉強して、必ず勝つぞー!

こちらのページで次回の【The 商社 English】の参加募集をしています。
【5月17日】【The 商社 English体験会】ビジネス英会話能力のブレイクスルーを達成しよう!
是非ご参加ください。
一緒に英会話能力のスキルアップを目指しましょう!

ライター:竹島雄弥
富山県立富山中部高等学校卒業
東京大学農学部環境資源科学過程生物・環境工学専修卒業
大学卒業後、ふるさと富山に帰郷。プロジェクトデザインに新卒で入社。主に研修コンテンツのロジック開発および、研修用に使用するエクセルのマクロを構築している。またWebマーケティングも担当しており、サイトの管理運営、テキストの製作を行う。大学時代には地球環境問題を積極的に学び、その中で学んだ「俯瞰的視点」「論理的思考」「系をモデル化する思考方法」「情報技術」などを活かして活躍している。
事務所内でのもっとも重要な仕事はおいしい紅茶を淹れることである。